老害の人 | PRAINSのブログ

PRAINSのブログ

昭和と趣味と日記のブログ
車・バイク・音楽・映画・ファッション・釣り・ゴルフ・・・
時々、我が町「呉」と お仕事「美容」、「美味い物」
よろしくお願いいたします!

 

今年5月5日からNHK系列のプレミアムドラマ枠で放送された

内館牧子さん原作のドラマ「老害の人」全5話をU‐NEXT配信で観た。

内館牧子さん原作の作品と言えば以前、舘ひろしさんと

黒木瞳さんがW主演した「終わった人」を観たが彼女の作品は

今の僕たち以上の世代が抱えるシニア問題に切り込んでいる。

 

老害の人は埼玉県川越の近くの街に住む一家を中心に会社を娘の夫に

譲った筈の戸山福太郎と近所の老人5名の老害六重奏が

コロナ禍に老害を巻き起こす騒動と家族たちの群像活劇

 老害人と家族の双方の本音が衝突した先に吹く風が描かれている。

 

 

 
いや~、個人的にはまだ自分が老人だなんて思ってないから
伊東四朗さんが演じた福太郎より今はまだ勝村政信さんが演じた
娘婿の立ち位置だと思うが一昨年、昨年と立て続けに亡くなった
両親の晩年を見てた時に自分もいつかこうなるのかもと思った。
 
昔話に説教、趣味の講釈、病気自慢・・・
そうかと思えば、無気力、そしてクレーマー。
 老害をまき散らす老人たちとそれにうんざりして
「頼むからどこかへ行ってくれ」とさえ思う若年層。
 
こう書くと今現在でも同世代が集まると昔話や趣味の話に花が咲くし
病気の話、薬の話、病院の評価等々、もしかしたら既に
僕自身も老害が始まってるのかも知れない(笑)
 
だから僕の世代は現在老害の加害者でもあり被害者でもあるとも言える。
この先老害人と言われないように子供世代や孫世代とも協調して
嫌われないよう気を付けないといけないって思うんですがね~
 
 
ドラマを観た感想としては可もなく不可もなしって感じ。
伊東四郎さんを始め芸達者なベテラン俳優による
アットホームな自虐コメディという位置付けだろうか。
 
それにしても子供の頃から伊東四朗さんを見続けているが
コメディからシリアスまで演じられる希少な役者さんだと思う。
昭和の時代の伊東四朗さんは、どちらかと言えば
てんぷくトリオや小松政夫さんとの名コンビによる
コメディアンのイメージが強かったですけどね~。
 
共演された三田佳子さん、関根恵子さん、前田吟さんなどが
老人を演じる姿見て過ぎ去った年月の長さを感じるし
皆さんそんな歳になったんだな~って思いましたね。
ジャンジャン!!