やりたい事が見つからない人へ | Salon.de.Yからの贈りもの〜大事な事は全てお姫様達が教えてくれた。毎日を豊かに生きるコツ

Salon.de.Yからの贈りもの〜大事な事は全てお姫様達が教えてくれた。毎日を豊かに生きるコツ

元ワイン講師であり歴史家。テーブルデコレーションを習いに行った筈が、フランス貴族に伝わる伝統の作法を習う事になったのを機に、お姫様目線で歴史を考察し、現代女性の生きるヒントを綴ったブログ。また宝石や精神性を高め人生の波に乗る生き方を提唱しています。

先日、本田健さんの「人生の目的」と言う本を読みましたが、世の中何となく生きている人の方が多いらしいです。


皆が就職するから、何となく就職して、回りが就職するから就職して、椅子取りゲームの様に隣の課の誰かさんと結婚したり、年齢や何年付き合ったからと言う基準で結婚を決める。


なーんだ、そうなんだ、と少し安心しました。


それまで、私は常に劣等感を持っていました。



自分は気持ちの折り合いを付けるのが下手で、皆はきっと大人なんだろうな、だからスムーズに人生の転機を越えていけたんだな、って。


何も考えていなくても、それで上手く行っているなら、それで良いと思います。


でもね、私の周りにいます。40代、50代になって「今更何をして良いか分からない」「部署のお荷物になっているみたいに感じるけど、今更辞められないし」と言う人。しょぼん


私が「今が岐路なんじゃないですか?自分の好きな事を見直してみるとか、それを仕事に繋げられないか、必要なら資格を取れば良いし、ツールだって今は沢山ありますよ」と言うと、違う話に摩り替るか、「貴女みたいにプロ級の資格は無いし」と言われてしまう。


私から言わせて貰えば・・・つまり、考えるのが面倒臭いの。

自分と向合う事に慣れていないんです。


20代、30代の前半と違って、40代、50代で今迄何も考えず、やれ買い物です、旅行ですとしていた人に、内観してみろと言っても、方向転換する事が難しいんですよね。


でも、そう言う彼らに私は言いたい。

好きな事をしている人だって、何もせずに、やりたい事が見つかった訳じゃないよ、って。


中にはお告げの様に「私の使命はこれだ!」と閃く人もいるだろうけれど、私も含めて、大概の人は、自分がしたい事は何か、何に向いているのか、必死に考えて、色々トライしてみて、その中から1つか2つモノになりそうな事に出会えるのであって、決して、ボケッとしていて、やりたい事が降ってくるわけじゃありません。


子供の頃から現在に至るまで、なりたい職業や、やってみたい事は沢山あったはずです。

得意な事の1つや2つ、誰にでもありますよねニコニコ


私だって、子供の頃に憧れていた事から掘起して、色々やりましたよ。

音楽を作ってみたり、ダンスもやったし、英会話も、お菓子作りも、海外一人旅もetc音譜


全然才能がないものもあったし、手応えのあるものもありました。



例えば、音楽を作る事に関しては、プレゼン形式だったけど、ドラマの挿入歌の作詞の依頼が来たり・・・・落ちても、自分が納得行く迄やったから、良い思い出です。


トライした事の中でモノになるのは1つか2つかもしれません。

私は、音楽家にはなれなかったし、英語も大分忘れているけれど、どれも今の自分に必要な要素として、役に立っています。


それに、音楽に関しては、声楽を始めちゃいましたよ、50代の手習いで・・・(笑)。

我ながらチャレンジャーだなぁって思いますが、でも、人生後悔したくないですからニコニコ



要は、自分が何と何を組み合わせて、どんな風に表現するかって事。


趣味でも良いし、仕事にしてもいい。

それだけで食べていけないなら、二足でも三足でも草鞋を履けばいい。


行動をする前に、失敗したら嫌だからと諦めてしまう人も多いけれど、80年から100年ある人生の内、2年や3年無駄にしたって大した事ないし、ましてや命を取られる訳じゃない?!


それに、それ自体がモノにならなくても、方法を変えて表現すれば使えるかもしれない。


自信を持って、これだけは言えるんだけど、人生に無駄はないですよ。


神様は、それ程意地悪じゃないです!!天使


その時はダメでも、後になって、ちゃんと出番があったりもするんです。


頭の中でシュミレーションをしたり、無駄が無いようにマニュアルに頼るのも良いけれど、頭の中で全て完結して答えが出せる程、生きる事は単純じゃない。


諦めかけた時に思わぬ助けがあったり、逆にストップがかかったり。

何かわからないけれど、不思議な巡り合わせが働いて、先が読めないから面白いんです。


私達は人生と言うワンダーランドで冒険をしています。

リアルなゲームの中にいます。


自動的に送られてくる映像を見るのではなく、自分で体験して、扉を開いて、道を探して下さい。