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ソニー vs アップル GoogleTVは成功するのか?


こんにちは。



31日(先週金曜日)に、iPad が発売されました。(私はまだ購入していませんが・・・)

iPod、iPhone、iPad と、これほど様々な世界観を示してくれる商品はないように思えます。



また、それに合せるかのように、21日ソニーとグーグルの提携が発表されました。



最近、新聞などでも 『提携』 のキーワードが目立ちますね。



特に電子デバイスは、機能・サービスが多角化しているため、

今までのように1社で全てを揃えることも難しくなります。

そうなると、互いの強みを活かした『提携』という経営手段が主流になるものわかります。



打倒Apple! iPod vs WALKMAN の対決に負けたソニーとしては、Googleとの提携で巻き返したいのでしょう。

王者Apple も、AppleTVでは成功しているとは言えませんし・・・・


そこを狙ってTVで敵討というのは話しは分かりやすいですね。

(AppleTVの成功の可能性については、別の機会に書きます)



皆さんは、ソニーとグーグルの提携をどう見ていますか?

提携は上手くいくのでしょうか?

Appleに勝つことが出来るのでしょうか?



私は、 特にどちらの味方というわけではありませんが、

ソニーは、iPodに負けた時と同じ過ちをしないかと心配しています。




あまり詳しくない人に なぜ ウォークマン が iPod に負けたか簡単に振り返ります。

(色々なところで論じられているので、知っている人も多いと思いますが・・・念のため)



携帯音楽プレイヤーといえば、今では iPod です。

しかし、1990年代は、ウォークマン(当時はCDやMD) の独壇場でした。

特定企業のブランド名(WALKMAN)が、商品カテゴリになっているくらい凄かったです。

(ポストイットも同様ですね。ポストイットは3Mのブランド名。商品名としては、"付箋"です)



そんな独壇場のウォークマンも、あぐらをかいていたわけではありません。

iPod より先の1999年に、CD・MDではなくメモリに保存できる「メモリースティックウォークマン(NW-MS7)」を発売しています。



その後、2000年にはメモリ内蔵型の「ネットワークウォークマン(NW-E3)」を発売するなど、精力的にニーズを捉えた商品を出していたのです。



ソニーのメモリースティックウォークマンから、遅れること約2年後の、2001年に 初代 iPod が登場します。

なんと、2年も遅れてです。

普通だと、ソニーは先行者利益としてかなりのシェアを確保できたと思います。



2年も前に、革新的な商品を打ち出したウォークマンは負けたのか?



世の中では色々言われていますが、私は以下の2点に注目しています。



1つは、音声データ規格の問題です。

ソニーは、独自企画のATRAC3という規格を採用しました。(今は、MP3・WMAなど様々なな規格に対応)

当時は、MP3が主流だったのですが、この独自規格というのがネックになりました。



そしてもう1つ。これが最大の理由だと思いますが。

CDやMDを捨てきれなかったということ。

ご存知?の通り、CD/MDもソニーが開発した規格です。

ライセンス料というおいしい収入源がありました。

また、内製工場も持っていたので、設備・人・を抱えていました。



「メモリースティックウォークマンのシェアを伸ばす」



「 CD/MDのシェアを奪う 」



と言う事になってしまうため、大きな舵取りができなったのです。

(カニバリゼーションですね)



Appleは、内製はしていないため、既存の人・設備の心配はいらなかったのでしょう。

それが、市場の求める商品を純粋に作ることができたのだと思います。



ソニーは、様々な事業を持っているため、

既存の収入源、人材、設備など様々な制約が多く、また利害関係が多く、大きな舵取りが難しかったのでしょう。



今回のグーグルとの提携ですが、どのような形での提携になるか詳細は不明ですが、

提携の仕方によっては、ソニーの開発方法や設備利用などを大きな舵取りを迫られる可能性があります。

その時に、ソニーが既存のものづくりを捨てることが出来るかだと思います。



今までの研究をすてるわけには行かない!

内製の部品をやめることにはいかない!

