GOROと篠山紀信と山口百恵 | PRAINSのブログ

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アイドルに夢中になり「平凡」や「明星」を愛読してた小学生時代が

終わりに近づくようになると平凡や明星が物足りなく感じ始めてきた

 

小学生の頃はアイドルはスターであり手が届かない別世界の人くらいに思ってたが

思春期にもなると女性アイドルに強烈に異性を感じ始める

そんな心境にピッタリだった雑誌が「GORO」だった

 

1974年(昭和49年)に創刊された男性誌GOROは女性グラビアや新車情報

女性の口説き方のノウハウ、漫画まで多彩な情報を詰め込んだ内容となっていた

中でも人気だったのが昭和50年に始まった写真家、篠山紀信氏の「激写」コーナーだった

 

 

確か中学2年の1977年(昭和52年)だったと記憶しているが

篠山紀信氏が撮影したこの山口百恵さんの水着写真は強烈なインパクトがあった

 

僕が小学校4年生だった1973年(昭和48年)に花の中3トリオとして

デビューした山口百恵さんは年上ではあったが、まだ幼さが残るアイドルだった

しかしGOROの誌面を飾る山口百恵さんはもはや完全に大人の女だった

 

 

現代の写真週刊誌では女性アイドルの、この程度の水着写真なんて何て事ないレベルだ

しかし、昭和のあの時代に女性トップアイドルが大胆な水着になる事は稀だったし

この程度の露出でも当時の少年には十分すぎる刺激だった(笑)

 

当時の山口百恵さんはトップアイドル中のトップという位置付けだった

篠山紀信の手にかかれば、どんなアイドルでも脱いでしまうという噂もあった(笑)

 

激写と名づけられた最初のグラビアはGOROの創刊1周年にあたる

1975年5月22日号(通巻第24号)に掲載された山口百恵さんのグラビアである

 

その後「別冊BIG GORO 激写」という篠山氏が全撮影を行った個人誌も発行され

1979年(昭和54年)にはNHKで山口百恵の多数のスチル写真で構成された番組

「激写・山口百恵」が放映されDVD化もされている

 

 

個人的には2013年に広島県の三次で開催された

篠山紀信展「人間力」という写真展を見に行った

 

その時、大きく引き伸ばされたGORO掲載の山口百恵さんの写真を見た

僕は現在の写真週刊誌のグラビアや袋とじにはまったく興味がないが

山口百恵さんの水着の写真には引き込まれた

 

懐かしさも感じたが当時とは違い、いやらしさは全然感じなかった、てか、神々しく見えた(笑)

やはり、現在のひと山ナンボのグラビアアイドルとは次元が違うと思った

 

そんなGOROだが1980年代後半に入ると、ヌード専門誌、自動車専門誌

サブカルチャー専門誌といった雑誌の細分化が進んだこと、バブル景気の流れの中で

若者の流行や考え方が多様になったことなどの要因が重なり

総合誌の体裁を採っていたGOROのポジションは曖昧になった

 

次第に販売部数が減り、やがて1992年に廃刊に追い込まれた

最終号の表紙は宮沢りえだったらしい

ジャンジャン!!