君の嘘
それでね・・・・マスタ 彼ったら・・・・・
いつものように饒舌にまくし立てる彼女は
きょうも上機嫌である。
彼女の話はいつも自慢の彼の話
外交官の彼はいろんな国からいろんなワインをお土産に
もてかえってきてくれるらしい。
素敵な彼・・・しかし、一度もお店につれてきてはくれない。
それとなく気づいてはいた。
彼女の理想の彼・・・そう、それは理想であり空想であった彼。
このままだまされているのもいいだろう。
彼女の気持ちが休まるのなら・・・。
でも、いつか本当の恋愛をしてほしい。
それが、私の望みでもある。
そして、いつかこのワインを二人で飲んでほしい。
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