プリザーブドフラワーを作るにあたって避けることのできない
ワイヤリングという基本技術についてご紹介いたします。
ワイヤリングとは、花・葉・枝等をワイヤ-でまとめることで人工的な茎を
作ることを指します。しかしその方法だけでも普通10種類程紹介されています。
初心者には、どのお花にはどの方法をすればいいのかさっぱり分かりません。
そこで、ますは一般的な、メインの花にほどこすワイヤリングで一番ポピュラー
なクロスメソッドをご紹介します。バラ、カーネーション、トルコギキョウ、
カラーなど大ぶりな花弁植物に対応します。
【クロスメソッドのやり方】
最もワイヤリングするケースが多い、ローズを想定して行います。
(1)花は壊れやすいので、必ずステム(茎)を持って作業を進めます。
(2)裸ワイヤーを、花の首元5mm下あたりに刺します。
指を刺さないように注意しましょう。どうしてもワイヤーを挿しづらいときは、
ワイヤーの先端を斜めにカットすると挿しやすくなります。
(3)ワイヤーをそっと折り曲げます。
(4)クロスメソッドとは、ワイヤーを十字にかける方法です。
先ほど通したワイヤーと直角に交差させるように、もう1本新しい
ワイヤーを刺し込みましょう。
(5)2本目に刺したワイヤーも1本目同様、中心で折り曲げました。
これで、バラのワイヤリングができました!
文字にすると、こういう感じになるのですが慣れない間は
ちょっと時間がかかってしまいます。
【ワイヤーの基礎知識】
さてアレンジに使いワイヤーですが、太さによって#24・#26と
いった感じで番号が付いています。
#はワイヤーの太さを表す記号。#のあとにつづく偶数番号が
そのワイヤーの太さを表します。番号が大きくなるほど、ワイヤーは細くなります。
お花のサイズに合わせて、ワイヤーの太さも調整していくのです。
(ビーズ細工用のワイヤーやテグスは逆に、番号が大きくなると太くなっていきます。
ビーズ細工もやられている方は混同なさらないように注意が必要ですね。)
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