『 クラウド 』 より 『 多軸 』. 新しい情報管理のあり方
こんばんは
前回、「データ管理は難しい・・・ Evernote、Gmail、domoTodo+、SugarSync、TeamViewer」
にて、行動管理・メール管理・ファイル管理をどのようにしているかについて簡単に触れました。
今日はその続きを。
前回、私の情報管理ポリシーとして、
・PC と iPhone の両方からアクセスできる
・双方向同期ができ、常に同じ状態が保てること
と触れました。
そして、前回には、触れなかったのですが、最も重要にしているポリシーがあります。
それは、
「タグ」を用いて、様々な視点で情報を「多軸管理」できることです
「タグ」?「多軸管理」?
???
という人に少し解説をします。
皆さん一番身近な情報管理としては、メールとExcelなどのOfficeファイルの管理だと思います。
Excelで作った売上管理資料やWordなどで作った会議議事録などをどのように管理していますか?
多くの人は、Explorer にフォルダを作成して情報を分類してますよね。
MyDocument
└仕事
└プロジェクトA
└プロジェクトB
└プロジェクトC
└社内庶務
└・・・・
└プライベート
└写真
└・・・・
人によって切り口は違いますが、こんなように。
メールも同様に、分類するためのフォルダを色々作っていると思います。
まぁ、日頃から皆さんがパソコンを使っているので当たり前のことですが・・・
しかし!
私は、この当たり前が昔から不満がありました。
Explorer にしても、メールにしても、なぜ情報を1つのフォルダ構成(1軸)でしか管理できないのかと。
例えば、プロジェクト活動における「会議議事録」だと、多くは下記のようなフォルダで会議別フォルダに格納していると思います。
プロジェクトA
└業務設計フェーズ
└要件定義フェーズ
└20091001_営業プロセスレビュー会
└20091001_営業プロセスレビュー会議事録_v1.0
└20091025_購買プロセスレビュー会
└20091025_購買プロセスレビュー会議事録_v1.0
└20091030_営業プロセスレビュー会(2回目)
└20091030_営業プロセスレビュー会(2回目)議事録_v1.0
└基本設計フェーズ
└20091210_営業機能定義レビュー会
└20091210_営業機能定義レビュー会議事録_v1.0
日頃は、フォルダ構成をを 「プロジェクト」>「フェーズ」>「会議体」で困らなくても、
たまに、
営業に関連する「議事録」と読み返したい
と思うときがあります。
そんな時、1軸のフォルダ構成だと、色々なフォルダを開いて議事録を探さないといけなくなります。
もしくは、フォルダ全体を"議事録"というキーワードで検索するしかありません。
目的別に、フォルダ構成を変えることが出来ることが重要だと思っています。
例えば、
プロジェクトA
└業務プロセスフロー
└機能一覧
└会議議事録
└経理関連
└営業関連
└20091001_営業プロセスレビュー会議事録_v1.0
└20091030_営業プロセスレビュー会(2回目)議事録_v1.0
└20091210_営業機能定義レビュー会議事録_v1.0
と、要件定義フェーズ・基本設計フェーズを跨って「議事録」が格納されていたり、
契約書
└プロジェクトA
└プロジェクトB
└プロジェクトC
└ ・・・・
業務プロセスフロー
└経理関連
└営業関連
└プロジェクトA
└プロジェクトB
└プロジェクトC
└業務プロセスフロー_営業_EDI受注_v5.0
└ ・・・・
こんな感じで、プロジェクトなどをまたがり、「ドキュメントの種類」で分類をしていくような事が出来たりと・・・
情報を「格納する」ことが目的なら、1つの軸でどこかのフォルダに所属させておけば良いですが、
情報を「活用する」ことが目的なら、多軸で情報が管理され、関連のモノが横並びになっている必要があります。
少し長くなりましたが、「多軸」での情報管理がなぜ重要なのか?について触れました。
では、今までのメール・Explorerでの情報管理はなぜ多軸情報管理ができないのか?
