最近、アルコールが残る様になってしまいました。
2人でハーフボトルだと飲み足りないけれど、1本は飲み切れないと言う感じです。
さて、またしても昨夜は飲み過ぎてしまいまいて・・・。
下写真のワインは、トカイアスー(ハンガリーのデザートワイン)の5プットニョス。
中々手に入らない作り手さんらしく、お店のご厚意でお薦めして下さいました。
そう聞くと、誘惑に弱いわたし。
意地汚い私は欲望が勝ってしまいました。
半生位に干した杏を口にした様な凝縮感のある香り。味わいも、同様に、心地良い甘味を、しっかりとした酸が支えていて、甘味と酸味のバランスが非常に良かったです。
さて、週末にワインを飲むのが我が家の習慣。
幸いアルコールも分解された様ですが、流石に飲み過ぎた後なので、残ったら捨ててしまっても良い様な価格帯のワインを探したところ・・・・・あった、あった、頂いたマコン・ヴィラージュ。
んっ!?
じつはこのワイン、昨年末、いつも良くして貰っているからと頂いた物なのですが、外装を外した時「マコン・ヴィラージュ」の文字しか見ていなかったわたし。
よくよく見れば、その下に「ヌーヴォー」と書いてあるではありませんか!!
げっ!! なんだ、ヌーヴォォォォ~。
美味しくないんだよなぁ・・・これは、ちゃっちゃと飲むしかない!
・・・と頂いおいて失礼な感想ですが、捨てるの覚悟で開けたのが、これ
ブルゴーニュ地方は、コード・ド・ニュイ(赤ワインが主体の土壌)、コート・ド・ボーヌ(赤・白両方だが、秀逸なのは白)と続き、コート・シャロネーズとここからは白が主体の土壌になる。そして、マコン地区となり、その次が花崗岩土壌のボージョレ地区(赤主体)となる。
コート・ド・ボーヌのシャルドネと趣は変わりますが、リーズナブルな価格でそこそこ美味しいワインが見つかるのがマコン。
コート・ド・ボーヌに比べてふくよかなワインが多い為、白ワインの酸が苦手な人でもおススメです。
だがしかし!
ヌーヴォーとなると少し纏まりが悪い感じがしますので、私は余りお薦めはしません。
さて、こちらのワインですが、ヌーヴォーなだけに白いお花の香りが主体。
このお花の香りは、大なり小なり元々葡萄自体が持っている香りでもあるのですが、ヌーヴォーの様に若いワインだと、葡萄本来の香りと言うより、醸造によって生じる第二アロマ・・・つまり吟醸香になります。
日本酒で吟醸酒を飲むと、メロンの様な吟醸香がありますよね。それと同じです。
他には、お砂糖をまとった様なリンゴ、キャンディーっぽさ。
味わいは、アタックはややふくよかさを感じますが、直ぐに、やや刺激のある酸が出て来きます。
苦味は吐出する程でもなく、そこそこ綺麗に纏まっていますが、ほつれるのも早い。
冷たく冷やして、1杯位飲むには良いワイン。
食事と合わせるとやや負けてしまう感じ。
でも、こちらのワインは、ヌーヴォーにしては、思ったよりも良いワインでした。
※今週のワインで紹介する程でもないので、コラムの方に入れさせて頂きました。