オーストラリアは南オーストラリア アデレードヒルズのバロッサで栽培されたシャルドネを使用したワイン。
アデレードヒルズの冷涼な気候は、果実をゆっくりと成熟させ、エレガントな酸を併せ持つワインに仕上がります。
カジュアルなワイン・・・特に合理的な感覚を持つ新世界のワインに多く見られるスクリューキャップと言われる、アルミ製の手でクリッと開けられる蓋を持つワインはフレッシュ感が豊富です。
フレンチオークを使用して熟成されている為、ギリギリまで冷蔵庫で冷やすと抜栓直後はフランスのサシャーニュ・モンラッシェ系のキャラメリゼしたナッツ系の香りを楽しむことも可能です。
香りのトーンとしては最初は、マーガレットのブーケの様な、白い花ですが中心が黄色いお花が束になった様な香りの印象が強いです。
時間と共に開いてくると、白桃の様な香り、若干レモンの皮のコンフィーの様な香りも感じられます。
MLF(マロラクティック発酵と言って、バターやミルク、杏仁豆腐の様な香りを感じる事が出来ます)と樽熟成の影響からブリオッシュの様な香りもあります。
空き瓶の香りととると、ナッツをキャラメリゼした香り、桃のキャラメリゼの香りも感じられます。
味わいはアタックはふくよかですが、しっかりとした酸に支えられ、チャーミングな印象です。下手に苦味などがなく、シンプルですが、好感がもてるワインです。
ゴマだれで頂く(ゴマだれ+ポン酢も可)水炊きや豚しゃぶにも良いと思います。
我が家は かじきまぐろにガーリック+パセリ+粉チーズ+パセリ(少量のオリーブオイルで混ぜる)を乗せグリルしたもの、ブロッコリー(パプリカ、玉ねぎ等をソテーした物をプラス)にアンチョビ、モッツァレラチーズをのせてオーブンで焼いたもの、タラモサラダの3種でしたが、どの料理にも邪魔をしませんでしたよ。
フランスのこの手のシャルドネだと、タラモサラダは生臭くなって絶対に合わないのですが、ニューワールド物はその辺を考慮しなくても楽しめるところが嬉しいです。
因みに、お値段は\1,380。お値打ちです。
家でカジュアルに楽しむには嬉しいワインです。