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キャロル & クールス 僕の中で1970年代を象徴する二つのバンド。
音楽、ファッション、バイク、、、
僕は思春期の頃この2つのグループに多大な影響を受けた。
 
始めて彼らを知ったのは小学生の時だが実際彼らの音楽を聞き始めたのは中学生になってからだ。
それこそ毎日LPを聞いて、レコードジャケットを眺めながらリーゼントを真似したりしていた物だ。
 
しかし彼らは基本的にはテレビに出る事は無かった。
ハマればハマるほど情報が欲しかった、当時は現代と違ってパソコンなどない、限られた情報しか手には入らなかったのだ。
 
そんな時1冊の本と出合う、古本屋で見つけた1冊の本、バイク事故で亡くなった親友とむさぼるように読んだのだ。
 
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   キャロルー最後の言葉 「暴力青春」  キャロル  昭和50年7月10日 初版発行
 
「オレたちの 別れの言葉は赤裸々な青春をさらけだしたこの1冊の本だけだ。 これですべては終わりだけれどこれからすべてが始まるのさ。 オレたちの情念の暴走としたたかさをいま、君に伝えたい。」
 
後に高校生の時先輩の家で見たキャロルのラストライブのビデオ、当時ビデオ等一般の家庭には無かった時代だ、その先輩の家は裕福な家庭だった、衝撃的な映像だった。
 
音源こそLP「燃え尽きるキャロルラストライブ」で聞いてはいたが映像を見たのは初めてだった、物凄く興奮したのを覚えている。
 
その中の映像でクールスの舘ひろしがキャロルのメンバーにインタビューするシーンがある。
ジョニー大倉が「これからキャロルの本が出ますんでメンバーみんな作家ですよ、、、」
 
って言っているがこの本がその時の物だと言う事を始めて知ったのだ。
 
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    成り上がり 矢沢永吉
 
写真の「成り上がり」はコミック版だが元になっている自伝書「成り上がり」は1978年に発行されている。
自伝書「成り上がり」はリアルで買ったが何処に行ったか見当たらない、笑
ちょっと前に家で読んだ記憶があるので失くしては無いと思うのだが、、、
 
「暴力青春」はキャロル解散直後の本でありメンバー全員が書いている事もあってメンバー同士の確執には触れられていない、オブラートにでも包んだ言い回しである。
 
「成り上がり」になるとエーちゃんのサクセスストーリーになるのでキャロル時代の事もだいぶリアルに描かれている、まあエーちゃんからの視点でと言う事になるのだが、、、笑
エーちゃんが人気絶頂の頃の本である、何を言っても説得力があった、インタビュアーの糸井重里との軽快なトークが読みやすかった。
 
ちなみに「成り上がり」は2002年にTOKIOの松岡主演でテレビドラマ化された事がある。
エーちゃんを美化していて実際と違うとジョニーが後に語っているが、、、笑
 
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   アー・ユー・ハッピー?  矢沢永吉   2001年2月15日初版一刷
 
この本は2000年になってからの本で比較的新しい?本だ。
オーストラリアに建設予定だったスタジオを造る為のお金をスタッフに持ち逃げされた事、そこから這い上がる事を主に書いてある。
 
キャロルの事は著作権の事に触れられている、著作権を廻ってメンバーと会って話し合ったそうだが後に発売されるジョニー大倉の暴露本?と読み合わすと大きく真相が食い違う、笑
 
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   キャロル 夜明け前  ジョニー大倉  2003年11月10日第一刷発行
  キャロル 夜明け前 第二章 ジョニー大倉  2010年2月7日第1刷発行
 
それまでエーちゃんに言われっぱなしだったジョニー大倉が突如の自伝書、暴露本?を発行、笑
どう言う経緯、心境で本を書こうと思ったのかは分からないが(笑)ジョニーからの視点になるとエーちゃんが言うのとは結構食い違ってくる。
 
まあ事の真相は当人同士にしか分からないしどっちが正しいと言うのもないのかも知れない。
僕的にはこれらの本、結構面白かった、ジョニーからの視点、エーちゃんが語っていない部分が分かって新鮮だった。
 
エーちゃんがソロになって初のリリースとなったアルバム「アイラブユーOK]に収録されている僕も好きな
「雨のハイウェイ」と言う曲があるのだが この曲の原形がキャロルのラストアルバム「グッバイ キャロル」に英語バージョン「捨てたはずのコイン」としてスタジオ練習されているのだがなんと当時ジョニーが密かに日本語で作詞していた物があったのだ。
 
結局「捨てたはずのコイン」としては発表されなかったがジョニーらしいロマンチックな良い詩だ。
キャロルのメンバー誰かが死ぬ前に彼らの演奏でエーちゃんに唄って貰いたいがおそらく、、、笑
 
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   ストレンジ・ブルー オオクボ キイチ  2002年10月20日初版印刷
   原宿ブルースカイヘブン  遠藤夏樹  2007年11月5日初版第1刷発行
 
キャロルほどメジャーでは無いクールスの事を書いている本はあまりない。
昔、題名は忘れたが岩城滉一が書いた本を読んだ記憶があるのだがその本は現在手元には無い。
誰かに借りたか貸したかしたのだと思うのだが、、、
 
クールスのリーダーだった舘ひろしはなぜかあまりクールス時代の事を語らない、笑
彼がクールスを脱退してクールス時代の事を語ったのを聞いた事がないし勿論本も出していないと思う。
 
上の2冊の本はクールスの事を知る貴重な資料だ、笑
 
ストレンジブルーは元クールスのベーシスト大久保喜市が書いた自伝書だ。
読んでみるとまるでエロ雑誌でもあり官能小説のような内容だ、笑
 
原宿ブルースカイヘブンは作者はクールスのメンバーではないが当時メンバーと青春を謳歌したであろう遠藤氏がクールスのボーカルだった水口晴幸の視点で当時の事を描いている。
 
クールスと言うバンドは今でも活動しているので脱退した人間にしか書けないのであろうと思うのだ。
本の内容がすべてノンフィクションかどうかは分からないが当時の様子を垣間見る事が出来る。
 
 
これらの本を読むとやはり1970年代は熱い時代だったんだろうと思えるのだ。
是非いつの日か舘ひろしさんに自伝書を出して欲しいと思っている。
 
僕的には石原軍団の舘さんはあまり興味がないので(笑)触ると怪我するジャックナイフのようなクールス時代を是非書いて頂きたいと思っています、笑、ジャンジャン!!