自分を大切に扱う、その意味について

ナグです。

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Primaria☆Stone ナグ｜noteあなたの「魂」は、今の人生だけで出来上がっているわけじゃない。数々の転生、積み上げてきた人生の一番上に、今のあなたがいる。妻のプリマリアとともに、スピリチュアル・セッションを行う、エネルギーワーカー、ヒーラー、セラピスト。電子書籍『最後の恋、永遠の愛』Amazonにて販売中。

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スピリチュアル・カウンセラーとして活動していくと、いろいろな人たちが抱えている”問題”に触れることになります。そして、スピリチュアルなことを「仕事」にしたい、と思う人の多くは、自分もかつてさまざまな悩みや葛藤を抱え、それを新しい視点に立ち、理解し”勝負の世界”から降りることができて、自分と同じような悩みを今現在抱えている人たちの力になりたい、という尊い思いから、そのような思いを抱くのでしょう。

悩みというのは、人間関係だったり、健康のことだったり、経済的なことだったり、さまざまな場面にあり、尽きることはないように見えるものですよね？

霊的な分野においても、何か良くないネガティブな存在の影響を受ける、”憑依”というようなこともあったりします。

私たちが、さまざまなセッションやカウンセリングや、ヒーリングなどを通してお伝えしたいことは、”体験は思いの反映である”ということです。そして、このことが簡単には伝わらないことも理解しています。理解した上で、さまざまなセッションをおこなっているのですが、たとえば、人間関係を例にとりますと、何か”問題”と思えるようなトラブルに巻き込まれているとき、困っている側の人は、自分を「被害者である」と思ってしまうこともありますよね。そして、自分を困らせる人は「加害者である」わけです。

違うたとえでお話しすると、体調の不調や、思っていることがなかなかうまく進んでいかない、という物事の停滞や足止めのような状況に陥っているときに、”ネガティブな存在が憑依している”というような表現をする人もいます。（もちろん、私たちもそれに似た表現をすることはあります。）

このような場合は、当事者は「ネガティブな霊的な存在に”邪魔”されている被害者」というわけで、正体の分からないネガティブな霊的な存在は「加害者」なわけです。

この「被害者と加害者の論理」は、スピリチュアルなお話の中でよく目にする、耳にする『ジャッジを手放す/ジャッジしない』という観点、立ち位置の対極にあるものですよね？

何かしらの対象に”罪の宣告”をすることで、自分の正しさを証明し、有意な立場を確保することで、自分自身の安定を図ろうとする試みです。

自分自身に価値を認める、自分を大切にする。ということは、よくスピリチュアルな話の中で語られることですが、その話の多くは片側だけを話していることが多い、という事実に気づいている人は意外に少ないのかもしれません。

自分の価値を認めようとするとき、相対的に相手の価値を低く見積もったり、相手の価値をみとめない立場を取ることで、安定を図ろうとする試みも、人間関係の中ではよくみられるものですね。

”被害者と加害者”という視点をより深く、見つめていくと、”被害者の立ち位置に自分が入ると、それに呼応するように「加害者」が作られる”ということがわかると思います。加害者がいなくては、被害者になることはできないからです。

あなたが誰かと仕事上でペアを組むことになったとします。そのペアを組むことになった相手が、思うように動いてくれないことで、あなたの仕事の効率や生産性が落ちてしまったとき、あなたは「邪魔されたように感じる」かもしれません。あまりにも、問題が起きたり、スムーズに仕事が進まないので、相手に「悪意」があるのか？とすら思ってしまうかもしれません。もしかしたら、その相手が「過去に仕事で嫌がらせをしてきた上司」に似ているせいかもしれません。

あなたの中に「私は邪魔をされる」という隠れた信念が、深いところにあるとき、それを知らせる”現象”としての、仕事上のペアだったというふうには思いもしないでしょう。

私たちが、さまざまなセッションを通じて伝えようとしていることは、この心の深いところにある、たとえばこの「私は邪魔をされる」という信念なのです。

”あなたの心の中に「私は邪魔をされる」という信念が隠れていますよ。”

というメッセージを伝えることで、そのことを意識にあげてもらいたいのです。

これは、”問題の転位”のプロセスです。

起こっていることを見たときに、「相手」を主体にした視点から、自分がどのように見ているのか？という視点へのシフトを促すのです。このシフトによって、”自分の外側を（物理的に）変えよう”とする意識から、”自分の内側を（精神的、霊的に）変えていこう”という状態が生まれるのです。違う表現をするなら、「自分の選択する力」を取り戻す、ということを促しているわけですね。