それは、
「物理的な情報」 を "フォルダ"という「物理的な器」 に入れてしまっていることが原因です。
そうすると、
解決策としては、メールやExcelファイルなどの「物理的な情報」そのものは、分類しない。
その物理的な情報に複数の「タグ」を貼り、その「タグ」により仮想的に分類するという事になります。
少しマニアックな話になっていますが、私はこの「多軸」というキーワードが情報管理の次なるステージだと思っています。
最近は「クラウド」による情報管理で、自宅のPCからでも、職場のPCからでも、電車の中のiPadからでもというのが流行りですが、
それより「タグ」による「多軸情報管理」の方が関心が高いです。
今、Gmail、Evernote、domoTodo+、Box.net、Windows7 など様々なツールがこの考え方に少しづつ移っています。
詳しいことは、また次回に触れます。では。
2010年6月30日
想像力を持って。柔軟な考え方を・・・
前回、「データ管理は難しい・・・ Evernote、Gmail、domoTodo+、SugarSync、TeamViewer」
にて、行動管理・メール管理・ファイル管理をどのようにしているかについて簡単に触れました。
今日はその続きを。
前回、私の情報管理ポリシーとして、
・PC と iPhone の両方からアクセスできる
・双方向同期ができ、常に同じ状態が保てること
と触れました。
そして、前回には、触れなかったのですが、最も重要にしているポリシーがあります。
それは、
「タグ」を用いて、様々な視点で情報を「多軸管理」できることです
「タグ」?「多軸管理」?
???
という人に少し解説をします。
皆さん一番身近な情報管理としては、メールとExcelなどのOfficeファイルの管理だと思います。
Excelで作った売上管理資料やWordなどで作った会議議事録などをどのように管理していますか?
多くの人は、Explorer にフォルダを作成して情報を分類してますよね。
MyDocument
└仕事
└プロジェクトA
└プロジェクトB
└プロジェクトC
└社内庶務
└・・・・
└プライベート
└写真
└・・・・
人によって切り口は違いますが、こんなように。
メールも同様に、分類するためのフォルダを色々作っていると思います。
まぁ、日頃から皆さんがパソコンを使っているので当たり前のことですが・・・
しかし!
私は、この当たり前が昔から不満がありました。
Explorer にしても、メールにしても、なぜ情報を1つのフォルダ構成(1軸)でしか管理できないのかと。
例えば、プロジェクト活動における「会議議事録」だと、多くは下記のようなフォルダで会議別フォルダに格納していると思います。
プロジェクトA
└業務設計フェーズ
└要件定義フェーズ
└20091001_営業プロセスレビュー会
└20091001_営業プロセスレビュー会議事録_v1.0
└20091025_購買プロセスレビュー会
└20091025_購買プロセスレビュー会議事録_v1.0
└20091030_営業プロセスレビュー会(2回目)
└20091030_営業プロセスレビュー会(2回目)議事録_v1.0
└基本設計フェーズ
└20091210_営業機能定義レビュー会
└20091210_営業機能定義レビュー会議事録_v1.0
日頃は、フォルダ構成をを 「プロジェクト」>「フェーズ」>「会議体」で困らなくても、
たまに、
営業に関連する「議事録」と読み返したい
と思うときがあります。
そんな時、1軸のフォルダ構成だと、色々なフォルダを開いて議事録を探さないといけなくなります。
もしくは、フォルダ全体を"議事録"というキーワードで検索するしかありません。
目的別に、フォルダ構成を変えることが出来ることが重要だと思っています。
例えば、
プロジェクトA
└業務プロセスフロー
└機能一覧
└会議議事録
└経理関連
└営業関連
└20091001_営業プロセスレビュー会議事録_v1.0
└20091030_営業プロセスレビュー会(2回目)議事録_v1.0
└20091210_営業機能定義レビュー会議事録_v1.0
と、要件定義フェーズ・基本設計フェーズを跨って「議事録」が格納されていたり、
契約書
└プロジェクトA
└プロジェクトB
└プロジェクトC
└ ・・・・
業務プロセスフロー
└経理関連
└営業関連
└プロジェクトA
└プロジェクトB
└プロジェクトC
└業務プロセスフロー_営業_EDI受注_v5.0
└ ・・・・
こんな感じで、プロジェクトなどをまたがり、「ドキュメントの種類」で分類をしていくような事が出来たりと・・・
情報を「格納する」ことが目的なら、1つの軸でどこかのフォルダに所属させておけば良いですが、
情報を「活用する」ことが目的なら、多軸で情報が管理され、関連のモノが横並びになっている必要があります。
少し長くなりましたが、「多軸」での情報管理がなぜ重要なのか?について触れました。
では、今までのメール・Explorerでの情報管理はなぜ多軸情報管理ができないのか?
