![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190724/17/prains/8e/67/j/o3511148614511473546.jpg?caw=800)
昨年の12月20日の記事で予告した新シリーズ「CAROOLS 70’s」
昨年のジョニー大倉さんの死を機会に僕が思春期の頃擦り切れるほど聴いた
CAROLとCOOLSという二つのバンドとバンドに属していたメンバーの70年代の音楽にスポットを当て
当時の世相やグループやメンバーのエピソード、僕の思春期の思い出等を書き記そうという試みだ
12月20日の記事にも書いたが「CAROOLS」とはCAROLとCOOLSという
二つのバンド名を掛け合わせて僕が作った造語だ
ちなみに12月20日というのは1972年にキャロルがデビューした日なんですよね 笑!
最初に申しあげておくが本文に出てくるCAROOLSのエピソードは
僕が所有する彼等関連の書物からの引用や僕がこれまで人から聞いた話なので
実際に正しいかどうかは保証できない事をご了承いただきたい
真実は彼等当事者じゃなければわからない事も多い
てか、同じ事柄でも立場が変わればそれぞれが思う事も表現も違ってくる事はよくある事だ
まあシャレだと思って「ふ~ん!」程度に思って頂ければと思います
と、言う事で栄えある第1回目は1972年12月20日にデビューしたキャロルが
1973年3月25日にリリースしたファーストアルバム「ルイジアンナ」を取り上げてみようと思う
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190724/17/prains/84/c7/j/o0435043714511473549.jpg?caw=800)
CAROL/ルイジアンナ 1973・3・25 日本フォノグラム
Side A ルイジアンナ
ヘイ・タクシー
やりきれない気持ち
ホープ
恋の救急車
最後の恋人
Side B グッド・オールド・ロックンロール
メンフィス・テネシー
ワン・ナイト
トゥティー・フルティー
ジョニー・B・グッド
カンサス・シティー
キャロルの記念すべきファーストアルバムはA面にデビューシングル「ルイジアンナ/最後の恋人」から
セカンドシングル「ヘイ・タクシー/恋の救急車」サードシングル「やりきれない気持ち/ホープ」
までの両面全曲とB面をレコードデビューするまでのステージ・レパートリーだった
オールドロックンロールのカヴァーという構成になっている
アルバムジャケットを見るとドラムスが「ユウ岡崎」ではなく後にダウンタウン・ブギ・ウギ・バンドで
活躍する「相原誠」になっているが、これはユウ岡崎がデビュー後に逮捕された代役だったそうだ 笑!
ルイジアンナ 1972・12・20 作詞・大倉洋一 作曲・矢沢永吉
かわいいあの娘は ルイジアンナ いつでも男を だめにする 甘い唇 ふるわせて
陽気に踊ろよ ブルー・スウェード・シューズ ジューク・ボックスあわせて ツイスト ロックンロール
甘い言葉で 酔わせちゃう
陽気に踊ろよ ブルー・スウェード・シューズ ジューク・ボックスあわせて ツイスト ロックンロール
甘い言葉で 酔わせちゃう
Oh ルイジアンナ Oh 恋しい もう一度踊って もう一度キスして お願いだから
かわいいあの娘は ルイジアンナ いつでも男を だめにする 甘い唇 ふるわせて
かわいいあの娘は ルイジアンナ いつでも男を だめにする 甘い唇 ふるわせて
Oh ルイジアンナ Oh 恋しい もう一度踊って もう一度キスして お願いだから
かわいいあの娘は ルイジアンナ いつでも男を だめにする 甘い唇 ふるわせて
かわいいあの娘は ルイジアンナ いつでも男を だめにする 甘い唇 ふるわせて
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190724/17/prains/57/0c/j/o0640064014511473553.jpg?caw=800)
デビューアルバム「ルイジアンナ」を聴くと面白い事に気付く
キャロルと言えばオリジナル曲の殆どを永ちゃんが作曲してジョニーが詩を付け
メインボーカルの殆ども二人が手掛けているが このアルバムの収録曲全12曲の中で
永ちゃんがボーカルを手掛けているのは「ルイジアンナ」と「最後の恋人」の2曲だけなのだ
グループの最年長者でありリーダー格だった永ちゃんの性格を考えれば意外なようにも思うが
その辺りにデビュー当時のキャロルのメンバーの音楽的力関係が見て取れるように思いますな~
ジョニーの著書によると永ちゃんと知り合った頃の永ちゃんの楽器演奏テクニックは稚拙だったそうで
アマチュア時代のキャロルがステージで演奏していた曲の殆どは英語の曲だったから
英語が話せるジョニーが殆どの曲を歌っていたそうですぞ
デビュー後もどちらがボーカルを取るかはキャロルのプロデューサーだったミッキー・カーチスさんが
曲調に合う声の方に決めていたそうだが不思議と永ちゃんは不平を言わなかったそうだ
ジョニー曰くボーカルを取るより売れる事を望んでいた彼の嗅覚じゃないかと言ってましたがね 笑!
