白いページの中に | PRAINSのブログ

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昨日の、昭和の伝説のオーディション、ヤマハのポプコンの記事を書いた時

ポプコン出身ミュージシャンの名前の中に見覚えがある「柴田まゆみ」という名前を発見。

気になった僕は、入賞曲「白いページの中に」をYouTubeで聴いてみた。

懐かしい記憶が蘇って来た、確かに聞き覚えがある曲だったが

そうか!ラジオかテレビのコッキーポップで聴いた曲だったんだ。

 

以前、サンドラ・ホーン名義のルパン三世のED曲「ラブ・スコール」を

歌ってる事で知られるサンディーが歌った「グッバイ・モーニング」も

コッキーポップで聴いていた事を思い出した曲だった。

 

それ以外の事はまったく覚えてないのだが調べてみると柴田まゆみさんは

僕が中学3年だった1978年(昭和53年)の第15回ポプコンで

高校の卒業記念に創った曲をポプコン応募のために創り直した

「白いページの中に」で入賞を果たしデビューしたそうだ。

同曲はコッキーポップのオープニングテーマにも採用された

だから聞き覚えがあったんだ!良い曲ですよね!

 

今こうして改めて歌詞を読み曲を聞くと中学生の頃の故郷の海と

当時思いを寄せ合っていた制服姿の彼女の事が脳裏に浮かぶ。

 

「♪長い長い坂道を 今登ってゆく
好きだった海のささやきが 今は心にしみる
よみがえる午後のやすらぎも 白いページの中に」

 

この歳にもなれば長い人生の坂道も既に下りに差し掛かっているが

あれから彼女はどんな坂道を登って行ったんだろう。

彼女は学業も行動も優秀だったので非行に走った僕とは自然消滅した。

結婚してアメリカに住んでいると噂では聞いているが中学卒業後一度も会ってない。

 

何のしがらみも責任もなかった、あの頃の僕たち

あの頃の事もきっと彼女の白いページの中に綴られているだろう(笑)

好きだった海のささやきが 今は心にしみる。

故郷、長浜の海が脳裏に浮かぶ、切ないですね~・・・

 

その後、柴田まゆみという名を目にした事がない。

どうやら彼女、元々プロの歌手になりたかったわけでもなく

青春の思い出が出来たぐらいの気持ちだったということで

音楽業界からの慰留も振り切ってシングル一枚リリースして引退したそう。

その後、短大を卒業して結婚し主婦として子育てなどに専念。

1992年(平成4年)に活動を再開し同年録音のデモ音源集が

アルバムとしてリリースされるが昨年、肺腺癌手術を受け同年暮れに原因不明の

手足に痺れの症状がおこり現在は入院治療をしているそうだ。

心よりご快復お祈り申し上げます、ジャンジャン!!

 

 

白いページの中に / 柴田まゆみ 1978

作詞・作曲 柴田まゆみ

 

いつの間にかに私は 愛の行方さえも 

見失っていた事に 気付きもしないで
振り向けば やすらぎがあって 見守る瞳があった事を
サヨナラの時の中で やっと気付くなんて
長い長い坂道を 今登ってゆく
好きだった海のささやきが 今は心にしみる
よみがえる午後のやすらぎも 白いページの中に


優しいはずの声が 悲しい糸をひいて

許しあえた短かさを 遠くで響かせる
色あせてゆくものに やさしさを帰してみても
過ぎ去った日々の前では もうさめた振舞ね
長い長い坂道を 今登ってゆく
好きだった海のささやきが 今は心にしみる
よみがえる午後のやすらぎも 白いページの中に