それは、
「物理的な情報」 を "フォルダ"という「物理的な器」 に入れてしまっていることが原因です。
そうすると、
解決策としては、メールやExcelファイルなどの「物理的な情報」そのものは、分類しない。
その物理的な情報に複数の「タグ」を貼り、その「タグ」により仮想的に分類するという事になります。
少しマニアックな話になっていますが、私はこの「多軸」というキーワードが情報管理の次なるステージだと思っています。
最近は「クラウド」による情報管理で、自宅のPCからでも、職場のPCからでも、電車の中のiPadからでもというのが流行りですが、
それより「タグ」による「多軸情報管理」の方が関心が高いです。
今、Gmail、Evernote、domoTodo+、Box.net、Windows7 など様々なツールがこの考え方に少しづつ移っています。
詳しいことは、また次回に触れます。では。
2010年6月30日
想像力を持って。柔軟な考え方を・・・
データ管理は難しい・・・ Evernote、Gmail、domoTodo+、SugarSync、
こんばんは
私は、日頃は製造業における経営や業務のコンサルティングをしています。
コンサルティングは人様の会社に対して、
「この業務が無駄です。こうした方がいいですよ」
「この組織の役割が不明確なので、組織を見直しましょう」
など、偉そうにも人様の会社に提案させていただきます。
が、
自分達が出来ていないことを、人様に提案していることも結構あります。
なんか、滑稽ですよね・・・(っていうか、失礼ですよね)
例えば、BtoBの営業管理(商談管理)において
「商談管理は、商談のフェーズを定義し、パイプライン管理する事が重要です。
それをExcelなどで管理していてはダメです。
営業担当・営業管理者がリアルタイムで情報管理できるSFAの仕組みを入れましょう!」
と、聞こえの良いことを言いますが、
コンサルティング会社・システム開発会社の商談管理は、Excel が多いです(笑)
なんか、ビックリですよね
(私も初めはこのGAPに悩まされました)
製造業とコンサルティング会社とではサービス内容が異なるため、
しかたない部分もあるとは思いますが・・・(言い訳です)
同様に、様々なデータ管理についてコンサルティングをすることがあります。
人様に色々提言をしますが、自分のデータ管理はというと・・・
う~ん。
非常に苦労をしています。(工夫はしてますが)
偶然にも、立て続けにデータ管理のあり方について聞かれ、
答えたところ参考になったと言っていただいたのでブログに書き留めて置きます。
基本的な考えとして「情報」というのは、
■コンテンツ
⇒様々なアイデア・検討結果・成果物・議事録などのドキュメント
Excel・Word・PowerPoint・Text・PDFなどで作られたもの
と
■コミュニケーション
⇒人とのやりとり、合意形成のための情報
平たく言えば、メール・SNS・社内ブログ・Twitterなど
ビジネスにおいては主にメール。
の2つしかないと思っています。
(と、考えればプロジェクトマネジメントなども構造化しやすくなります。これはまたの機会に)
これら2つに対して、計画と実績。
計画は、コンテンツ・コミュニケーションに関係なく、
「いつ?」「何を?」するかを行動管理します。
スケジュール管理だったり、Todo管理だったりですね。
実績は、先程の2つの区分別に管理します。
ということで、
「ドキュメント管理」「メール管理」「行動管理」の3つになります。

私の情報管理のポリシーとして、
・PC と iPhone の両方からアクセスできる
・双方向同期ができ、常に同じ状態が保てること
この2つです。
このポリシーに沿って
「ドキュメント管理」「メール管理」「行動管理」を実現しようとして
今はこんな構成にしています。
●ドキュメント管理:PC Local、Evernote、SugarSync
●メール管理:Becky、Gmail
●行動管理:GoogleCalendar、domoTodo+
そして、おまけのTeamViewer

ポリシーに沿ってない不十分な部分もあるのですが・・・
(極力お金をかけずにFreeソフトで実現したいので)
1つ1つの詳しい内容を書きたかったのですが、
これ以上、時間を使うと本業に支障が・・・
ということで、また明日?明後日?にでも続きを。
何かご意見があれば、どしどしお寄せください。
2010年6月7日
「想像力」を持って明日一日を過ごしましょう
私は、日頃は製造業における経営や業務のコンサルティングをしています。
コンサルティングは人様の会社に対して、
「この業務が無駄です。こうした方がいいですよ」
「この組織の役割が不明確なので、組織を見直しましょう」
など、偉そうにも人様の会社に提案させていただきます。
