床下のカビ対策は何が正しいの?と叱られる | 防カビ工事専門業者の独り言

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床下のカビ対策は何が正しいの?とお客様から叱られました。
随分自信があるのね!とか言われる事もあります。



ここでハッキリ書きますが、別に難しい事を書いているのではありません。
当たり前の事を書いています。

場当たり的な対処方法では、工事金額が100万円以上になる事もあるのですよ。
お金があるならそれでもいいでしょうね。




床下のカビ対策と称して、様々な話を床下の工事業者はして来ます。
主に…


カビ除去や防カビと称して

・シロアリ駆除で使用する防蟻剤を使用する
・防腐剤を使用する

その上で、効果は5年程有効と言い切るので呆れます。(爆)
防蟻剤は薬剤の対象菌は「細菌」です。カビは真菌なので効果はありません。
何故、5年効果があると言い切れるのでしょうか?
あり得ない話ですね。(科学的根拠を示してもらいたいと思っています)

防カビ剤の対象菌は「真菌」で「細菌」にも効果があるので、これが凄いところ。




床下の湿気対策と称して

・床下換気扇の取付を勧める
・床下に炭やセラミック、ホウ酸を敷き詰めたり撒いたりする事を勧める
・床下に半永久シートなるものを敷く事を勧める


他にも、砕石や防湿シートを勧める事もあるでしょう。
湿気対策もどれが正しいのか分からくなりますね。
でも、そのほとんどはあくまでも湿気に対してですから、カビを止める効果は
無いのです。勘違いしないで下さいね。

中には、湿気を止めればカビが発生しない!と言う床下業者がいるかも知れません
が、床下の湿気を止める事は絶対に出来ません。
また好乾性のカビもいますから、湿気を止めればカビが止まる!と考えるのは
間違いなのです。



それではどれが正しいのでしょうか?
その前に写真をご覧下さい。





防カビ屋としての考えですが、床下の構造上の問題と立地環境が
とても重要です。


カビが実際に発生していたら、防カビ工事しか無いと思っています。
仮に、会社の規模がデカくて資本金がある会社が違うと言っても、正しい事に
変わりはありません。


まずは、防カビ工事です。これが第一選択!
カビが発生している場所だけでなく、発生していない場所にも行うのが基本です。
費用の面で、発生箇所しか出来ないと言われたら、それまでですが後々二重工事
になる可能性があるので、検討して頂く事が必要になりますね。





次に、床下の湿気対策ですが…
ベタ基礎で炭を敷き詰める必要はほぼ無いと言っても過言ではありません。
問題になるのは土間ですね。
ただ、防カビ工事を行った後に木材の表面がしっとりと湿り気があるように
なるなら、対策をする必要があるでしょう。


それでも、余程の事が無い限りお勧めはしません。

炭を敷き詰めても、中途半端な敷き詰め方では炭にカビが発生するだけです。
あー、炭もカビますからね!お忘れなく。

そして費用も掛かる。


他にも、セラミックなるものがありますがカビ防止にはなりません。
それは炭も同じです。
湿気が凄いなら、セラミックが有効と言う床下業者がいるかも知れませんが
先程の写真を見て下さいね。

カビが大量に発生していますよね?
効果があるのでしょうか?
疑問です。

セラミックもピンキリでしょうが、30万円前後の費用はかかるはずですね。
※床下の面積にもよりますけど。



床下換気扇は、床下の内基礎が邪魔して効果が無いケースが多いんです。
過度の期待はいけませんね。
機械ものですから、故障もあるしね。



私が遭遇したお客様の床下では、最高250万円の見積もりを出された事例
がありました。
床下に何かを敷き詰めたら、その後床下に潜れない状況にもなります。
漏水事故などがあったら対処出来ないでしょうね。


防カビ屋は小さな会社です。
大きな会社には敵いません。(別に争ってないけど)
マイペースで仕事しています。

ですので、このブログに書いている事が正しいと思っている方だけでも
相談頂ければ幸いです。
偉そうな事を言っても、ばれますから正直に色々話しています。

それではパー


床下のカビでお困りの際は、防カビ工事専門業者に相談下さい。
関東一円に対応しています。遠方の方もお気軽に相談下さい。