同級生が高校3年生になった昭和56年春に僕は職業訓練校美容科に入学した
その頃ヤンキーからロカビリーテイストへと徐々に変貌を遂げて行く事になる
申し合わせたわけではなかったのだが、この年の職訓は科は違えど
高校を中退した同級生の不良仲間が5人も集まった
気が合った僕たちはチームのように毎日一緒に過ごすようになるのだが
先輩の影響は絶大で5人が5人ともヤンキー色が一気に薄れて行った
世の中は徐々にツッパリブームも勢いが落ち始め
ネオロカビリーというカルチャーが台頭して来た頃
海外ではストレイ・キャッツ、日本ではブラック・キャッツやヴィーナスが人気になり
クリーム・ソーダやペパーミントなどのロカビリーテイストやフィフティーズなどの
ファッションが台頭し始め原宿ホコ天でディスコナンバーに合わせ踊っていた
カラフルな竹の子族は下火になりラジカセからはロックンロールの
ナンバーが流れローラー族がツイストを踊る時代になっていた
とは言え、まだ17~18歳だった僕たちはパンチパーマやヤンキーパーマが
ポマードでキメるストレートなリーゼントになるなど容姿こそ変われど
やってる事はヤンキー時代とさして変わったもんでもなかったのだが(笑)
しかし振り返って見ると当時のカルチャーは短期間で廃れては
新しいカルチャーが出て来るという目まぐるしさだった
だからこそ昭和は面白かったとも言えるのだが
ジャンジャン!!