が、
自分達が出来ていないことを、人様に提案していることも結構あります。
なんか、滑稽ですよね・・・(っていうか、失礼ですよね)
例えば、BtoBの営業管理(商談管理)において
「商談管理は、商談のフェーズを定義し、パイプライン管理する事が重要です。
それをExcelなどで管理していてはダメです。
営業担当・営業管理者がリアルタイムで情報管理できるSFAの仕組みを入れましょう!」
と、聞こえの良いことを言いますが、
コンサルティング会社・システム開発会社の商談管理は、Excel が多いです(笑)
なんか、ビックリですよね
(私も初めはこのGAPに悩まされました)
製造業とコンサルティング会社とではサービス内容が異なるため、
しかたない部分もあるとは思いますが・・・(言い訳です)
同様に、様々なデータ管理についてコンサルティングをすることがあります。
人様に色々提言をしますが、自分のデータ管理はというと・・・
う~ん。
非常に苦労をしています。(工夫はしてますが)
偶然にも、立て続けにデータ管理のあり方について聞かれ、
答えたところ参考になったと言っていただいたのでブログに書き留めて置きます。
基本的な考えとして「情報」というのは、
■コンテンツ
⇒様々なアイデア・検討結果・成果物・議事録などのドキュメント
Excel・Word・PowerPoint・Text・PDFなどで作られたもの
と
■コミュニケーション
⇒人とのやりとり、合意形成のための情報
平たく言えば、メール・SNS・社内ブログ・Twitterなど
ビジネスにおいては主にメール。
の2つしかないと思っています。
(と、考えればプロジェクトマネジメントなども構造化しやすくなります。これはまたの機会に)
これら2つに対して、計画と実績。
計画は、コンテンツ・コミュニケーションに関係なく、
「いつ?」「何を?」するかを行動管理します。
スケジュール管理だったり、Todo管理だったりですね。
実績は、先程の2つの区分別に管理します。
ということで、
「ドキュメント管理」「メール管理」「行動管理」の3つになります。

私の情報管理のポリシーとして、
・PC と iPhone の両方からアクセスできる
・双方向同期ができ、常に同じ状態が保てること
この2つです。
このポリシーに沿って
「ドキュメント管理」「メール管理」「行動管理」を実現しようとして
今はこんな構成にしています。
●ドキュメント管理:PC Local、Evernote、SugarSync
●メール管理:Becky、Gmail
●行動管理:GoogleCalendar、domoTodo+
そして、おまけのTeamViewer

ポリシーに沿ってない不十分な部分もあるのですが・・・
(極力お金をかけずにFreeソフトで実現したいので)
1つ1つの詳しい内容を書きたかったのですが、
これ以上、時間を使うと本業に支障が・・・
ということで、また明日?明後日?にでも続きを。
何かご意見があれば、どしどしお寄せください。
2010年6月7日
「想像力」を持って明日一日を過ごしましょう
電気自動車 vs ガソリン車 えっ!?カローラが2000万!
こんばんは
以前、「スマートグリッド と モノづくり 」 という記事を書きました。
その中で、今後自動車が100円で売られる時代が来ることを示唆しました。
(んっ!? なんで!? と思った方は、読んでみてください)
ちょっと視点を変えてみると、
100円自動車の時代と逆行するかのように、トヨタ カローラ が2000万円もする時代が来るかもしれません。
トヨタ カローラといえば、昔からあるオーソドックスな3ボックスのセダンですね。
それが、なんと! 2000万!!!?
本当?
と思うでしょうが、そんな時代が来るかもしれませんね。
では、なぜか?
今、電気自動車(EV)の話題が絶えません。
テスラのようなベンチャーや、中国BYDなどの新興メーカーなど、
今までの 「大手カーメーカー絶対覇者」 とは別の世界が広がる可能性があります。
50年後 「ガソリン自動車」 はどうなるのか?
EVの展望は多く語られても、それに伴なう旧来型のガソリン車の顛末がどうなるかですね。
私は、腕時計と同じような一途を辿るのではないかと勝手に思っています。
昔の腕時計は、全てがゼンマイの機械式時計でした。
ゼンマイを回し、その力が歯車を通り、テンプにより一定の力で針を動かす。
細かな部品の組み合わせで精巧な時間を刻んでくれます。
そして、1960年代に水晶振動子を用いたクォーツ時計が出てきました。
発売当初は、数十万もし車一台分くらいの価格がしたそうです。
それが、30年もしないうちに、100円ショップでも買えるようになってしまいました。
機械モノの電子化は、そのような価格破壊が進みますね・・・
そして、衰退した機械式時計は、どうなったか?
