現在の愛車である、いすゞ117クーペは昭和48年式の中期モデル
量産型丸目4灯のXCというグレードでSOHC1800cc
僕で2オーナー目で前オーナーは現在80台半ばの女性だった
昭和48年に117クーペに一目ぼれした彼女は新車で購入に至り
年に一度はいすゞディーラーにメンテナンスに出すなど45年もの間維持されていた
ご高齢になった彼女は免許証を返納する決意に至りクーペを僕に託された
クーペを引き継いだ時点での実走行距離は奇跡の6万キロだった
外装・内装ともフルオリジナルの状態ではあったが僕の目から見ると経年劣化から
手を入れなければならない箇所もあったしボディーの凹みも許せなかった
思案の結果、ボディーは板金&全塗装を施しバックミラーは初期ハンドメイドの砲弾型
ヘッドライトはシビエ、ホイールはカンパニョーロのマグホイール、タイヤはピレリーP6を入れた
と、少々社外部品に交換したがなるべくオリジナルの雰囲気を維持した形に落ち着いた
車体を117クーペオーナーズクラブの会長さんに
見て頂いた時にコンディションの良さに驚かれていた
年式に伴うヤレはあれどベース車両としては極乗車だと言われた
ボディー下回りの腐りもなくエンジンの調子も良い
前オーナーがどれだけ大事にされてたかがわかると仰ってた
前オーナーから車を引き継いだ時に手渡されたのが当時物の117クーペのカタログ
このカタログが彼女がどれだけ117クーペを愛していたかが物語っている
カタログの裏表紙にはボールペンの手書きで「DOHC」「SOHC」「Sキャブ」等という字が記されている
僕が想像するに彼女が新車購入する時に、いすゞのセールスマンと
どのグレードにするかという説明を受けたんじゃないかと思う
カタログに記されているグレードは、XE、XG、XC、XTの4機種
エンジン排気量は全グレード共通の1800ccだが
XE、XGはDOHCであり、XC、XTはSOHCエンジン
個人的には欲を言えばDOHCでSUツインキャブのXGがベストだが(笑)
女性故にエンジン形式より外観重視で予算もありXCに決めたんじゃなかろうか
インパネはシリーズ最上級のXEのみ木目パネルだったらしいが
XEはインジェクションなのでキャブが好きな僕には悩ましい(笑)
XCのボディーカラーは5色だったようで前オーナーがチョイスしたのはエメラルドグリーン
エメラルドグリーンはシートカラーがブラウンというのが標準装備だったみたいだ
117クーペ全体で見たらボディーカラーは7色展開だったようだ
カラーチャートで見ると僕的にもエメラルドグリーンが一番好み
と、言う事だが縁あって引き継いだ117クーペ
贅沢な事は言ってられない、これで良かったのだ(笑)
ジャンジャン!!