リアルタイムで放送してた時から楽しみにしてた2020年前期のNHK朝ドラ
「エール」のDVD全巻が出揃ったという事で早々に借りて一気に観た。
エールは日本歌謡界草創期を代表する作曲家、古関裕而氏と
妻・金子さんをモデルに夫婦の生涯をフィクションとして描かれた作品。
個人的には詳しい事までは知らないが古関裕而氏の名前や
戦時歌謡を含む有名な代表曲は幾つか知っていた。
「とんがり帽子」なんて超が付くほど懐かしい。
作品には実在した日本歌謡界草創期の音楽家や歌手、業界人が出て来る。
古賀政男さんがモデルになった役など知ってる人も出て来る。
僕の親父はギターがプロ級で僕が幼い頃酒に酔うと
軍歌や古賀メロディー、古関メロディーなどをよく弾き語りしてた。
だから知らず知らずのうちに歌詞を覚えた曲も少なくない。
古関裕而さんは劇中でも母校の校歌を作曲しているが
何と呉の三津田高校の校歌も作曲してるんですよね。
早稲田大学の応援歌「紺碧の空」や阪神タイガースの「六甲おろし」
読売巨人軍の「闘魂こめて」など野球の応援歌を手掛けている。
しかし個人的に古関裕而さんの応援歌と言えばコレでしょうね~!
オリジナルは伊藤久男さんが歌ってる高校野球の応援歌「栄冠は君に輝く」
劇中では山崎育三郎さん演じる佐藤久志が歌うのだが個人的には
ウチの息子たちは幼少のころから野球道に邁進し甲子園を目指していたので
今でもソラで歌えるし、この曲を聞くと当時が凄く思い出される。
もちろん楽しい思い出もあるが、どちらかと言えば辛い思い出の方が多い。
親子関係を構築出来たのは野球のおかげという側面もあるが
後悔の念の方が遥かに大きく息子たちが高校野球を引退してから
僕は意識的に高校野球を避け一度も甲子園大会も地区大会も観ていない。
今年ももうすぐ地区大会が始まるが個人的にはどうでもいい(笑)
古関裕而さんがモデルになった窪田正孝君演じる小山裕一の一人娘、華ちゃんは
宮沢氷魚君演じるロカビリー歌手、霧島アキラと結婚するという話になっている。
まあこれは完全なフィクションだが霧島アキラのモデルはロカビリー3人男の
平尾昌晃、山下敬二郎、ミッキー・カーチスの誰かではないかと推測される。
で、二人の結婚パーティーでロカビリーを演奏し歌うアキラだが
そのバックバンドとして僕の最近のお気に入りロカビリーバンド
ビスキャッツのギター、ケンジ君と、ウッドベースのスケ君が出演し演奏してた。
てか、この事はちょっと話題になったので知ってたんですがね(笑)
<感想>
朝ドラに関しては毎作品賛否あるのは百も承知ですが個人的には
家族愛、夫婦愛、親子愛、友情、故郷愛・・・とても良かった。
題材が興味のある音楽というジャンルという事もあり面白かった。
コロナ過という事もあったのか途中で特別編みたいな週があったのが余計だったし
通常朝ドラはDVD全13巻なのだが全12巻というのが残念だった。
ギャグコントみたいな演出じゃなく、、もっとシリアスに描いて欲しい部分もあった。
最後になるが日本洋楽界の大御所・山田耕筰氏をモデルにした
小山田耕三を演じた志村けんさんが何故か懐かしく感じましたね~。
ジャンジャン!!