歴史発見 城下町へ行こう! 旧大社駅 (3) | PRAINSのブログ

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               駅/竹内まりや 1987 作詞・作曲 竹内まりや
 
             見覚えのある レインコート 黄昏の駅で 胸が震えた
             はやい足どり まぎれもなく 昔愛してた あの人なのね

              懐かしさの一歩手前で こみあげる 苦い思い出に
                     言葉がとても見つからないわ

             あなたがいなくても こうして 元気で暮らしていることを
                    さり気なく 告げたかったのに……

             二年の時が 変えたものは 彼のまなざしと 私のこの髪
            それぞれに待つ人のもとへ 戻ってゆくのね 気づきもせずに

                ひとつ隣の車輌に乗り うつむく横顔 見ていたら
                       思わず涙 あふれてきそう

             今になって あなたの気持ち 初めてわかるの 痛いほど
                       私だけ 愛してたことも

               ラッシュの人波にのまれて 消えてゆく 後ろ姿が
                        やけに哀しく 心に残る

               改札口を出る頃には 雨もやみかけた この街に
                       ありふれた夜がやって来る

 
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      急に降り出した雨に参道通りの軒下で雨宿りをしていたが雨は一向にやむ気配を見せない
             空を見上げると真っ黒い雨雲が覆っている これはどうしたものか・・・
 
       何とか僕は傘を一つ調達して万凛ちゃんを呼び寄せ すぐそこに迫っていた次の目的地の
                       「旧大社駅」に辿り着きました
 
              雨に加え風も強いという事で横殴りの雨にやられた僕と万凛ちゃんは
                    Gパンの膝下から靴の中までびしょ濡れ状態に・・・
 
       大明神・・・? 「動かざること山の如し」・・・武田信玄の風林火山です! 爆!
 
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     平成2年春に現在の出雲大社前駅が出来たそうですが参道通りには それまで使用されていた
                  「旧大社駅」が当時の面影そのままに残されています
 
               駅舎は明治45年(1912)に国鉄大社駅の開通により開業され
                   大正13年(1924)2月に新たに改築されたそうです
 
              出雲大社の門前町にふさわしい、純日本風の木造平屋建てで
                          和風趣向の際立つ建物です
 
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            現在は無料で解放されており、小さな博物館のようになっています
 
              鉄道ファンにはたまらない大正ロマン感じるその場所は
            今も地元の人や観光客に愛され続ける情緒溢れる駅ですね
 
       車で前を通るだけで思わず足を止めてしまいそうになるほど美しい外観を残す旧大社駅
  建物の情緒溢れる佇まいと、美しく歴史漂う魅力溢れる建物で、国の重要文化財にも指定されています
 
          80年の歴史を刻む大社駅の中で、いろんな歴史を感じる事ができますね~
 
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                        明治時代から走っていた大社線
 
      途中戦争などの影響もありましたが、廃止になった平成2年まで出雲にたくさんの観光客を
                  運んで来たのだと思うと、感慨深いものがありますね~
 
        屋根の装飾なども凝っているので、芸術性も高く見ているだけで楽しめる建築物です
             大正13年に建てられたこの建物は、大社駅としては二代目だそうで
                       当時はわずか5ヶ月で完成したそうです
 
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              旧大社駅の中に入ると、写真ではちょっとわかりにくいと思いますが
                  ガラスの向こうの人形達にちょっとビックリします
 
            待合室や、きっぷうりばに何体もの人形があり、とてもリアルに感じますね
             でも、それらの人形達がいることで、昔はこういう風景だったんだなぁと
                        イメージする事が出来ますね
 
      竹内まりやさんも東京に出るまでの18年間はこの旧大社駅を利用されていたんでしょうね
 
        人は幼少期から思春期にかけての経験がその人の感性を育んでいくものですから
         まりやさんが書く人々を感動さすメロディーや詞は少なからずこういった物たちの
                      影響を受けているんだろうと思いますね
 
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             高く設計された天井からは大正風の灯篭型の和風シャンデリアが
                     玄関を含めて30個備え付けてあります
 
         待合室は正面向かって右手が二等待合室、中央の大きな一般待合室と二つあり
                    昭和初期までは分けて使用されていたそうです
 
       駅舎の中にはにはとてもモダンでおしゃれなカフェ「Tea Room 野の花」があります
  土日と祝日だけ営業している、大正ロマンの空気を味わいながらお茶を楽しめるとっておきの場所です
 
      当日は先ほど出雲大社で結婚式を挙げられていた新婚さんが写真撮影をされていましたね
                白無垢から色打掛に着替えられた花嫁さん、綺麗でしたね~!
 
