学生街の四季 岩崎宏美 | PRAINSのブログ

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昨今、卒業式シーズンだが今年はコロナウイルスの影響で

全国的に卒業式が中止になったり変則になったと聞く

連日テレビニュースで報じられるコロナ問題が早く解決すればいいと思うが

毎年卒業式シーズンになると思い出し口づさむ曲がある

 

シングルカットされた曲ではないので一般的には認知度は低いが

昭和を代表する歌唱力の持ち主である「岩崎宏美」さんが1977年(昭和52年)に

リリースした「ウイズ・ベスト・フレンド」というアルバムに挿入されてる「学生街の四季」という曲だ

 

当時僕は中学2年だったが当時家の隣に住んでたお兄さんにこのアルバムを貰った

小学生の頃、岩崎宏美さんのファンだった事もあり、このアルバムはよく聴いた

最終的にこのアルバムは高校時代の友人に売ったのだが(笑)

 

 

学生街の四季 / 岩崎宏美 1977

作詞・阿久悠 作曲・川口真

 

学生街に  雪どけ春が来て また新たな顔が  ふえたわ
一月前に  涙のさよならが 街中あふれて  いたのに


ポプラ並木  風が流れ 渡り鳥も  帰って来た
だけど海の町へ帰った彼 どうしたのか  便りもない

坂道下り  角のコーヒーショッフ゜ 英語のカセットひとりできいていたら
ガラスの窓に  夏の光がさして 心が少し  やわらぐ

故郷へ帰り  のんびりするひとや 海外旅行など  するひと
それぞれ何処か  出かけて行ったけど 私はどこへも  行かない

時計台に赤とんぼが すいすいとび  秋が来たわ
愛の行方きめてほしいけど まだ二人に  答はない

図書館前の  薄い陽だまりの中 就職試験をあれこれ思いながら
誰かがポツリポツリひいているギター 涙をうかべ  きいている

学生街に  吹雪の冬が来て みんなストーブ囲み  集まる
別れの時が  来るのを知りながら ビールのジョッキを  あげたわ

 

 

 

「学生街の四季」を作詞した、阿久悠先生は著書でこう述べておられる

 

「非常に気に入ってた曲だったので当時シングルカットするように頼んだのだが

曲自体が地味だという事でレコード会社に受け入れてもらえなかった

その事がずっと無念だったので半ば意地になって自分の作品集に加えている

 

学生街の四季に拘ったのは、この曲は岩崎宏美意外に歌えないと思ってたから

歌謡曲の枠には収まらないスケールの大きさがある歌なのだ」

 

この曲がリリースされた時点で岩崎宏美さんは18歳であり

堀越高等学校を卒業した年だった

 

1975年(昭和50年)4月にアイドルとしてデビューした岩崎さんだが

抜群の歌唱力を持つという事でアイドル卒業も早く本物のシンガーになった

阿久さんは、そんな岩崎さんにしか歌えないと思ったんでしょうね~

 

 

この曲を今の学生が聴いても心に響く物があるのだろうか?

個人的にはこの曲を聴いてた中学生の頃には既にヤンチャしてたし

大学はおろか高校も卒業してない僕だが(笑)そんな僕の心にも響いた曲だ

 

今聴いてもいい曲だと思うし阿久先生が思い入れがあるのもうなづける

時代が変われば時代性は変わるが人間の本質は変わらない

きっと今の学生も、この曲を聴けば何等か心に響くと思う、いや、響いて欲しい

 

ジャンジャン!!