自宅でアフタヌーンティはいかが?
イギリス圏の国に旅行をすると楽しみなのがホテルでのアフタヌーンティ。
思い出深いのは、ウインザーにある貴族の御屋敷を使ったホテル オークリー・コートのアフタヌーン・ティー。
テムズ川の湖畔にある庭でのティータイムは素敵でした・・・・が、待てど暮らせど出てこない。タクシーの迎えの時間も迫り、催促した末、運ばれて来たのは、出発の少し前。熱々の紅茶で舌を火傷し、大急ぎでお菓子を食べたと言う残念な思い出です。
銀製のポットやミルクジャーを載せた銀製のトレー、3段のケーキスタンドetc。
自宅にこんなの無いから、出来ないもん!と諦めるのはまだ早い!!
3段のケーキスタンドはホテル等の狭いテーブルに効率よく並べる為にあるものなんです。
イギリスの貴族のご家庭でも、ケーキスタンドを使わず、銀や磁器のお皿にサンドウィッチやビスケット等を載せて、お茶を楽しんでいる方達もいます。
うーん、でも何種類もケーキを用意するのは大変だし・・・・・。
確かにホテルのアフタヌーンティには、小さな容器に入ったムースやゼリー、タルトやケーキが沢山並んで目移りしてしまいます。
でも、正式には、アフタヌーンティに出される食べ物は、手で摘まんで食べられる物と決まっています。
それに手に付いたクリームは?
ですから、正式にはスコーンにジャムやクロテッドクリームを塗る為のナイフとティーカップに添えるスプーン以外に、カトラリーは出しません。
ホテルの様に、フォークは出てこないんですよ。
ホテル等のケーキスタンドに載せた豪華なアフタヌーンティは商業用なんです。
ほら、ずっと、ハードルが低くなったでしょう?!
サンドウィッチもきゅうりが主流ですが、他にも玉子等もOK.。
でも、手で摘まんで食べられる物ですから、手が汚れる為、マヨネーズは使いません。塩を軽く振る程度です。
スコーンやクッキ―・ビスケット、一口サイズのタルトが定番のお菓子ですが、家庭なら、スコーンやクッキ―、若しくは好みの1種類でも十分だと思います。
但し、お茶会を開く時は、量はたっぷりと。
チョコレートやボンボンは紅茶の香を台無しにしてしまうので出しません。
今回、私はスコーンが食べたくて、ブランチをアフタヌーンティー風にしました。
メニューは
スコーン数種 イチゴジャムとクロテッドクリームを添えて
玉子のサンドウィッチ
※写真はスコーンのみ
サンドウィッチの玉子も、塩だけですとポロポロとこぼれやすいので、纏めやすい様に少しマヨネーズを使いました。
正式ではなくても、臨機応変でアレンジして良いと思います。日本の家庭なんですから。
かなり略式ですが、正式な物を知っていればカジュアルな楽しみ方が出来ます。
ホテルのアフタヌーンティは商業上の物だと言う事を知っていれば、略式とは言え、家庭でもアフタヌーンティが楽しめるんですよ。