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                      線路側の駅のホームにも出てみました 
          線路もそのまま残っているので、タイムスリップしたような気持ちになりますね
 
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                    改札口も当時の面影そのままになっています
 
              今日ご紹介した 竹内まりやさんの最高のヒット作「駅」に出て来る
    「改札口を出る頃には 雨もやみかけた この街に ありふれた夜がやって来る ・・・」
                      って歌詞のくだりが頭をよぎりましたね
 
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                  何と蒸気機関車「D51」も保存展示されています
 
                昨日の日本最古の電車「デニハ50形」もレトロでしたが
                 やはり蒸気機関車の方が更なるレトロ感を感じますね
 
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                時刻表や運賃表の看板も廃線当時のまま残されています
 
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   当時の空気を楽しんだところで、隣の部屋に足を運べば、いろんな貴重な品々が展示されています
 
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        これらは、旧国鉄やJRのOBによる組織、日本鉄道OB会大社分会の方々のご厚意で
                        提供されているものだそうです
 
        時代が進んでこうやって愛される場所を作れるのも、この場所を愛してくれている人が
             いらっしゃるからなんだと感じながら展示品を楽しむ事ができますね
 
           旧大社駅は大人が楽しめるおしゃれでノスタルジックな場所だと感じましたね
  鉄道が好きな方のみならず、出雲大社に行くのなら、是非この場所に立ち寄ってもらいたいと思いますね!
 
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          出雲市大社町ご出身の竹内まりやさんですが1987年にリリースされた
         駅で繰り広げられる男女の切ない恋の情景をマイナーコードにのせた曲「駅」
                ご自身の作としては最高のセールスを記録されています
 
           しかしこの曲はもともとは「中森明菜」さんに提供された曲だったんですよね
 
                              まりやさん自身は
             「依頼がなければ自分のために書く事はなかったタイプの曲」
                             であったと語っています
 
            しかしまりやさんの御主人でもあり音楽プロデューサー・アレンジャーでもある
              「山下達郎」さんはこの曲が収録された中森のアルバムを聴き
      楽曲の解釈に対して強い憤慨を覚えそれをきっかけに「駅」のセルフカバーをしてみたらどうかと
                        竹内まりやさんに勧めた経緯があるそうです
 
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            もともと楽曲提供された曲なので何とも言えませんが僕的に言っても
                 「まりやバージョン」が最高だと思いますね
 
   この曲は他にも「中澤ゆうこ」「徳永英明」「中西保志」「甲斐よしひろ」「森山良子」「大橋純子」
         「布施明」「岩崎宏美」さんなどそうそうたるアーティストがカバーされていますが
                      やはり個人的には本家本元に勝る人はいない
 
             強いて言えば「岩崎宏美」さんはさすがに上手いと思いましたがね
                明菜バージョン? う~ん個人的に言うと暗い、暗すぎる
                 この後自殺未遂するんじゃないかと思ってしまう 爆!
 
         そんな竹内まりやさんの名曲「駅」ですが残念な事に曲のタイトルの「駅」
          旧大社駅ではなく旧東急東横線渋谷駅がイメージになっていると
                  ご主人の山下達郎さんが語っておられるそうです
 
   しかしまりやさんにとって旧大社駅は間違いなく思い出のいっぱい詰まった場所の一つだと思います
      そんな事を思いながら僕達は雨の中 次の目的地に向かうのであった! ジャンジャン!!
 
 
               おまけ
 
           僕の大好きなアーティストの一人である「竹内まりや」さんですが
           よく考えてみると現在の御本名は「山下まりや」さんなんですよね
 
             ウチの愛娘は「山下まりん」、う~ん一文字違いなんですよね
                    てか、しょ~もない事ですいません! 笑