![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190724/17/prains/75/2c/j/o1024076814511473733.jpg?caw=800)
僕のリサーチ不足のため思わぬ肩透かしな明石城見学になり少し落胆した僕達ですが
実は明石にまで足を延ばしたのは明石城見学がメインではなかったんですよね
明石でのメインの目的とは何だったのか・・・
旅の楽しみの一つに「食」がある事は僕も旅の記事でいつも書いていますよね
しかも出来れば「ご当地名物」を食したいものです
で、兵庫の山陽路辺りで名物というものを僕なりにリサーチした所
「明石焼き(玉子焼き)」「タコ飯」「鯛めし」辺りが候補に挙がった
鯛めしは昨年訪れた愛媛県三津浜の「鯛や」さんで超美味いものをいただいた
だから今回は明石焼きとタコ飯に絞ってお店をリサーチしたんですよね
中でもメインは明石焼きだと思ったんですが調べてみると本当に多くの店があるんですよね
有名処と言えば↑の「きむらや」さんや「今中」さん「ふなまち」さんなどが観光客に人気があり
お昼時にもなれば行列が出来るという事でしたが案外地元の人は行かないって事でしたね~
と、言う事で僕達はきむらやさんを素通りして西明石へと車を走らせました
僕が自分なりにリサーチして決めたお店とは・・・
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190724/17/prains/a7/fe/j/o1024076814511473735.jpg?caw=800)
兵庫県明石市の西明石に本店を構える「五つ星ひょうご」に選定された
明石玉「十三味(とみあじ)」という明石焼きのお店でした
「5つ星ひょうご」と言うのはひょうご五国(摂津・播磨・但馬・丹波・淡路)の
豊かな自然や歴史・文化を活かした産物の中から
兵庫の良さをアピールする「地域らしさ」に加えて「創意 工夫」が施された産品を
統一ブランド名「五つ星ひょうご」として選定し全国に発信する新たな特産品振興事業だそうです
しかも十三味さんは2004年には地元明石で開催の
「明石玉子焼きフェスティバル」にて最優秀店賞に輝いた店と言う事だった
「明石玉子焼きフェスティバル」にて最優秀店賞に輝いた店と言う事だった
これが僕が最終的に十三味さんに決めた理由になりましたね!
ちなみに十三味という店名の由来は創業者で現会長が当店の明石焼きを
13種類の原材料から完成させた事から社名を「13の味」で「十三味」と名付けたそうです
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190724/17/prains/19/62/j/o1024076814511473738.jpg?caw=800)
現在では「明石焼き」の呼び方が全国区ですが本名は「玉子焼き」と言うんだそうです
見た目は「たこ焼き」に似てますがその食感は全くの別物です
大阪のたこ焼きに「たこ」を入れ始めたのはこの「玉子焼き」に由来するとも言われているそうです
実は玉子焼きはたこ焼きと異なり「小麦粉」をあまり使用しないんだそうです
お店お店で配合は異なりますが「小麦粉」ではなく 「じん粉」が主体になるんだそうです
先ずはこの「じん粉」と「小麦粉」を「だし汁」「鶏卵」で溶き合わせます
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190724/17/prains/17/ab/j/o1024076814511473741.jpg?caw=800)
このときの配合で各店舗の玉子焼きの食感に違いが現れるんだそうです
「じん粉」はあまり聞きなれない食材ですが触った感じは「片栗粉」によく似ています
「じん粉」は「小麦でんぷん」なのだそうです
この「じん粉」こそ明石焼きの「ふんわり感」の秘密だそうですよ
お店では店主とお見受けする方が目の前で玉子焼きを手際よく焼いて下さいます
焼き方はたこ焼きと似てると思いましたがやはりコツや秘訣はあるんだと思いますね~
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190724/17/prains/fd/10/j/o1024076814511473743.jpg?caw=800)
で、明石の玉子焼きのルーツですが店内に飾られている立派な説明書きによると
玉子焼きの始まりは明石玉の副産物と言われているんだそうですよ
明石玉とはかんざしや帯留めに用いられる模造珊瑚の一種で江戸時代から大正時代にかけて
明石市の特産品だったという事です
江戸時代末期の天保年間に江戸のべっ甲細工師「江戸屋岩吉」と言う人が
金毘羅参りの帰りに明石に立ち寄り鶏卵を知人に貰い懐に仕舞っていたのが割れて
白身が固まってしまったそうです
それがヒントになり卵の白身はかんざしや帯留め製作の接着に用いられるようになったそうですが
当時貴重だった卵の黄身が大量に余るという事にもなってしまった
で、その黄身を使って考え出されたのがタコを入れた明石の玉子焼きで
明治時代には屋台で売られるようにもなったそうです
昭和の初め頃大阪で売られ始めたコンニャクを入れたラジオ焼きは明石焼きにならって
タコが入れられるようになり現在のたこ焼きになりソースの普及と共に戦後香具師の手により
全国に広まったという事だそうです
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190724/17/prains/7e/60/j/o1024076814511473747.jpg?caw=800)
十三味さんではテイクアウトや地方発送にも力を入れていらっしゃいますがイートインする事も可能です
基本になる明石玉はタコが入っていますが各種のトッピングも出来ます
たこの変わりに穴子が入る物もありましたね
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190724/17/prains/0d/b7/j/o1024076814511473751.jpg?caw=800)
で、これが僕がオーダーした焼き穴子と大葉の明石玉のたこ飯ランチ(1150円)です
大明神様は大葉の明石玉のたこ飯ランチ(900円)
万凛ちゃんは九条ネギの明石玉のたこ飯ランチ(950円)
ランチは各種明石玉8個とたこ飯にお吸い物、ワカメのお浸し、イカナゴの佃煮がセットになっています
う~ん 美味そう!!
いざ!実食!!
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190724/17/prains/67/f2/j/o1024076814511473753.jpg?caw=800)
卵のふんわり感は申し分なしでタコの大きさも適度で食べやすく、
決めてのつけ汁が明石玉と相性バッチリです
明石焼きはふんわり感が強いのでつけ汁の味は控えめと思いがちですが
つけ汁は薄口醤油と思われますが昆布の味は強めです
つけ汁は薄口醤油と思われますが昆布の味は強めです
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190724/17/prains/93/a4/j/o1024076814511473756.jpg?caw=800)
出汁の中で明石玉を二つに割って出汁を割った中に入れながらいただく・・・
つけ汁の旨みを吸ったフワフワの食感が口の中いっぱいに広がります
う~ん、美味い! やはり僕のリサーチに間違いはなかった!!
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190724/17/prains/e6/9b/j/o1024076814511473757.jpg?caw=800)
これには大明神様も万凛ちゃんも大喜び!
たいへん美味しかったと言っておりました
そうです!明石には明石城を見に来たわけじゃないんですよ
この明石焼きをわざわざ食べに来た・・・・・・・・という事です! 笑!
と、言う事で明石名物明石焼きに舌鼓を打った僕達は
次の目的地へと向かったのであった、ジャンジャン!!