広島発!ストリップ劇場3部作 | PRAINSのブログ

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広島ローカル放送局RCCの人気アナウンサーの横山雄二さんが

手掛けた広島ローカル映画「広島発!ストリップ劇場3部作」は

広島オールロケで全3作品が制作されている。

現在、シリーズ完結作となる「愚か者のブルース」が

公開されているという事で先日月曜日のお休みの朝

呉ポポロシアターに鑑賞に行って来た。

 

と、いう事だが愚か者のブルースを見る前に劇場公開を見逃していた

初作「浮気なストリッパー」2作「彼女は夢で踊る」のDVD2枚を

レンタルして予習がてら続けて観たのだが・・・

 

 

<浮気なストリッパー あらすじ>

 

仕事へのモチベーションをなくし始めたアナウンサー(横山雄二)が

ふとしたきっかけで「ワケあり」な二人と交流を持つ。

1人は借金まみれのマジシャン(内田貴光)、もう一人は会社をクビになり

ストリッパーへ転職した元派遣女性社員(矢沢ようこ)。

友人関係を築き始めた3人の前に、悪徳政治家の

裏金1億5000万円がころがりこんでくる。

3人は力をあわせてその大金を自分達のものにしようと作戦を練るが・・・。

 

<感想>

 

いや~、B級映画にも及ばない大学の映研作品というレベル(笑)

てか、ストリッパー役の矢沢ようこって永ちゃんの娘だと誰かに聞いて

そう思い込んでたが、まったくの別人じゃないか(笑)

彼女って元AV女優で現役のストリッパーだそうだ。

 

DVD特典のメイキング映像も見たが、孤狼の血のロケ現場との差は明らかで

まさに大学の映研のノリのような雰囲気という感じがした。

まあ、広島ローカル映画と、東映が本気で制作してる映画を

同じ土俵で語るのもナンセンスなんですけどね(笑)

 

 

<彼女は夢で踊る あらすじ>

 

閉館間近の広島の歴史あるストリップ劇場の社長・木下(加藤雅也)は

かつての華やかだった時代に思いを馳せていた。

この舞台で引退する有名なストリッパーをはじめミステリアスな

若手の踊り子たちが次々と劇場に到着する。

やがて最後の舞台の幕が開き、劇場の終わりを目の当たりにした

木下の胸に忘れていた過去の恋の思い出がよみがえる。

 

<感想>

 

いや~、初作が大学の映研レベルな作品だったので

期待せずに観たのだが、この作品は非常に良かった。

この作品は横山雄二さんが監督じゃなくチョイ役で出てた程度で

時川英之という監督が良かったのか、実力派俳優の加藤雅也さんが

主演だったから良かったのかはわかりませんけどね(笑)

不覚にも(笑)思わずホロっと来ましたよ。

 

 

<愚か者のブルース あらすじ>

 

伝説の映画と評される作品を撮ってから30年が経ち

映画監督の大根(加藤雅也)はピンサロ店で働く

タマコ(熊切あさ美)のヒモになっていた。

ある日、タマコが昔の恋人に脅され二人はやむなく

大根の大学時代の後輩(横山雄二)が館長を務める

広島のストリップ劇場の楽屋で暮らすことになる。

しかし、大根はストリッパー(小原春香)に手を出してしまう。

 

<感想>

 

あくまで個人的な評価をさせてもうと面白いB級作品かな。

シリーズを通して広島市内の繁華街やストリップ劇場が出るので

昭和感もあるし当作品も泣けそうな人情話しではあるのだが

どうも加藤雅也さん、熊切あさ美さん意外の本来俳優じゃない

横山君やノッチなどの演技が嘘クサく感じてしまう

一番印象に残ったのが熊切あさ美ちゃんの風俗嬢のシーンだった(笑)

 

横山君は映画「孤狼の血」にも縁があって僕たちが主催する

当作品の応援イベント「呉やっちゃれ会」の時も

プライベートで来てくれたにも関わらず

時間繋ぎのトークを引き受けてくれたり有名人なのに気取ってなく

面白いし良い人なのだが普段が三枚目のキャラだし

俳優には向いてないように感じましたね~。

 

 

広島発!ストリップ劇場3部作の舞台である「第一劇場」は

1975年(昭和50年)に開業し、何度か閉店の危機がありながらも

中国地方唯一のストリップ劇場として46年間続いた劇場。

惜しくも昨年2021年に閉店し46年の歴史に幕を閉じた。

現在建物は解体し周辺の貸し駐車場も含めた一帯を

ホテルにする計画だそうで工事が進められている。

その模様は「愚か者のブルース」劇中に収められている。

 

ストリップ劇場3部作は、その第一劇場の姿を映像に残そうという

趣旨もあり企画制作された作品でもあるそうだ。

劇場の広さ、ステージは全国でも3本の指に入るそうで

1970~80年代には賑わいを見せたが娯楽の多様化により

来館客が減少し更にはコロナ感染拡大の影響もあり

昨年ついに閉店に至ったそうだ。

 

僕は初めてストリップ劇場に行ったのは1982年(昭和57年)の

18歳の時のミヤニシの社員旅行で訪れた松山の道後温泉での事だった。

道後温泉のストリップは1990年代初頭頃ウチの社員旅行でも行った。

そう言えば昭和の終わり頃だったか、呉にも一瞬だけ

「呉劇場」ってストリップ劇場が開業したが2~3年で

何故か、あっという間に消えてしまった。

 

意外にも僕はストリップ劇場ってのにあまり興味がなく

呉劇場を含め人生で3~4回くらいしか行った事がない。

しかもそれは自ら望んだんじゃなく付き合いのノリで行った程度。

広島の第一劇場も一度も行った事がなかった。

 

現代の若者男子は昭和の頃のに比べて女性や恋愛に興味が薄いらしい。

更に言えばネット上には多種多様な映像も出回っている。

ストリップ劇場に行く若者も極稀にしか居ないんだろうな~。

ジャンジャン!!