本当は分かって欲しかった② | Salon.de.Yからの贈りもの〜大事な事は全てお姫様達が教えてくれた。毎日を豊かに生きるコツ

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元ワイン講師であり歴史家。テーブルデコレーションを習いに行った筈が、フランス貴族に伝わる伝統の作法を習う事になったのを機に、お姫様目線で歴史を考察し、現代女性の生きるヒントを綴ったブログ。また宝石や精神性を高め人生の波に乗る生き方を提唱しています。

子供達の苛めのニュースが、時々TVで取り上げられます。


私は、苛めのニュースを聞くと、苛める側もアマーリエの様に、寂しさや欠乏感等、愛情不足による問題を抱えているショボーンに感じてしまいます。

 

これらの問題に気付いて欲しいから、自分とは異質な他者に八つ当たりをする事によって、自己主張をする。

 

決して良い事ではありませんが、心のSOSをこの様な形で発しているのではないかと思うのです。

 

私は子供がいるわけではありませんので、子供の苛め問題は想像の範囲にとどまります。

しかし、同じ事は大人の世界にも存在します。

大人の世界の苛めも子供の世界の苛めも、根底は変わらない気がします。

 

今いる自分は、子供時代の延長です。

 

子供の頃、愛情の欠乏感、劣等感を持ったまま成長すると、自分を肯定出来ないまま経験を積み重ねて行く為、自信の持てない大人として成長してしまう。ショボーン

 

自信が無いから不安になる、認められたいと思う。

 

馬鹿にされない様に力でねじ伏せたり、不安や閉塞感、寂しさ、これらの感情の捌け口として、他人を攻撃してしまう。

 

自分の欲求が満たされないから、「構って、構って」と喚いている子供と一緒です。

 

憂さを晴らせるのは一瞬で、実は、心の中は非常に不幸なんです。

幸せじゃないから、人を傷つけ続ける…。

 

自分に自信が無く、周りからどう見られているか不安だから、大きく見せようとする。

力で周りを圧倒させようとして、その手段を選ばないだけです。ムキー


パワハラは、その最たるものですよね。

 

厳しい事を言えば、自分を気持ちよくさせる努力もせず、自分の不遇な部分ばかりに目を向けて、そこから湧き上がった感情に捕らわれては、自分で処理出来ない感情を、他人に押し付けているだけです。ムキー

 

何故ここに苛めの問題を例に出したかと言うと、アマーリエがやりたい放題、傍若無人に駄々を捏ねてしまったのと、まさに一緒だからです。

 

アマーリエは名門のお姫様だったけれど、ちっとも幸せではなかったんです。ショボーン

 

一生懸命頑張っても、至らない所ばかり見て叱られてしまう。えーん

欠点ばかり突かれて、お姉さんばかり可愛がれていたら・・・・。

 

本当は自分も可愛がって欲しかったけれど、じっと耐えなくてはいけなかった。

耐えなくてはいけない自分が惨めで・・・・そんな自分を恋人のカールは、無条件で肯定し、受け入れてくれた事でしょう。おねがい

 

優しく愛してくれて、自分もその愛情に応えている事。

それがどんなに嬉しかったか・・・・。照れ

 

本当は、誰もが自分を認めて欲しいんですよね照れ

 

良い大人が、甘えかも知れませんが、

人は皆、大変な時は「大変だね、大丈夫?」と寄り添って欲しい

泣きたい時は泣きたいし、頑張ってきた自分を認めて欲しい

 

だからと言って他人を攻撃するのは別ですが、大人だったら、例え周りが認めてくれなくても、自己肯定してあげる事は出来ます。

 

人のせいにするのは良い事ではありませんが、過去の傷を癒して、新しい一歩を踏み出す為なら、「あの時、本当は○○して欲しかったのに」と、どっぶり痛みに浸かっても良いではありませんか?

 

その時の寂しさや悔しさ、悲しい思いを受け止めて、それでも今こうして頑張って来た自分を褒めてあげては如何でしょう。

 

悔しさを我慢して生きて来た自分に「大変だったね、よく頑張ったね」と褒めてあげて良いんです。ウインク



頑張って生きてきた自分を、思い切り抱きしめたら、胸を張って、未来に向かって歩き始めましょう。



きっと、弱さも強さも合わせ持った素敵な貴方がいるはずです。おねがい