ブラジルの裏の姿?をご紹介。
通称スラム街、貧民街。
2014サッカーワールドカップ
2016リオテジャネイロ夏期オリンピック
とノリに乗ってるブラジル。
物価は上昇し続け賃金はあがらず、貧富の差は縮まる事もなく。。。
貧しい世帯は貧しく金なし、家なし、仕事なし、学校行けず。
こんな現状はそこいら中に沢山ある訳で。反対デモが至るとこで起き、ストライキが起きているのも致し方ない事かとも思えたりで。
道路や公共機関やスタジアム建設費始め、運営の為の諸々に数千億が使用され、そしてその9割近くは国民の税金が投入されているようで。貧困層からしたらそんな金あるなら医療や教育やもっと他に。。。ってなるよね。
ファベーラ
ブラジルにいると切ってもきれないものであり、必ず耳にする言葉。
土地を不法占拠してトタンやレンガなどの簡易な作りで丘に所狭しと並ぶスラム住居地帯。住民税もなく、電気が通っている場合はその辺の電柱からの盗電だったりと。近づかないことは鉄則中の鉄則の場所ファベーラ。麻薬、ギャング抗争、殺人、強盗と犯罪の温床であり旅行者や外国人が安易に立ち居る場所ではなく。。。ってか本来行っては行けない場所なのです。
昨日サルバドールの街でタクシーに乗っていた時、運ちゃんの口からファベーラって言葉が出てきてね。ここでオレの好奇心センサーが反応してしまう。好奇心で行く場所でもなく行ってはいけないのは重々周知しているはずなのに。。。
結論、行く事に。
しかしこの後、反省しかしなかった。。。
ファベーラがある丘の上にタクシーで進みファベーラ中心部でタクシーを止められた。
カメラを取り出し窓越しにシャッターを2枚程押した瞬間。
ライフルのような物を一瞬で向けられる。あっ終わったと思いつつ、恐怖心で外を見る事が出来なかった。運ちゃんにに大声でゴーゴーって言いながら、ジェスチャーするのが精一杯だった。ポルトガル語の国だからゴーゴーじゃないけど。。。この場面で少しだけ分かるポルトガル語との兄弟言語のスペイン語が役に立つとは。。。10年以上は前だけど中南米を横断していた時にスペイン語を独学で勉強していた。暫く使っていなかったにも関わらず`危ない`がとっさに出てきたのだ。タクシー運ちゃんにも通じたし。
恐怖に怯えながら撮影した写真
深い緑Tシャツ着て背中を向けている人の左腕に抱えている黒いやつを一瞬で構えて向けられた。
青Tのカメラ目線の女性の表情からカメラを向けることがいかに危険か。。。ここは見せ物じゃないんだよっと。この人達が全員立ち上がってお金だせのジェスチャーを全員でしながら向かってきた時は生きたここちがしなかった。。。あせったびびったを通り越して死んだと思った。銃だか何かはちゃんと見れなかったけど銃口のような物を向けられたときは。。。
興味好奇心は人一倍強い認識はしている。しかしそれが取り返しのつかない仇となる前に抑制する能力、気持ちを持とうと心に誓った瞬間でした。
命あっての人生だもんね。
何事も経験だけど危険と楽しさは時として表裏一体だわ。
って事で裏の世界のお話でした。
引き続きブラジル一人旅は継続中です。
今日は海へ特攻してきます。
ちゃよーなら。