ティータイムの演出―テーブルリネン編― | Salon.de.Yからの贈りもの〜大事な事は全てお姫様達が教えてくれた。毎日を豊かに生きるコツ

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元ワイン講師であり歴史家。テーブルデコレーションを習いに行った筈が、フランス貴族に伝わる伝統の作法を習う事になったのを機に、お姫様目線で歴史を考察し、現代女性の生きるヒントを綴ったブログ。また宝石や精神性を高め人生の波に乗る生き方を提唱しています。


外に出るとカフェが沢山あります。

もしかして、自宅でティータイムを楽しむ人は少ないかもしれませんね。


私は外より、家でゆっくりとお茶を飲むのが好きです。


さて、前回、アフタヌーンティの話をしました。

自宅でお茶とお菓子を楽しんだら、時には、もう少し頑張って、優雅なお茶の雰囲気を作ってみるのも素敵です。


何故なら、アフタヌーンティーは2時から17時までの間に楽しんだお茶の時間。

この時間にゆっくりお茶が楽しめたのは、仕事をしなくて良い貴婦人達だけでした。


それ故に、アフタヌーンティは優雅な演出がされているんです。

なので、ホテルのアフタヌーンティーが豪華でエレガントなのも、その名残なんです。


アフタヌーンティのテーブルセッティングには、レースや、オーガンジーのテーブルクロスやティーナプキン等が使われます。

季節の花を生けたり、ポジーと呼ばれる小さな花束をテーブルに置いて、自然の中でお茶を楽しんでいる優雅な雰囲気を味わった様です。


女性はいつの時代も可愛らしく、エレガントな物が好きなんですね。


しかし、現代の一般的な家庭では、そんな事をしていたら大変です。

頑張り過ぎて、一度やってそれっきりになるのが関の山ですよね(笑)。


それに、頑張って高価なリネンを購入したは良いけれど、シミをつけたら嫌だなぁ、なんて考えたら箪笥の肥やしになっちゃうし・・・・。


では、テーブルクロスが無ければ、テーブルマットを使ってはどうでしょう。

ミントン等はカップとテーブルマットをお揃いにする事が出来ますので、気分も上ります。


余力があれば、ティーカップの絵柄にある1つの色とお揃いのカラーのテーブルクロスを使うのも素敵な演出です。

上質なコットンのプリント柄も可愛いですよね。


自宅での女子会なら、盛り上がる事必至です。


また、ティーナプキンとして、刺繍やレースで縁取ったエレガントなハンカチでもOKです。


写真は、ペネロプ社のオーガンジーのテーブルマット。略式のアフタヌーンティなので、サクランボの刺繍でカジュアルな可愛らしさを演出してみました。

ナイフの上にあるナプキンは、同じくペネロプ社のお花の刺繍の物。

生のお花を使わなくても、果物とお花の刺繍で自然を感じられる様にしました。


本当はカップ・ソーサーと同じ柄のテーブルマットを使いたかったのですが、押入れの奥の方に保管してしまったらしく・・・頑張り過ぎないのも、お茶を楽しむコツです。


知識として正式な物を知って入れば、後は自分の生活スタイルに合わせてカジュアルに崩していけばOK


お姫様の世界をそのまま受け入れる必要はないんです。

日常の喧騒を忘れて、チョットだけ気分を味わえれば、それで十分なのですから。