ヘイ・タクシー 1973・1・25 作詞・大倉洋一 作曲・矢沢永吉
ここでタクシーさがし 早く彼女に hold me tight
君のためなら I'll give you all my love
君のためなら I'll give you all my love
君にあげるよ Diamond-ring Diamond-ring
I've been waiting for a Taxi I'm goin' home
I've been waiting for a Taxi I'm goin' home
作りたてのタキシード 胸につけてる 赤いバラ
君のためなら I'll give you all my love
君のためなら I'll give you all my love
君にささげる happiness happiness
I've been waiting for a Taxi I'm goin' home
I've been waiting for a Taxi I'm goin' home
ここでタクシーさがし 早く彼女に hold me tight
君のためなら I'll give you all my love
君のためなら I'll give you all my love
君にあげるよ Diamond-ring Diamond-ring
I've been waiting for a Taxi I'm goin' home
I've been waiting for a Taxi I'm goin' home
I'm goin' home I'm goin' home I'm goin' home I'm goin' home I'm goin' home
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190724/17/prains/8b/e4/j/o0600060014511473557.jpg?caw=800)
キャロルの楽曲の特徴と言えば個人的には初期のビートルズのような
リバプールサウンドに乗せたボーカルのハモリ方にあるように思います
メロディーメーカーの永ちゃんが書く軽快なメロディーに乗るロマンチストなジョニーの詩が絶妙で
後の矢沢節に見られる「俺・お前」という表現ではなく「僕・君」という表現もキャロルならではだと思います
暴力的なルックスのキャロルですがジョニーの詩と甘い声が暴力感を中和し
そうかと思えば永ちゃんの野性味あふれるパワフルなボーカルもあり
僕的には対照的な二人のコントラストがキャロルの魅力だと思いますね
セカンドシングル「ヘイ・タクシー」はジョニーがメインボーカルを取ってますが声が曲によく合ってる
永ちゃんがソロになってリリースしたキャロルのセルフカバーアルバム「TEN YEARS AGO]では
永ちゃんがヘイ・タクシーを歌ってますが ちょっと演歌っぽい感じがして違和感を覚えましたね
ジョニーが著書に書いてましたがデビューしたての頃人気が出始めたけど実感がなかったそうです
で、ある日スタジオ入りするタクシーの中でカーラジオから自分が歌うヘイ・タクシーが偶然流れてきた
それを聴いた時、自分もスターになったと実感したそうですよ
「ヘイ・タクシー」と言えば後のライブアルバム「ライブ・イン・リブ・ヤング」や「ラストライブ」に見られる
サイドギターのジョニーの激しいカッティングやリードギターのウッちゃんのスライドバーを使った
イントロが印象的なアレンジバージョンが最高にカッコいいですね~!
やりきれない気持ち/1973・2・25 作詞・大倉洋一 作曲矢沢永吉
思い出す 彼女の姿 いつまでも 愛して アイ ヤイ ヤイ
心配だけどI love you いますぐに 抱きしめてキスしたい
Oh 彼女に 会ったら涙 ボクの目に こぼれて アイ ヤイ ヤイ
甘くやさしいI'll kiss you いますぐに手をとって踊りたい
いくら愛する心でいても Baby I'm so blue
何もできないI'm so crazy だからDarling come back to me
思い出す 彼女の姿 いつまでも 愛して アイ ヤイ ヤイ
心配だけどI love you いますぐに 抱きしめてキスしたい
いくら愛する心でいても Baby I'm so blue
何もできないI'm so crazy だからDarling come back to me
思い出す 彼女の姿 いつまでも 愛して アイ ヤイ ヤイ
心配だけどI love you いますぐに 抱きしめてキスしたい
心配だけどI love you いますぐに 抱きしめてキスしたい
Oh 彼女に 会ったら涙 ボクの目に こぼれて アイ ヤイ ヤイ
甘くやさしいI'll kiss you いますぐに手をとって踊りたい
いくら愛する心でいても Baby I'm so blue
何もできないI'm so crazy だからDarling come back to me
思い出す 彼女の姿 いつまでも 愛して アイ ヤイ ヤイ
心配だけどI love you いますぐに 抱きしめてキスしたい
いくら愛する心でいても Baby I'm so blue
何もできないI'm so crazy だからDarling come back to me
思い出す 彼女の姿 いつまでも 愛して アイ ヤイ ヤイ
心配だけどI love you いますぐに 抱きしめてキスしたい
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190724/17/prains/02/a7/j/o0640064014511473562.jpg?caw=800)
と、言う事でキャロルのデビューアルバム「ルイジアンナ」について勝手放題に語りましたが
このアルバムがリリースされた1973年3月と言えば僕は小学校の3年生が終わった頃と言う事ですな~
長浜の田舎の子供だった僕は当然キャロルのデビューなんて事はリアルタイムには知らなかった
何と言っても幼かった僕が当時ファンだったのは生まれて初めてアイドルのファンになった
「天地真理」ですからな~ 爆!
同年8月にはその後ファンになる「桜田淳子」がデビューしてる
テレビの歌番組に出てアイドル雑誌「平凡」や「明星」に出るアイドルが好きだったし
考えてみれば異性に興味を持ち始める頃だったんだと思いますよ
実家の隣に住んでたお兄さんの家に遊びに行ってキャロルや拓郎さん、揚水さん等を
リアルタイムで聴かされたけど それらのアーティストを理解するには
幼い僕にはまだ早すぎたという事です
その後キャロルを本格的に聞き始めたのは中学生の頃ですが
その辺りの事はまた追々と綴っていこうと思います
と、言う事で「CAROOLS 70’s」の1回目はこれにて終了!
続きはまた今度! ジャンジャン!!