バンクーバーの朝日 | PRAINSのブログ

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1月4日 日曜日
 
本来なら2015年の初仕事となる予定だった1月4日ですが事前予約がなかったため
急遽思い切って休みにしたのはいいが当日の予定は考えていなかった・・・
 
さて、どうする?
 
こういう時は映画鑑賞に限る!
 
と、言う事で広島バルト11の上映予定を調べてみるが差ほど興味をそそる映画がない
大明神様にお伺いを立てると「バンクーバーの朝日」が観たいという事だ
 
この作品の番宣をテレビの情報番組で何度か見たが個人的にはビミョウな気がしていた
野球を題材にしてるノンフィクション映画だから その部分は興味がないわけでもないが
個人的にはキャストがチャラい気がして気が進まなかったんですよね~ 笑!
 
ま、他に観たい作品がある訳でもないし入場料もシニア割引で一人1000円だから
暇つぶしにでもと思いバルト11に観に行く事に・・・
 
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映画「バンクーバーの朝日」はフジテレビの開局55周年記念作品という事だ
戦前のカナダ バンクーバーに在籍した日系人野球チーム「バンクーバー朝日」を描いている
 
メガホンを取ったのは石井裕也監督で出演者の
妻夫木聡、亀梨和也、勝地涼、上地雄輔、池松壮亮など
実際に野球経験のある俳優がキャストに選ばれました
 
ちなみに「バンクーバー朝日」は1994年にドキュメンタリー番組で取り上げられたり
漫画「バンクーバーの朝日軍」にもなっているそうですな~
 
↑の主要キャストで野球経験がなかったのは妻夫木君だけだったそうで
撮影の為に練習したって番宣で言ってましたね
 
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<あらすじ>
 
1900年代初頭、多くの日本人が新天地を夢見てカナダへ渡った
しかし現実は、過酷な肉体労働や貧困、云われのない差別…という厳しさであった
 
そんな中、日本人街に野球チーム「バンクーバー朝日」が生まれる
 
体格で上回る白人チーム相手に負け続け万年リーグ最下位であったが
彼らのプレイは日本人街の希望の光となっていった
 
ある年、キャプテンに就いたレジー笠原は偶然ボールがバットに当たって
出塁できたことをきっかけにバントと盗塁を多用するプレースタイルを思いつく
 
その大胆な戦法は「頭脳野球」「サムライ野球」と呼ばれ
同時にフェアプレーの精神でひたむきに戦い抜く彼らの姿は日系移民たちに勇気や希望をもたらし
白人社会からも賞賛と人気を勝ち取っていく
 
1914年 - 41年、戦前のカナダで活躍し2003年にカナダ野球殿堂入りを果たした
日系移民の野球チーム「バンクーバー朝日」の実話をもとに描かれている・・・
 
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と、いう事だが今や日本野球のお家芸とも言えるスモール・ベースボール
すでにこの時代に編み出され実戦されていたんですな~ 笑!
 
で、この作品を見た僕の個人的な感想ですが
面白かったか?
と、問われるとやはりビミョウだと思いましたね~ 
 
ま、もともとエンターテイメント性のある映画ではないので
面白いかどうかで答えるのはナンセンスなような気がします
 
こういう時代があり、こういう生き方をした人達がいたんだという事を学んだという感じでしたね
 
作品のテーマになってるのは異国の差別の中でもフェアプレーを続ける彼らの姿勢が実に
日本人らしいというか 大和魂の素晴らしさに感動し勇気を与えるという事なんだと思います
 
個人的にも単純にその部分は感じたし認めますが当時の世相でアウェーに住んで差別されてたのは
日本人だけじゃないし逆に日本がバンクーバーの立場であった事も事実です
黒人差別はもっと酷かっただろうし日本人もアジア諸国をどれだけ差別していたか・・・
 
まあ、これは当時の時代性ですから事の是非は問えませんが
日本人だけを美化して思うのはちょっと違うと思いましたね~
 
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しかし異国の地で民族が集結し民族の代表を応援する気持ちは僕にも痛いほどわかる
 
しかしそういった観点で言うと今の全国高校野球の現状はいかがなものか?
県代表?甲子園大会に出てくるようなチームは県外出身者だらけですぞ!
 
「バンクーバーの朝日」に野球の原点があるとすれば現在の日本の野球界は
プロ・アマ問わず根本的な意義がずれているような気がしますがね~
 
マネーゲームに大人のエゴ・・・汚い部分が見えすぎて個人的には呆れてしまう
ま、それも時代性と言えば仕方ないがそれなら地域密着とか県代表と言うなと言いたいね!
 
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と、本題とは少しズレた辛口コメントになりましたが映画「バンクーバーの朝日」
他の個人的な見所と言えば当時のファッションもその一つだと思いますね
 
日本でも戦後から50年代にかけてよく見られたファッションだと思いますが
キャスケットハンチング、カンカン帽等の帽子をかぶった人が超多い
 
開襟シャツの襟をジャケットの上に出すのも当時よく見られたファッションですな~
 
天璋院篤姫様も出演されていますが個人的に彼女は和服のイメージが強いんですよね~ 笑!
 
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「バンクーバーの朝日」ではカナダ バンクーバーでのロケの他に
栃木県足利市に広大なロケセットを組み当時の日本人街や野球場が再現されたんだそうです
 
当時の町並みや建物、自動車等は見応えがありましたね~
 
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バンクーバー朝日に所属してた方で現在も存命されてる方もおられるそうです
 
バンクーバー朝日を取り上げたドキュメント企画「知られざるカナダ朝日軍」の放送を
たまたま見ていたという かつて朝日に投手として所属し太平洋戦争前に帰国した
テディ古本の息子の古本喜庸さんが番組プロデューサーに送った手紙の返信で
朝日のOBが存命でカナダに在住していることを知ったんだそうです
 
当地でOBと対面しチーム秘話を聞いた古本は
「朝日の存在を知ってほしい」と本を執筆したんだそうです
 
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2002年にはかつての朝日の所属選手のうちミッキー前川ら5人が、トロントのスカイドームに招かれ
当時イチローや大魔神佐々木が所属していたシアトルマリナーズVSトロント・ブルージェイズの
試合の始球式を務めたそうです
 
2003年にバンクーバー朝日はカナダ野球殿堂入りしたそうですぞ
表彰式は同年6月28日に行われ、かつての所属選手ら5名
ミッキー前川、ケン沓掛、キヨシ菅、ケイ上西、マイク丸野が招待されたそうです
 
 
と、言う事ですがご興味のある方は是非劇場でご覧になってくださいね!
 
そして映画を観終えた僕達は家路に着いたのであります!
ジャンジャン!!