インスパイア? オマージュ? パクリ? | PRAINSのブログ

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シャネルズが1981年(昭和56年)3月にリリースしたセカンドアルバム「Heart&Soul」

個人的には17歳だった職業訓練校美容科在学時代を思い出すアルバムで

シャネルズのアルバムの中で最も好きなアルバムだ

 

このアルバムにはいい曲が沢山収録されているが

A面5曲目の「星くずのダンスホール」も秀逸な作品だと思う

 

アルバム挿入歌なので世間的にはあまり知られてないが

メロウなメロディーに切ない歌詞が素敵なバラードだ

 

 

 

星くずのダンスホール / シャネルズ 1981

作詞・麻生麗二 作曲・鈴木雅之

 

星くず しきつめたダンス・ホール 

時を超えて愛が 踊るForever in the sky

Wow wow 時は立ち止まり 果てしない 愛めぐる

人の消えた Oldダンス・ホール 星くずが ささやく

 

いまでも おまえが 踊っている

俺の心に しみるよ あのメロディ

 

星くず 散りばめた ダンス・ホール 想い出抱いて繰り返す

Endless dance, love will never die

 

淋しい時には踊ろうと おまえが誘う 懐かしい あのメロディ

 

星くず 散りばめた ダンス・ホール 想い出抱いて繰り返す

Endless dance, love will never die

時を超えて 愛が躍る Dance hall in the sky

 

(ライブ映像 https://youtu.be/J5jx13eQXbA

 

 

最近、逮捕されたシャネルズの田代さんと、クールスの佐藤秀光さんが

「ブラック・マーシー」と言うYouTube番組をやっていた

 

田代まさしの半生と反省を振り返るというトーク番組だが個人的にはとても興味深かった

その放送の中で田代さんがシャネルズの「星くずのダンスホール」と

よく似た曲をチェッカーズがやっているという話をしていた

 

田代さんが言うにはチェッカーズのフミヤ君が当時チェッカーズの曲を作ってた

作詞家の売野雅勇さんにシャネルズの「星くずのダンスホール」のような

曲を書いて欲しいと依頼したんだそうだ

 

 

 

星屑のステージ / チェッカーズ 1984

作詞・売野雅勇 作曲・芹澤廣明

 

胸に頬をうずめ 泣いていたね あの日
星空から ささやくひと cry cry crying 帰らない

俺の歌 届くかな お前の その空へ Spot light 哀しみ隠して
最後まで夢だけは あきらめないでねと お前が心に告げる

流星が綺麗だね お前流した涙のようさ 口笛で応えなよ あの頃のように
星屑のStage 涙をしきつめて 約束だね この歌 俺 cry cry crying 歌うよ

暗がりにひとつだけ 空のシート光る お前が愛した場所さ
星空で手をたたく お前の拍手だけ聴こえない
想い出は夏のまま時をとめたね

 

星屑のStage 涙をしきつめて 約束だね この歌 俺
cry cry crying 歌うよ 歌うよ forever

 

 

1984年(昭和59年)8月にリリースされたチェッカーズの4枚目のシングル

「星屑のステージ」はテレビドラマの主題歌にもなり大ヒットした

 

言われてみれば「星くず」と「星屑」の違いこそあれ曲のタイトルも

曲のテンポやメロディーもどことなく似ている

 

う~ん、あの頃は思いもしなかったし気付かなかったがこんな裏話があったのか(笑)

しかも記事を書くのに調べていると面白い事実を発見した

 

シャネルズの「星くずのダンスホール」を作詞してる麻生麗二さんと

チェッカーズの「星屑のステージ」を作詞してる売野雅勇さんは何と同一人物だった

麻生麗二と言うのは、売野雅勇さんの別のペンネームらしい

 

こう言った場合、チェッカーズがシャネルズの「星くずのダンスホール」を

インスパイアしてるとなるのか? オマージュか? それともパクリなのか?

 

 

インスパイアとは尊敬する作品に影響を受けて同じテーマの作品を作る事

オマージュはフランス語だが英訳するとリスペクト

 

インスパイアやオマージュの場合はインスパイアされた、オマージュを捧げる、リスペクトされた

オリジナル作品はこれですと胸を張って主張できることが大きなポイントです

 

パクリとはオリジナル作品が存在するにもかかわらず

あたかも自作と見せかけて発表された悪意ある作品

 

ミュージシャンはリスペクトする先輩や楽曲を必ず持ってる

それらにインスパイアする曲を自分流にアレンジして制作するのは業界的には

尊敬する先輩ミュージシャンや楽曲の意思を引き継ぐという事で悪い事ではないらしい

 

クールスのジェームスさんも著書の中でエッセンスを受け継いで

自分なりに消化して表現するのはパクリではなく文化の継承だと言われてる

 

見えないバトンを受け継いで再構築して

世に残すのがアーティストの仕事だそうだ

このケースはどうなんだろう? あなたはどう思いますか?(笑)

 

てか、実は別件でチェッカーズの「星屑のステージ」によく似た曲があるんです

それは意外な曲なんですが(笑)最後にその曲をご紹介して

今日は終わりにしようと思います ジャンジャン!!

 

 

酒よ / 吉幾三 1988年

作詞・作曲 吉幾三