伊東四朗 昭和12年生まれ 82歳
小松政夫 昭和17年生まれ 78歳
昨今のバラエティー番組がまったく面白くないと感じる今日この頃
そう感じるのは歳取った僕の感性が衰えたのか?
それとも今のテレビ番組が本当につまらなくなったのか?
毎年、何人かのお笑い芸人がブレイクしては消えていく
しかし僕はブレイクしたお笑い芸人が面白いと思う事も殆どない
今ではYouTubeという便利な文明の利器があるので
時々、昭和のお笑い番組の映像を見る
確かに子供の頃のように夢中になる事はないが、やはり面白いと感じる
クレイジー・キャッツ、ドリフターズ、コント55号、てんぷくトリオ、せんだみつお・・・
1976年(昭和51年)にテレビ朝日系で放送が始まったバラエティー番組
「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」の看板コメディアンだった
伊東四朗さんと、小松政夫さんのコンビは超面白かった
伊東四朗扮する、ベンジャミン伊東とデンセンマンの
電線音頭は大人気のコーナーだった
「人の迷惑かえりみず、やって来ました電線軍団!」
お立ち台としてセットされた炬燵の上で1人ずつ電線音頭を踊っていく
「♪電線にスズメが3羽止まってた それを猟師が鉄砲で撃ってさ
煮てさ 焼いてさ 食ってさ ヨイヨイヨイヨイ オットットット・・・」
数人が踊った後にデンセンマンが稲光とともに華々しく登場し
電線音頭を踊って何処ともなく去ってしまう
レギュラーだったキャンディーズも踊ってたな~
政太郎(小松政夫)が会話中に場が白けると突然右手にしらけ鳥の
パペットを持って「しらけ鳥音頭」を歌いだす
「♪しらけ鳥 飛んでゆく 南の空へ みじめ みじめ
しらけないで しらけないで しらけたけれど みじめ みじめ」
小松政夫扮するヤクザの親分、小松の親分さん
子分役の伊東さんが、落ち込んでる親分役の小松さんを立ち直させるのに
「ズンズンズンズン3,4、小松の親分さん 小松の親分さん!」とノセる
これにノッた小松さんが放つギャグが超面白かった
手動式の眉毛をピクピク動かしながら映画評論家の
淀川長治さんのモノマネする小松さん、超似てた!
てか、本当に二人の掛け合いは絶妙でユーモアがあり面白かった
個人的なイメージで現代のお笑い芸人で、この手の匂いがするのは
サンドイッチマン、博多華丸大吉に同種の匂いを感じる
要は「芸」として面白く笑わせているのか
ただフザけて笑われてるだけなのかという差だと思う
年末恒例の某ベテランお笑いコンビの「笑ったらケツバット」ってのは後者であり
やってる本人たちは笑うのだから面白いのだろうが見てる僕は興醒めする
要は笑われてるという事だと思う
まあ、ジジイの独り言かも知れませんがね (笑)
ジャンジャン!!