今は、匠の技術を持った職人が作る高価時計として生き残っています。
よく知られたロレックス・オメガなどもそれに該当します。
30万や100万もする時計から、数億する時計まであります。
機械式時計は、独特の「チッチッチッチッ」という秒針の音がいいんですよね。
それと同じように、電子化が進んだEV車は、50年もすれば安価で手に入ると思います。
(安全性などもあるので、安くなると言っても限界があるでしょうが・・・)
その一方で、ガソリン車も職人が作る高級車に変貌するかも知れません。
(環境問題があるので、ディーゼルやバイオ燃料などで残るのでしょうが)
「ブルンブルン」というエンジン音と振動。
これを味わい対がために、高額を払う。そんな人が現れるような気がします。
極端ですが、カローラも、2000万!する時が訪れるかもしれませんね。
(さすがにその時は、カローラ名では売らないでしょうが)
□ クォーツ時計 vs 機械式時計
□ 電気自動車 vs ガソリン自動車
両方に共通していえることは、
・機械の「音」を楽しめる
・部品が多くメンテナンスに手間がかかる
電気化によって、自動化で手間が省け、静粛性が高くなっていくモノが多いですが、
音が魅力となったり、
手間がかかることが魅力となったりと、
まったく逆の発想だなと思ってしまいました。
うまく演出さえできれば、手のかかるモノにある種の魅力を感じてしまうのでしょうかね。
そう考えると、新たな製品やサービスなども打ち出せるかも知れません・・・
(といっても、まだ何も思いつきませんが)
皆さんも是非、身の回りのものを改めて見直してみてください
2010年6月3日
思いやりをもって今日一日を・・・
以前、「スマートグリッド と モノづくり 」 という記事を書きました。
その中で、今後自動車が100円で売られる時代が来ることを示唆しました。
(んっ!? なんで!? と思った方は、読んでみてください)
ちょっと視点を変えてみると、
100円自動車の時代と逆行するかのように、トヨタ カローラ が2000万円もする時代が来るかもしれません。
トヨタ カローラといえば、昔からあるオーソドックスな3ボックスのセダンですね。
それが、なんと! 2000万!!!?
本当?
と思うでしょうが、そんな時代が来るかもしれませんね。
では、なぜか?
今、電気自動車(EV)の話題が絶えません。
テスラのようなベンチャーや、中国BYDなどの新興メーカーなど、
今までの 「大手カーメーカー絶対覇者」 とは別の世界が広がる可能性があります。
50年後 「ガソリン自動車」 はどうなるのか?
EVの展望は多く語られても、それに伴なう旧来型のガソリン車の顛末がどうなるかですね。
私は、腕時計と同じような一途を辿るのではないかと勝手に思っています。
昔の腕時計は、全てがゼンマイの機械式時計でした。
ゼンマイを回し、その力が歯車を通り、テンプにより一定の力で針を動かす。
細かな部品の組み合わせで精巧な時間を刻んでくれます。
そして、1960年代に水晶振動子を用いたクォーツ時計が出てきました。
発売当初は、数十万もし車一台分くらいの価格がしたそうです。
それが、30年もしないうちに、100円ショップでも買えるようになってしまいました。
機械モノの電子化は、そのような価格破壊が進みますね・・・
そして、衰退した機械式時計は、どうなったか?
今は、匠の技術を持った職人が作る高価時計として生き残っています。
よく知られたロレックス・オメガなどもそれに該当します。
30万や100万もする時計から、数億する時計まであります。
機械式時計は、独特の「チッチッチッチッ」という秒針の音がいいんですよね。
それと同じように、電子化が進んだEV車は、50年もすれば安価で手に入ると思います。
(安全性などもあるので、安くなると言っても限界があるでしょうが・・・)
その一方で、ガソリン車も職人が作る高級車に変貌するかも知れません。
(環境問題があるので、ディーゼルやバイオ燃料などで残るのでしょうが)
「ブルンブルン」というエンジン音と振動。
これを味わい対がために、高額を払う。そんな人が現れるような気がします。
極端ですが、カローラも、2000万!する時が訪れるかもしれませんね。
(さすがにその時は、カローラ名では売らないでしょうが)
□ クォーツ時計 vs 機械式時計
□ 電気自動車 vs ガソリン自動車
両方に共通していえることは、
・機械の「音」を楽しめる
・部品が多くメンテナンスに手間がかかる
電気化によって、自動化で手間が省け、静粛性が高くなっていくモノが多いですが、
音が魅力となったり、
手間がかかることが魅力となったりと、
まったく逆の発想だなと思ってしまいました。
うまく演出さえできれば、手のかかるモノにある種の魅力を感じてしまうのでしょうかね。
そう考えると、新たな製品やサービスなども打ち出せるかも知れません・・・
(といっても、まだ何も思いつきませんが)
皆さんも是非、身の回りのものを改めて見直してみてください
2010年6月3日
思いやりをもって今日一日を・・・