大丈夫!ありのままの貴方で愛されるから③ | Salon.de.Yからの贈りもの〜大事な事は全てお姫様達が教えてくれた。毎日を豊かに生きるコツ

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元ワイン講師であり歴史家。テーブルデコレーションを習いに行った筈が、フランス貴族に伝わる伝統の作法を習う事になったのを機に、お姫様目線で歴史を考察し、現代女性の生きるヒントを綴ったブログ。また宝石や精神性を高め人生の波に乗る生き方を提唱しています。

前回は、マリーアントワネットは、繊細さ、弱さ等、女性が持つ自然な要素をそのまま愛された、と言うお話をしました。



以前、本で読んだのですが、女性が一人で何でも背負い込むと、男性は自分の居場所が探せなくなってしまうのだそうです。えーん

 

私は、この一文を見た時にギクリとしたんです。

 

と言うのも、私は、長女だったせいか子供の頃「安易に人に頼らずに、自分でやりなさい」と良く言われたものでした。

 

頼みごとをした時に嫌な顔をされたとか、この様な事は、どこの家庭でも、誰にでもある事ですし、何でもない事かも知れません。

 

しかし、私は、人にお願いする事=他人に迷惑をかける事、とずっと捉えていました。ショボーン

 

理由はどうあれ、人にお願いをするのは苦手と言うは、意外といると思います。

 

私は、出来れば誰かに手伝って欲しいと思っても、我慢して一人で完了しまうタイプ。

勿論、悪い事ではありませんが、誰かが、手を貸そうしても、つい「大丈夫です」と言ってしまったり、「有難う」ではなく「すみません」と言っていたのです。

 

しかし、これは、相手に対して、手助けは必要ないと言っているのと同じで、折角、親切心で言って下さっている方に対して、寂しい思いをさせているのだそうです。

 

同時に「私は人の親切に値しない人間です」と自分自身に制限をかけているのと同じで、結果的に、誰も手伝ってくれない現実を引き寄せてしまうのだとか・・・・。ガーン

 

幸いにも、今のところ沢山の方に手助けて頂いていますが、私は、それ迄、何でもかんでも男性社員にお願いする女性を見ていて「何を、これ位!」ムキーと、イラっと感じていたのは、素直に甘えられる人達が羨ましかったんだなぁと気付きました。

 

何故、ここでその様な話をしたかと申しますと、マリー・アントワネットのお母さんマリア・テレジアが、「全部自分で頑張っちゃう人」だったからです。

 

頑張ると言うより、頑張らざるを得なかったのかも知れません。

 

テレーゼ(=マリア・テレジア)だって、本当は静かに王妃らしく暮らしたかったけれど、夫に政治能力が無かった為に、女だてらに国を統治しなくてはいけなかったんです。プンプン

 

しかも、熱烈に旦那さんを愛していたから、国務に忙しくて構ってあげられない分、旦那さんが寂しくない様に気を配ったり、子供達の躾に目を光らせたり、何でも自分一人で背負って頑張ってしまう。

 

美人の女王様だから、テレーゼに言い寄って、振られた青年貴族が、修道僧の道に入った事もあったらしいし、優しく、国家の為に頑張る女性を見て、女王様の為に命を捧げようと騎士道精神を発揮した臣下は沢山いたけれど、それは我らの女王様の力になろうと言う感情であって、フェルゼンのアントワネットに対する想いと一寸違います。

 

それに、最愛の旦那さんフランツは、勿論、テレーゼの事が自慢だったし、大事にしてくれたけれど、同時に浮気でテレーゼを悩ませてもいました。

 

そりゃ、多少の浮気は仕方がないかも知れませんが、フランツは「宮廷とは女帝と子供達の事を指す」と、ポツリとこぼした事がありました。ぐすん

男性としてもっと頼りにされたかったんです。えーん

 

勿論、フランツはテレーゼの方が自分の数倍も頭の回転が速い事は分かっていたし、自分に軍事や政治の才能がない事は分かっていたけれど、それでも、男の沽券に係わると言うか…居場所がない事が寂しかったんです。

 

好きな人を幸せに出来ないんだ・・・・って思うのは、男性にとって辛いですよね?

 

アントワネットが女性本来のあり方で、相手の心の機微を感じ取って、自分もオープンマインドで一生懸命に愛したのに対して、お母さんのマリア・テレジアの方は、どちらかと言うと責任を持って庇護すると言う様な男性的な思考。

 

君主としては完璧だし、母性豊ではあるけれど、恋愛に関しては直線的で心の底にある複雑な感情を理解すると言う事が分からなかったんです。

 

ここが、愛され女子になるか、女性でありながら男性の様に責任を背負って立つかの分かれ道なのだと思います。ゲッソリ

 

大好きな彼の為に、無理をしてでも頑張りたいとか、良く思って貰いたいと言う気持ちは誰にでもあります。

 

しかし、頑張り過ぎなくても、一人で全部やろうとしなくても良いと思います。

付け加えれば、彼に相応しい人になろうとして、無理に努力をする必要もないと思います。

 

貴方らしく、ありのままの貴方を楽しんで輝いていれば、その本当の貴方が良いと言う人が必ず現れるものです。

 

こんなことをしてくれて嬉しかった。

今は悲しいから、チョットだけ一緒にいさせて欲しい。

 

その人は、そんな、ありのままの貴方を伝えてくれる事が一番、嬉しいのではないでしょうか。ウインク

 

そして、お願いだけではなくて、相手も自分と同じ弱さを持った人として受け入れる事も大切だと思います。

 

この様な、ハートとハートの結び付きが、外見の可愛さや小手先のテクニックだけでは得られない、信頼感として、ずっと大切にしたいと思える関係性を作っていくのだと思うんです。

 

大丈夫!貴方はありのままの貴方で愛されて良いんです。ウインク


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