56年生きて来た中で最もスリリングで気持ちが高揚した瞬間
静粛な暗闇が一瞬にして無数のライトで照らされ
直管から絞り出されるエキゾーストの爆音
これから始まる舞台の始まりを告げるFIAMMの3連ホーンの音色
合奏を合図に一斉に飛び出す瞬間、鼓動は高鳴りエクスタシーに達した
約40年前、1979年(昭和54年)頃の話である
今思えば決して褒められる事じゃない昭和の少年の若気の至り
そんな舞台に必要不可欠だったのがFIAMMの3連ホーンだった
FIAMMのミュージックホーンは5連や6連、8連などバリエーションがあったが
やはり最もあの時代を象徴するのは3連ホーンだったと思う
ラッパ本体のバリエーションもメッキ、赤、青とあったが個人的には
メッキが好きでCB400Fにもローレルにもメッキを取り付けていた
当時の阿賀にあったバイクパーツの「阿賀パーツ」だったか
広大川沿いにあった「カーショップ石丸」だったかはよく覚えてないが
3連ホーンを買ってシコシコと自分で取り付けたもんだ
現在FIAMM自体がまだ健在なのかどうかは知らないがヤフオクを見てみると
当時物のFIAMMの3連ホーンは冗談みたいな落札希望価格が付いている
個人的には今更取り付けようなんて事はまったく思わないが(笑)
正しくFIAMMの3連ホーンは、あの時代の思い出の産物ですね
ジャンジャン!!