先日「仮面ライダースナック＆カード」って記事を書いた時に
仮面ライダーV３のカードについてコメント下さった方がいた
が、V３はテレビ放送は観てたがカードをまったく覚えていない
てか、カードのイメージすら浮かんでこない
なぜなんだろう？と、思いちょっと調べてみた
カルビーの仮面ライダースナックの発売期間は
１９７１年（昭和４６年）から１９７３年（昭和４８年）１月だったようだ
で、翌月の２月から仮面ライダーV3の放送が始まったという事で
それに合わせ仮面ライダースナックもV３に変更になってるのだが
どうやら同時期にプロ野球スナックが新発売になったみたいだ
よくよく考えたら仮面ライダーカードの次に集めたのが
プロ野球カードだったのを思い出した
仮面ライダーの放送も終わり仮面ライダーカードの収集も一区切り
V３カードよりプロ野球カードに興味の対象が移ったんだろうと思う
現在はプロ野球チップスという商品名で中のお菓子はポテトチップスになってるようだが
発売当時、中のお菓子はポテトチップスではなくサッポロポテトだった
そのため僕はプロ野球スナックの商品名で記憶している
冒頭の写真が発売当初のパッケージで価格は仮面ライダースナック同様の２０円
で、１９７５年（昭和５０年）頃に中のお菓子がサッポロポテトバーベQ味になり
価格も３０円に値上がりしたという事らしい
呉は広島のお膝元という事で僕を含め友人もカープファンが多かった
だから、おまけのカードもカープの選手のカード狙いだが
カープの選手のカードは超レアだった
調べてみると当時、カード全体の３割が巨人軍、２割が阪神
残りの５割が１０球団の選手のカードだったらしい
当時巨人軍はV９の真っ最中で人気も断トツで超強かった
昭和４０年代のカープは赤ヘルになる前で地方の貧乏球団筆頭
セ・リーグのお荷物球団と揶揄されてた時代だった
そんなカープで人気があったのは、まだ若手だった衣笠祥雄さんと
後にミスター赤ヘルと呼ばれる事になる山本浩二さんの同級生コンビだった
ある日僕はカープで一番人気だった山本浩二さんのカードを引き当てた
これはラッキーカードを引き当てたより嬉しかった
同じクラスに山本浩二さんの大ファンの友人がいた
どうしても浩二さんのカードが欲しかったんだろう彼は
僕に口八丁手八丁でカードの交換を要求してきた
最初は断ったが彼はまるで諦めない
彼はクラスの誰より野球やカープに精通していた
「山本浩二は、まだ若手で実績も乏しい
浩二より実績も上でカードも貴重な・・・」
そう言って彼が差し出したカードが・・・
同じ”山本”でもベテランの山本一義さんのカードだった (笑)
確かに一義さんは当時の４番バッターでチームの主力だったが
僕にしてみればオッサンで浩二さんの方が好きだった
しかし結論から先に言うと僕はカードを交換してしまった
キツネにつままれた気がした事は今でもよく覚えているが
彼の口八丁と熱意に根負けしたという事だ (笑)
今でもハッキリ覚えているという事は後悔の念が強かったんだと思う
今でも彼とは同窓会等で会うが未だに僕はその時の話を蒸し返してやる (笑)
あの時僕は「NO！」という勇気を持つ事の
大事さを身をもって学習したのだ！
ジャンジャン！！
