今年10月14日に開催された「第3回呉オールドモータースミーティング」ですが参加下さった
皆様のおかげをもちまして大盛況のうちに幕を閉じる事が出来ました
入場料として皆様よりお預かりしたお金はイベントの必要経費を差し引いて
公約通り呉の養護施設「仁風園」さんに寄付させていただきました
という事で今週の月曜日に呉オールドモータースクラブを代表して
我々執行部が呉市仁方町にある仁風園に行って来ました
仁風園さんは呉にある社会福祉法人「同済義会」という施設の一つであり、
何らかの理由で親元で暮らせない子供達が暮らしている施設であります
そもそも「同済義会」とは何ぞや？
僕も呉市に生まれ育ち、こうして縁のあった法人施設を知る義務があると思うんですよね
という事で少し調べてみました
大正年間に入ってからの日本国内の社会情勢は、第一次世界大戦の影響を受けて
国民生活が環境面、経済面をはじめとして全ての点で厳しく、かつ
苦しい状況にあった為、即時、改善に向けての対応が求められた時代だったそうです
当時、呉市長であった天野健太郎氏は大正９年、窮民の救済事業を早期に実施することにより
安寧秩序を図らんとし、前呉市長であった澤原俊雄氏に師事のうえ協力を求められたそうです
その結果、「社団法人呉同仁会」を設立しこれに当たりましたが、
「同仁会」の名称が他にあったことから、急遽、名称を「呉同済義会」に改め
大正10 年２月１日に社団法人として設立を申請し、同年６月16 日正式に認可を受け
初代会長に澤原俊雄氏が就任したそうです
当時の事務所は、呉市役所内に設置されると共に、早速、福祉事業の推進に向けて企画立案し
その実践に向けて鋭意努力してきたところで
市民の期待は並大抵のものではなかったといわれていたそうです
しかしながら、運営面においては呉市の当時の財政状況から、充分な補助金等仰げる段階でなく
篤志家による善意の寄附金等に頼らざるを得ない状況でしたが
このままでは資金調達面においても限度があり、また施策の実践上、暗中模索の状態が続く等
その労苦は筆舌に尽くし難いものであったそうです
そうした中にあっても、法人の理念である「困っておられる方のお世話をさせて戴く」
ことについては、いささかの揺るぎもない信念のもと
当時の法人役員全てその叡智を絞って対処してこられたそうです
厳しい法人運営を続ける中で、特筆すべきことの一つとして
会長最愛のご子息逝去にあたって悲嘆の中にも拘わらず
奉呈された香典をそのまま法人に寄附されたことは、多くの人々の感動を呼び
いまだに、法人にとって、その報恩の念は消えることはないそうです
この行為が香典返し寄附金という儀礼の際においての
「日本文化の美風」として、爾来、長く続くことになったそうです
しかし現在、それも薄れてきている風潮となり
日本文化の変遷の中を大変憂慮していたところでありますが
その後、歴代会長の中のお一人について、ご遺志に基づき
ご家族より奉呈された香典をそのまま法人に寄附されたことは
記憶に新しいところであり、このことについても、報恩の念、いまだに消えることはないという事です
昭和27 年、「社団法人呉同済義会」から「社会福祉法人呉同済義会」としての認可を得て
事業の更なる拡大発展に望むところとなったそうです
事業推進に向けて実践する為には、施設の増設は当然のことと理解はしているものの
一定割合の公的な補助金だけでは、到底、実現出来るものではないことと併せて
事業実施に当たる職員に関わる人件費の捻出等当時、並大抵ではない労苦がつきまとったそうです
このことに関わり、役職員一同、法人の緊急課題として
その叡智を絞った結果、昭和55 年の理事会において、有識者における賛助会員を募集の上
会費を徴収し、法人運営の一助にしてはどうかという提案があり
全会一致のもとで承認され，早速、役職員が各種団体にもお願いし
多くの人々の賛同を得るところとなったそうです
現在もこの制度は引き継がれていますが、時代の変遷や
古来の日本人の道徳観の変化に伴い
法人会員が激減していることに対応する施策が懸案となっているそうです
現在、わが国を取り巻く社会情勢は大変厳しい動きがあり
