イスラエルの神を信じる?
皆さん!
皆さんはイスラエルの神を信じていますか?
これはユダヤ教の神のことを言っているのではありません!
ヤベツの祈った”イスラエルの神”のことを申し上げているのです!
このヤベツの祈りに関しては前に取り上げました!

「ヤベツは彼の兄弟たちよりも重んじられた。
彼の母は、『私が悲しみのうちにこの子を産んだから』と言って、
彼にヤベツという名をつけた」(第一歴代誌4:10~11)
ヤベツとは「悲しみ」あるいは「苦しみ」という意味でしたね。
イスラエルの社会では、その時親の状況がそのまま生まれてくる子どもの
名前となりましたから、ヤベツのお母さんの置かれていた状況はまさに
悲しみの極みだったことでしょう。
そこで彼はこう祈りました。

「ヤベツは”イスラエルの神”に呼ばわって言った。
『私を祝福し、私の地境を広げてくださいますように』」(第一歴代誌4:9~10)
ここでヤベツは自分の運命を呪ってもいいのに、どうしてそんなに肯定的、
信仰的に生きられたのでしょうか?
そのヒントが上記の祈りにあります。
ヤベツは自分勝手に肯定的にしようとしたのではなく、聖書を
知っていたのです。
つまり、彼は”イスラエルの神”に祈ったのです。
ヤベツが祈ったのはアブラハムの神ではありませんでした。
イサクの神でもありません。
ただ”イスラエルの神”に祈ったのです。
ここで、イスラエルというと、国の名前のように思えるでしょうか?

しかし、実はイサクの子どもでした。
ヤコブという名前がイスラエルに変えられたのです。
どうして、ヤベツはイスラエルの神に祈ったのでしょうか?
それは”押しのける者”という名前のヤコブが全く変えられて、”神は勝利される”、
”神の皇太子”、つまり”イスラエル”という名前に変えられた出来事を、ヤベツが
知っていたからでした。
ヤコブという名前は”押しのける者”という意味でした。
そして、彼はお兄さんに与えられていた祝福を奪い取ってしまったのです。
それがきっかけで、お兄さんから命を狙われ、ラバン叔父さんのもとへと
旅立ちます。
彼は叔父であるラバンがいろいろと不利な条件を押し付けてきます。
そのたび毎に彼は祈り、様々なだましや欺きをくぐり抜けていきます。
しかし、20年経ち、ついに一族郎党を連れて、夜逃げします。
実は、このようにラバンから何度も騙され、辛い目にあったのは自分の蒔いた種、
つまり兄をだまし、祝福を奪い取って逃げた行いの刈り取りを
させられていたのでした。
しかし、今度は兄エサウが400人を引き連れ、自分たちの居る所に向かっている
という知らせが入ると、ヤコブは非常に恐れます。

自分が兄をだました刈り取りをしなければならないからです。
彼は居ても立っていられません。
まず自分たちの群れを2つに分け、エサウへの贈り物をそれぞれ沢山持たせて、
ヤボクの川を渡らせて、先に行かせます。
そして、自分ひとりだけが川のほとりに留まり、祈ります。

この祈りを聖書はある人との格闘、レスリングをしたと言っています。
何と、夜明けまでこのレスリングが続いたのです。
なぜ、そこまでヤコブは戦い続けたのでしょうか?
兄エサウがもう間もなくやって来て、自分に襲い掛かってくるという恐れの中、
神様の祝福をもらわなければ、これ以上、進んでいくことができないからでした。
ところで、ヤコブと戦った相手とはだれでしょうか?
イエス様です。
なぜなら、ヤコブに対して「あなたは神と戦い、人と戦って勝った」と言われて
いるからです。
そして、彼は「あなたの名前はイスラエル、つまり、”神は勝利される!”
”神の勝利”、”神の皇太子”」と祝福してもらったのです。
ヤコブはイエス様との祈りの格闘をせざるを得ませんでした。
兄を騙して以来、そのままにしていた人間関係を清算しなければならない時が
やってきたからでした。
その結果、ヤコブの強い自我は砕かれ、祝福の人へと変えられたのです。

何と、憎しみで一杯であったはずの兄エサウは弟ヤコブに出会い、彼の首に
抱きついて、憎しみそのものであったはずのヤコブに口付けしたのです。
そして二人はウォンウォン泣きました。
ヤコブはイエス様と祈りの格闘をし、イスラエル=”神による勝利”へと
変えられたからです。
私たちも自分は弱く足りなくても、ヤコブをイスラエルに変えてくださった
神に祈る絶対肯定的な信仰をもって祈ろうではありませんか!
「恐れるな。わたしはあなたとともにいる。
たじろぐな。
わたしがあなたの神だから。
わたしはあなたを強くし、あなたを助け、わたしの義の右の手で、
あなたを守る。」(イザヤ41:10)

「わたしはあなたに命じたではないか。
強くあれ。雄々しくあれ。
恐れてはならない。おののいてはならない。
あなたが行くところどこででも、あなたの神、【主】があなたとともに
おられるのだから。」(ヨシュア1:9)
今日も”イスラエルの神”、つまり”神は私たちのために勝利されるお方”です!
このお方に、信頼し、進んでいきましょう^^
祈りましょう^^
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