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セミナーを終えて・・・

おはようございますプリベクト北山です。

この数年間、ブログ更新を怠っていましたが、また再開したいと思います。
是非お付き合いお願いしたいと思います。



6月1日(金)に、久々にコストマネジメントセミナーを実施してきました。
「コスト構造の見直し・改革とプロジェクトの推進ポイント」

朝10時半から17時半までの丸一日のセミナーでしたが、
個人的には2日分くらいの濃く、熱い内容をお伝えできたと思います。

受講者からもアンケートで嬉しい言葉をたくさん書いて頂きました。
来て頂いた方には本当に感謝です。



「原価とはなにか?」
「管理会計とはなにか?」


奥深いテーマであり、企業にとって非常に重要な内容であると、話しながら改めて感じました。




「技術力を正しく評価する真の管理会計」
「褒めるための原価管理」


まだまだ、考えることは多いです。

受講して頂いた企業の方は、セミナーの話しを機に、企業改革に取り組んでいただきたいです。




また、セミナーでは、4年間くらいほぼ同じ内容のアンケートを配って、
企業動向や意識変化の推移をウォッチしています。

受講者の特性などにも影響してるかも知れませんが、今回のセミナーから見えてくる傾向を少しばかり触れておきます。


<出来てないこと>
・相変わらず「製品ライフサイクル」での損益管理ができていない
・相変わらず「出図後しか原価見積をしていない」
・設備の見積に苦労している企業が増えた
・ロスコストの見積に苦労している企業が増えた
 →ロスコストの見積は今まで意識が低かったのかあまり問題として浮き彫りになって来なかった。今回はじめてのこと


<進歩が見られたもの>
・機能別、スペック別のコストテーブルの保有企業が増えた



と、言った感じです。
ロスコストへの問題意識の高まりは良い傾向だと感じます。

是非、頑張ってもらいたいです。


次の金曜日もセミナー。
今度は、『設計標準化と原価管理』について。
時間があれば、是非参加ください。


2012年6月4日
   心をこめて・・・

さぁ、マウスを捨てよう! ~0.5秒のカイゼンで残業を減らすぞ!~

こんばんは

前回 『 0.5秒を無駄にするな! 』 にて、待ち時間などの無駄を省く必要性に触れました。


製造業の現場を例に取り話めましたが、やっぱり現場はすごいですよね。


 「0.5秒」に命をかけている。


ものづくり大国ニッポンとして世界の地位を確立できたのも、
このの涙ぐましい努力の賜物だと思います。(感謝です)


それは、私のようなサービス業(orサービス部門)でも同じような努力が必要だと思っています。

しかし、まぁサービス業は本当に無駄が多いです。(カイゼンの宝の山ですね)



まず第一の無駄は、『 会議 』

まぁ、なんと意味のない会議が多いこと。

とりあえず参加させられて、ダラダラ会議、問題先送り会議、他部署文句言い会議など。

会議のアジェンダもなく、会議しても議事録も送られてこない。
何のために会議したかも分からず、分からないからもう一度やりましょう。って、悪循環に陥ってます。

(多くの方も感じられていることだと思います)



そして、第2の無駄は、『 メールと資料作り 』

1日の過ごし方を振り返ってみてください。

会議や客先訪問以外は、何をしてますか・・・・

そう。

メールチェックか、
エクセルやパワーポイントなどの資料を作ってますよね。

多くの時間をパソコンの前で過ごしています。



会議を効率よく進めるには相手があり難しいのでまた別の機会に述べるとして
資料作りを効率化するのは自分の問題なので直ぐにでもカイゼンができるはずです。



皆さんは、より早くメールを書いたり、より早く資料作成するための「パソコン術」って身につけてますか?


色々なパソコン術があると思いますが、

私は何よりも一番始めにすべきことがあると思っています。


マウスを捨てること!です


パソコンのマウスをまず捨ててください。


では、なぜ、マウスを持つとダメなのでしょう・・・?


それは、

キーボートから手が離れる0.5秒が無駄だからです。


マウス操作をしようとすると、
キーボードからわざわざ右手を離して移動させる必要があります。


キーボード⇒マウスで、0.5秒
マウス⇒キーボードで、0.5秒
1回のマウス操作のために、1秒を無駄にしています。



ノートパソコンならマウスを使っていない人もいると思いますが、

この 『 マウスを使う0.5秒が無駄 』と感じているかが重要なのです。


この話しをするとたいていの反応が、


「そんなの0.5秒のちょっとした事のために、なぜなれたマウスを辞めないとダメなの・・・」
「たった0.5秒のために、そんなのどうでもいいでしょ!」


って、言います。


そう。たった0.5秒の為にです。


前回記事でも触れましたが、
ものづくり大国ニッポンの底力は、0.5秒のカイゼンを愚直に進めたからです。

1ヶ月に100万回発生する作業を0.5秒カイゼンしたとすると、

17人日/月(=0.5秒×100万=50万秒=8300分=138時間)の効果

=204人日/年
=10人月/年
=600万円/年(1人月を60万円とした場合)



では、同様に

皆さんは月に何回マウスを触っていますか?