特に社会福祉分野への対応も厳しいものが感じられます
その中にありましても法人としては
地域の縁と世代を超えた交流を生み出す工夫を醸し出す媒介機能を発揮していくことが
課せられた使命であるとし、これまで以上に努力を傾注していきたいと考えておられるそうです
そんな歴史をもつ社会福祉法人「呉同済義会」ですが現在「養護老人ホーム」や
「母子生活支援施設」「保育所」「児童養護施設」など９つの施設を運営されています
その中の「児童養護施設」が「仁風園」なんですよ
現在、仁風園には下は3歳から上は高校3年生まで50数名の子供達が生活しているそうです
そういった子供達に対し僕達が企画したイベントが少しでも役に立つという事は
クラブ執行部の僕達にとっても大変喜ばしい事だと思いますね
そんな仁風園ですが現在新校舎が施工されておりもうすぐ完成するそうです
新校舎が完成すると何かと物入りになるでしょうから僕達が皆様よりお預かりし
寄付させていただいたお金も是非有意義に使って頂きたいですね
寄付と言うのは善意ですから決して見返りを求める物ではありません
しかし、そこには「人対人」という関わりが必ず存在します
人と人が関わる以上、礼を重んじ、義を持って事をなすのは僕個人は常識だと思っている
今回その部分で僕個人は正直言って少々疑問符が付く事があり指摘させていただきました
皆様からお預かりした大切なお金ですから僕的にも納得してお渡ししたいと思うんですよね
詳しく書くとせっかくの美談が違う方向に行ってしまうので自粛しますが
同済義会の方も仁風園の方ももう一度その辺りを考えていただきたいと思いますね
その夜、先輩のお店「来音」で2013年度のクラブの収支決算報告と
反省会に伴う2014年についてと言う議題でスタッフ会議を行いました
ザックリの金額ですが
・イベント収入 約800000円
・イベント経費 約300000円
・寄付金 300000円
・繰越金 約200000円
繰越金については来年のイベント時に天候などでイベント開催が出来なかった時の
キャンセルできない会場費やポスター・ステッカー・消耗品などの支払いの補てん金です
来年度については、また来年話し合う事になりますが当日人事において大きな変更がありました
過去3度の開催において「会長」という大役を担ってきた柴村会長が都合により今回を持って
退任し、新しく新会長が就任しました、呉オールドモータース2代目会長に就任したのは・・・
男の中の男！ 我らの 「オザキさん 改め 尾崎さんです！」 笑
スタッフ会議において厳選なる協議の結果、満場一致で尾崎さんに決まりました
尚、初代会長の柴村氏は「相談役」として執行部に残ります
本来なら副会長である僕が就任するのが筋でもあったのですが僕は人格者じゃないので却下 笑
てか、僕は仕事柄、拘束時間が長いので物理的にも性格的にも無理と判断したんですよ
まあこうしたクラブはマンネリになるのが一番怖い
前会長の個人的な理由ではありましたが良い方に解釈したいと思います
その他の詳細はこれからになりますが今後も尾崎新会長の下
スタッフ一同協力して頑張っていこうと思います
皆様、尾崎新会長ならびに呉オールドモータースクラブを今後共よろしくお願いします！
という事で今日はこれまで！ ジャンジャン！！
おまけ
人類史上、最も成功したバンド「ビートルズ」のメロディーメーカーとして
君臨したポール・マッカートニーの日本ツアーが始まっている
彼も今年71歳になり今回のツアーが来日最後になるのではと言われている
先日行われた大阪公演の演奏曲リストを見るとウイングス時代やソロ時代・新曲もあるが
半数くらいの曲がビートルズ時代の曲になっている
何と演奏曲数はアンコールも合わせ37曲と言う長丁場になっている
先日ビールのCMで永ちゃんがカバーした「ヘイ・ジュード」を筆頭に
「オール・マイ・ラヴィング」「レットイットビー」「イエスタデー」・・・
と、僕も青春時代によく聞いた思い出の曲も多い
今日はポールの福岡公演が福岡ドームで開催される
何と、ウチの長男は福岡まで観に行っている 笑
僕も観に行きたかったんですがね～・・・