若者に一番必要なメッセージ

 以下は「なりたい自分になる教科書」(石井希尚師)からです。

 あるミッション系の有名私立男子高校で講演したときのことです。

 受験を目の前にしている3年生が対象でした。

 生徒たちは明らかに反抗的で、「お前は誰だ。

お前の話なんか聞きたくもない」という表情を浮かべていました。


 担当の教師が声を荒げ「静かにしなさい!」と叫びました。

 しかし、生徒たちは一向に聞こうとしません。

男子高校講演会

 集中力のない生徒たちの前で、私は紹介されると講壇に立ち、

開口一番こう言いました。

僕には高校3年という体験がなかった。

 高校2年の時、くだらないからやめたんだ


 生徒たちの口が一瞬止まりました。

 私はこのタイミングを逃すまいとこう続けました。

日本の学校教育では、一番大事なことを教えない。

 一番大切なこととは、君たちは誰とも比べる必要のない“作品”

なのだということだ


最高傑作

 生徒たちは私をにらんでいました。

 数ヵ月後には、点数という一元的な価値基準で人生の進路が

決定されてしまう。

 そんな不安と直面している彼らに、私は一人ひとりが“作品”で

あることを短く語りました。

 終了後、校長が私に頭を下げて言いました。

「こんなに静かに生徒が聞いたのは初めてです」

 すると、校長室をノックする音がしました。

 そこには、私に礼を言いたいという生徒たちが集まっていました。

「今日の話には共鳴します。ありがとうございました」


男子学生

 その様子を見た校長が付け加えました。

「こんなこともはじめてです」

 生徒たちは、お説教など求めていません。

 彼らには、自分たちの存在価値が高められる体験こそが必要なのです。


 石井希尚先生の話に対し、聞く耳を持たなかった高校3年生を

最初に惹きつけたのは何だったでしょうか?

 それは、「君たちは誰とも比べる必要のない“作品”

なのだ」というメッセージです。

 これこそが反抗的な若者の心を溶かしていったのです。

 この“作品”ということばは聖書にあります。

聖書

 「私たちは神の作品であって・・・」(エペソ2:10)

 この作品(ギリシャ語でポイエーマ)ということばは

「最高傑作」という意味です。

 それも神の作品です。

 英語ではGod’s masterpieceです。

 この意味は神様のハンドメード、つまり、この世に唯一で、

オリジナル
だということです。

 鍵にもコピーキーは沢山ありますが、マスターキーはただ1つです。

 この世では同じ規格の製品が大量に生産され、売られていますが、

そのようなものではなく、一人ひとりは神様の最高傑作だと言う

ことなのです!


わたしの目には、あなたは高価で尊い。

 わたしはあなたを愛している。
」(イザヤ43:4)


 このみことばを心から信じているでしょうか?

 今日はこのみことばを一日中、口ずさみましょう^^

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