何千回も何万回も触っているでしょう。
それだけの時間を無駄にしています・・・・



マウスを捨てるというのは、ひとつのきっかけです。


この0.5秒に無駄を感じ始めると、



 □ 画面右のスクロールバーまで、ポインタを移動させる0.5秒が無駄
 □ 色変更のために画面上のツールバーまでポインタを移動させる0.5秒が無駄
 □ 画面下の四角のオブジェクトを選択するためにポインタを移動させる0.5秒が無駄
 □ メール作成で画面左上の新規作成を押すためにポインタを移動させる0.5秒が無駄


など、自分のちょっとした動作が気になります。


「これは価値がある動作か?価値が無い動か?」


パワーポイントで四角のオブジェクトを書くときに、

 □マウスを触る(0.5秒)⇒無駄
 □画面下のオブジェクト選択に数回クリック(1.5秒)⇒無駄
 □オブジェクトを画面に描く(0.5秒)⇒価値有り
 □マウスからキーボードへ(0.5秒)⇒無駄


0.5秒の価値作業のために、2.5秒の無駄
が発生していることになります。

なんと、5倍の無駄!通常ではありえない話です。



これが皆さんのパソコン操作の実態なのです!


どうすればその0.5秒の無駄を排除できるか?
何をすればいいのか?


標準ショートカット、メニューショートカット、オリジナルショートカットなど
ショートカット以外にも様々なワザを駆使すれば、カイゼンできます。

また、別の機会に書きます。

是非考えてみてください。



   2010年8月10日
     心をこめて・・・・

0.5秒を無駄にするな!

こんにちは

先週か先々週に発売された「エコノミスト」に興味深い記事がありました。

詳細を忘れましたので、かいつまんで書くと

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カリフォルニア州にて、
「広告掲載が可能な電子ナンバープレート」を採用する法案が可決される可能性がある。

広告主と陸運局が契約を行ない、州としては多大な税外収入を期待する。

電子ナンバープレートは、信号などで4秒以上停止すると広告が表示され、

また、

運転手が好きなメッセージを表示したり、
非常事態時に他人に緊急メッセージを表示したりと様々な用途への広がりがある


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おおよそこのような内容でした。(詳しく知りたい方はエコノミストを見てください)


この記事を見て、面白い事を思いつくなぁと思いました。


確かに、信号などの待ちの時に、前のクルマのナンバープレートって目に入りますよね。
ここに目をつけて、広告を掲載するってのは盲点でした。


言われたら、「あぁ~確かにいいね」と思うけど、なかなか思いつかないですね。


何も価値を生み出さない「待ち時間」を、広告発信し情報提供という価値を生み出す。
すごく重要なことだと思います。


私は製造業のコンサルティングを生業にしていますが、

製造の現場ではこの「待ち」などに代表される価値の無い作業・時間をいかに短くするかを日々悩んでいます。



 □腕を伸ばす0.5秒をいかに縮めるか。

 □部品を取るために移動する歩数を3歩から1歩に出来ないか。

 □ネジ取り付けの秒数を2秒から1.5秒にできないか。



こんな、0.5秒の世界の短縮に涙ぐましい努力をしています。
たったの0.5秒ですよ!0.5秒!

この0.5秒のために、アイデアを出し、部門間の調整を行って、マニュアルの変更をして・・・・
場合によっては、0.5秒のために1週間も費やすこともあるでしょう。

普通の人からすると、


たった0.5秒のために、1週間もついやしたら本末転倒だよね!」


と思いますよね。


しかし、そんな事はありません。


ある作業を0.5秒のカイゼンをしたとする。
その作業が1ヶ月に、100万回発生するとしましょう、

0.5秒×100万=50万秒=8300分=138時間=17人日

腕を伸ばす0.5秒のカイゼンで、なんと17人日分のカイゼンとなります。

たった、0.5秒で、17人日の効果となる。すごいことですよね。



これと同様に、日々の生活でも1個1個の無駄な時間は短くても回数が多いものがあります。


この無駄をいかに減らすかが重売なポイントつなのです。


ちなみに、自分たちの生活の中では、価値を産んでいない「待ち」(=無駄)が多い!



 □渋滞、信号待ち、ガソリン補給の間
 □駅での電車待ち、電車に乗っている間、バスの待ち、バスに乗っている間
 □タクシーを乗っている間、飛行機に乗っている間
 □メールの送受信中、Webページの開き中、ファイルコピー中、ソフトのダウンロード中
 □食事を待っている間、寝ている間、買い物をしてクレジットカードの処理をしている間
 □会議開始までの待っている間、待ち合わせスポットで待っている間、役所での待っている間


挙げだしたらきりが無いですね。

これらの無駄に対して何が出来ないかと考えています・・・



  2010年8月5日
    一生懸命な志を