安倍さんは嫌いですが、許されない行為です。まさにテロ。

 

民主主義の思想家の言葉・・・

「彼の意見は大嫌いだが、彼が自由に意見を言える環境を、私は命を懸けて守る」

これこそが、民主主義の原点であり、文明を手に入れた「人間」の、最低限の思想です。

それにおいても、ロシアの暴挙は許されるものではないし、安倍さんを狙った犯行も許されるものではありえません。

その理由に、「理解できるもの」があったとしても。

 

民主主義とは、「なんでもかんでも多数決」ではあり得ません。多勢に無勢、そんな発想では民主主義を語る資格はないんですね、国会議員さんにも大勢いますが。「野党の意見は聞かない」なんてのは、その部分においても、明確な「反民主主義」で思想であり、自民党の「党是」を疑いたくなる、バカものなのです。

 

多数決は、確かに「意思決定」の重要な要素ではありますが、それでなんでも決まるのは、ある意味「暴挙」と紙一重。真の民主主義を標榜するのであれば、以下にして「少数意見をくみ取り・決定するか」という部分が欠けていれば、それは専制主義となんら変わらないと、政治家は知るべきで、安倍さんも「そういうやりかた」してきた過去は間違いなくありますが・・・

それを暴力で訴えるのは・・・大きな間違い。という事です。

 

 

そして・・・

「底辺の仕事ランキング」なるものが、一部メディアで発表され、当然のごとく「炎上・消去」となりました。

これもまた、「許されない行為」という、認識がない時点で・・・どっかの「暴君」と同じ「思想」だという事、それが「発表」する行為よりも「実は恐ろしい」という現実。

このブログでは、繰り返し書いてますが、「仕事は社会の役割分担」という事で、「なくてもよい」仕事は、ありません。中には、「なくても問題がない」「なくても、ある程度社会は回る」的なもの、例えば「スポーツや芸能」などなどもありますが、それすらも「なくてよい」と切り捨てるものではありません。

 

がしかし・・・

「底辺の仕事」とは、恐れ入る。よく見れば「看護師」や「介護士」「保育士」なんかも入っていた。

オレなりの解釈をすれば、「底辺の仕事」と判断された仕事は、「報酬の少ない仕事」であり、ある種の「ブラック」」的なものをさしているようでもあった。

 

それらを、「底辺の仕事」と差別し、それらに従事している人間をある意味「差別」して、何が生まれるのだろうか?

何度も書いているが、「トイレ掃除」をする人がいない会社のトイレを、利用したいと思うのだろうか?

そんなランキングを、バカみたいにむりくり根拠をつけて発表する、その人こそ「世の中でいらない仕事」じゃないのかね?

こんな事を、まじめに発表する人も人だが、取り上げるメディアもメディアで・・・しかし、それらを含めて「個人の自由」を守る観点から言えば、ご自由にどうぞ・・・なんだが、一つだけ言える事「自由には制約・制限、そして大切な責任」がついて回るという事を、忘れている「自由」だという事。

 

言いたいことをいう事は、その発信に関しての責任も間違いなく存在する。誰彼構わず・・・いやいや「謂れのない一方的な差別的思想」で人を傷つける行為は、許されるものではない。これは、ネットが発達し、誰でも使えるようになって、より「重要な考え方」として、認識されるべき事。無責任の自由は存在しない。

 

やっぱり「責任を明確にしない、文明の利器」を手に入れた人間は、「危険な存在でもある」という事で、どこまで行っても、いやいや、文明が発達したらこそ大切な「社会性の確保」や「民主主義思想」「人間の道徳感の育成」など・・・教育なんですね、大切なのは。

 

子供が、使い方のわからない「ピストル」を持ったとして、それを「撃つ」ことが悪いのか、いやいや「危ないことを教えないで持たせた親」に責任があるのか、誰でもわかる話。

ピストルは極論としても、例えば「SNS」だって一緒だという事。SNS利用を制限するとかしないとか、その議論の前に、「SNSの問題点」を、それを制限するしないを「決定する大人たち」が、果たして「本当に理解しているか?」という、根本の部分で間違っているという事。

 

出てきた問題だけを見て、「やれ、子供には一定の・・・」なんて話をしたって、問題は解決しない。なのに、そういう大人たちの作ったルールが、有効に機能することは・・・あり得ないのが現実。そりゃそうでしょう・・・知らない人間に「ルールは作れない」という、当たり前の理論があるのだから。

 

そういった積み重ねが・・・今の社会だってこと。そこから考えなければ・・・ねぇ。

 

社会が荒んでいく・・・と、大人たちは言いますが、オレも思いますが・・・その理由は?対処法は?・・・誰も語りません。

コロナ当初「金がない」という論理で、対策を策定していた日本政府だが、では3年でいったいいくら使ったのか?最近も「金がない」という事をいうのだろうか?そして「ウクライナ」にいくら使ったか?防衛費の倍増でいくら使うのか?などなど・・・

 

「無尽蔵」でしょ、今の政府の政策は。

3年前、「一人100万円配れ」といったオレの対して、「そんな事すれば国が破綻する」を言ってた人たち。単純に100兆円で一人100万円だった。それをすれば、「辞めなくて済んだ学生」がどれだけいたのか? 「進学をあきらめないで済んだ学生」がどれだけいたのか? 生活保護まで転落した家庭がどれだけ救えたのか?

そして、100兆円どころの話じゃないでしょ、「対策」という名目で支出された国の財政は。どの業種をどう援助するのか、それについては、判断をしないが、明らかに「切り捨てられた」国民が、いたという現実を、もっと知るべきで・・・もっと言えば、「明らかに効果が不透明」であったり、「そこか?」っていう金の使い方、ありませんか?という事。

 

そんな事を繰り返していれば・・・色んな事が起こるのも、ある面で仕方ないという事。

そして、この30年・・・日本を「一切成長させなかった」責任者が「安倍さんである」という現実から目を背けて、やられたことは確かに残念ではあるが、だからと言って、「その人の評価」が変わってはいけないと、オレは思う。

間違いなく、「停滞の30年」その中心にいて「かじ取りをした」「アベノミクス」を主導した結果、平均年収で「韓国の2/3」まで落ち込んだ現実があるのだから。

 

最早・・・

思想信条から、主義主張まで・・・

 

崩壊へのカウントダウンでしょうね・・・諸々。