カザソーレ オルヴィエート クラシコ2013
サンタ・クリスティーナ
イタリア、ウンブリア州のワイン。
使用品種はプロカニコ40%、グレケット40%、ヴェルデッロ15%、マルヴァジア他5%
オルヴィエートは安心して飲める。
以前、ワインの勉強を始めるまで、酸味が苦手だった私は、中々飲みやすい白ワインに出会えませんでした。
友人の誕生日祝いで行ったイタリアンレストランで、初めてオルヴィエートを飲んだ時に、ふくよかで酸がまろやか、とても飲み易く、迷った時にはオルヴィエートを頼めば失敗は無いと言うのが印象でした。
さて、今回のオルヴィエートですが、外観はグリーンの残る淡めのレモンイエロー。
若さを保つためにガスを残して瓶詰めをしており、還元的な香りが支配的。
貝殻の様なミネラルの香りが支配的で、最後まで香りは開きませんでした。
抜栓して暫くは、ややシトロン系の香りが感じられましたが、香りのトーンは、シトロンから洋梨の間。
ディルなどのハーブの香りも若干感じられます。香りの構成はいたってシンプル。
味わいですが、香りが閉じているだけあって、しっかり、溌剌とした酸が印象的。
アタックは、残糖もありふくよかな印象。炭酸ガスによる刺激が若干感じられるものの邪魔にならず、溌剌とした酸が続くので、もったりせず、全体的にバランスよく纏まっているチャーミングなワイン。
少々、残糖が強めな印象もあるものの、オルヴィエートのもつ飲み易さ、安定感が感じられ、どの様な料理が来ても対応できる強さが感じられます。
誰が飲んでも好印象な白ワイン。
ペペロンチーノやボンゴレなどガーリックとオリーブオイルを主体としたパスタとの相性は抜群に良いはず。
ボイルした魚介類と野菜との組合わせにも良し、鶏肉などボリュームのある白身の肉や魚向き。
春から初夏にかけて、昼間から楽しめるワインです。
※勿論、通年楽しめるワインです。が、爽やかさ的には・・・。