ファンドの動き
6月7日(金)から6月13日(木)までのファンドの基準価額は、ほぼ変わりませんでしたが、最終的には少し上昇しました。
FOMCとは?
FOMC(連邦公開市場委員会)は、アメリカの金融政策を決める重要な会議です。
今回は6月11日(火)~12日(水)に行われました。
市場の予想と結果
市場では、今回のFOMCで金利が「現状維持」されるという予想が一般的でした。
しかし、一部では「利下げがあるかもしれない」という意見もありました。
結果として、FOMCは主要政策金利を5.25%-5.5%に据え置くことを決めました。
これで7回連続の金利据え置きです。
今後の見通し
FOMCでは、2025年と2026年に金利をそれぞれ1%引き下げる予想が示されましたが、
今年の利下げは1回だけの見通しに変更されました。
パウエル議長の発言
パウエルFRB議長は次のように述べました:
- 労働市場は改善していますが、インフレ率はまだ目標の2%を超えています。
- インフレが2%に向かっていると確信できるまで、利下げは適切ではありません。
市場の反応
FOMCの結果を受け、ダウ平均株価は一時的に下落しましたが、全体的には上昇しました。市場の反応は限定的でした。
最新の経済指標
- 5月の米消費者物価指数(CPI)は予想を下回りました。
- 5月の米生産者物価指数(PPI)も予想を下回り、インフレが落ち着いていることを示しました。
- 週間失業保険申請件数は高水準で、労働市場の冷え込みが見られました。
まとめ
次回の7月FOMCでは、インフレと景気のバランスを取る難しい判断が求められます。