BRAVIAブランドのイメージと異なる!



など、色々反対に会い、



結局、今製造しているソニーBRAVIAに、Google仕様のSTBと機器のインターフェイスだけ合わせました。

なんて、なさけない結果だけは辞めてもらいたいですね。



ぜひ、Googleの素晴らしい発想力・企画力と、ソニーのものづくり力・ブランド力で、

革新的で皆が思いもつかなかった商品を出してもらいたいです。



逆に、Apple の動きも気になります。

今は、iPad の発売を中心に、ブランディングを行っていますが、

GoogleTVの発売に合わせて、新生 AppleTV を打ち出してくるのでは?

AppleTV、iPad、iPhoneという3つを武器に新しいコンセプトを打ち出すのでは?と期待しています。



改めて、ソニー vs アップル の対決が楽しみです。



   2010年5月31日

      心をこめて









「文章力・企画力」セミナーを終えて一言

こんにちは

先週の土曜日(4月10日)に、日本テクノセンター主催



リーダー・管理職養成コース
「技術者のための文章力・企画力強化講座」



を開催してきました。


土曜日の午前中 3時間という短い講義(受講者の方にとっては長かったかも知れませんが・・・)
でしたが、有意義な講義にできたと思っております。

アンケートを見させて頂くと、
短い時間であってにも関わらず、満足頂けたみたいで 「 ほっ 」 としております。

フレームワーク・読書方法・メモ術・文章術などで、新しい発見があったようです。

是非、実際の職場で、活用頂きたいと思います。



 ■ 現状を正しく認識(把握)するための質問のポイントは?

 ■ 「事実」と「意見」を分けると言うが、本当?

 ■ 1日1冊。多読のポイントは?

 ■ アイデア発想の基本である、アンテナ感度を高くする方法は?

 ■ 構造化された文章が分かりやすいというが、そのコツを一言で表すと?



セミナー受講頂いた方は、簡単に答える事が出来ると思いますが、
時折、この質問に答えながらセミナーのポイントを復習してもらいたいと思います。


いよいよ、次回(4/17)は


「 提案力・プレゼン力強化講座 」


です。



<今後のセミナーご案内>

2010年4月17日 「技術者のための提案力・プレゼン力強化講座」

2010年5月15日 「技術者のためのコストマネジメント力強化講座(基礎編)」

2010年5月22日 「技術者のためのコストマネジメント力強化講座(実践編)」

2010年6月 5日 「技術者のための論理的思考力強化講座」

2010年6月12日 「技術者のための会議力・交渉力強化講座」

2010年6月19日 「技術者のための育成力強化講座」


コンサルティングで培ったノウハウを伝授いたします。
是非、多くの方にノウハウを学んで頂ければと思います。




  2010年04月13日
    一生懸命の気持ちにて

新連載スタート!

こんばんは。

2010年4月となり、新年度がスタートしました。

新年度という事もあり、新連載を開始することになりました。

日刊工業新聞社 「機械設計」 という月刊雑誌にて、
4月10日発売号から1年間連載いたします。



連載タイトルは、

再考・原価低減
コストのわかる設計者になろう!




設計の技術者の方に向けて

コストの正しい知識をつけてもらいたい

そして、
正しいコストマネジメントを行うことで、
設計の英智や労苦を、成果に結びつけてもらいたい。

そういう思いを持って筆を取りました。


ご興味があれば、是非お手にとっていただければと思っています。



第1回目としては、

「なぜ低コスト設計ができないのか?」

ということで、



コストが重要だ!
低コスト設計だ!



と、叫ばれているなか、『 低コスト設計 』 が出来ているかの診断をしてもらいます。

自社の 『 低コスト設計力 』 を認識してもらい、

そして、

それを元に、不足点を改善してもらいたいと思っています。

翌月以降は、不足点をどのように補っていけばよいか?

それらの具体的なヒントについて触れていきたいと思います。

どうぞ、ご期待下さい。




   2010年04月12日
       想像力を持って、1年のスタートを