今日は、片道105km以上移動して戸建床下の下見となりました。
さすがに片道100kmオーバーは辛いですね。
工事する状況では無かったので、それはそれで良かったのですが
色々と勉強になりました。
何が勉強になったのか? と言うとカビ対策についてですね。
最近は、カビ対策でいい加減な事を言っている業者が目につきます。
その典型なのが、床下と結露の酷い室内です。
今日は、床下に焦点を絞って書きたいと思います。
ここ15年位の間に建てられた戸建は、床下がベタ基礎であり、根太レス工法
が採用されているケースが多いんですね。
大引きを支える束も鋼製束なので、カビが発生し難い事が挙げられます。
ですが、床下の工法はそれだけではありません。
基礎断熱工法
スラブヒーター工法
蓄熱暖房工法
地熱工法
など、床下の工法と床暖房などを組み合せたやり方が非常に多いんです。
その為、カビが非常に発生し易い環境にあります。
カビが発生したら、カビキ○ーの様な製品を片手に床下に潜ってカビ取りを
行ってもカビは再発します。
一時的に無くなった様に見えますが、色素が無くなるからそう見えるだけで
減菌されていても、復活するのですよ。
だから、ちゃんとカビの発育阻害環境を作らないといけないのです。
その環境を作るのに最適なのが防カビ工事です。
床下の業者が、防腐剤や防蟻剤などで対応しようとしたら間違いなので
止めて下さい!
防腐剤の対象は、細菌です。
防蟻剤の対象は、あくまでもシロアリ。
カビ(真菌)が対象ではありませんし、その再発力は半端じゃありません。
他にも、炭を敷き詰める方法を考えている建築会社や床下の業者がいますが
科学的根拠がありませんし、炭自体がカビますので信用出来ません。
また、費用も馬鹿になりません。
何十万円もかかる工事になりますから、無駄な工事は止めたほうが良いのです。
その分、貯金して下さいな。
床下だけでも、沢山いい加減なカビ対策があります。
そう言えば、湿気を止めればカビが止まると言って「半永久マット」なる製品
を売りつけているリフォーム会社がありますね。
半永久って、どんなデータの取り方してそんないい加減な事が言えるの?
と聞きたくなります。
如何にお客を騙して金をせしめるか?しか考えてないのでしょうね。
本当に困ったもんですよ。
皆さんは決して騙されない様にして下さいね。
それでは
戸建床下のカビでお困りの際は、防カビ工事専門業者に相談下さい。
関東一円に対応しています。※遠方の方もお気軽に相談下さい。