【飲食店 宣伝】 日比谷松本楼の「10円カレーの日」
記念日や「○○の日」と、食べものをうまく組み合わせて効果をあげている代表的な事例の3つ目は、「10円カレーの日」です。
これは、毎年9月25日に、老舗レストラン日比谷松本楼が実施しているチャリティー・イベント。
先着1500人に1皿10円でカレーを提供し、売上金を全額ユニセフ(国連児童基金)に寄付するというものです。
チャリティー・イベントは2009年9月で37回目。
「10円カレーの日」として記念日に制定したのは、1983年(昭和58年)。
毎回2000以上の人が行列するそうです。当時の金額のまま毎年行い、回を重ねるうちに東京の秋の風物詩とも呼ばれ、新聞等の報道でご存知の人も多いかと思います。
私自身は日比谷松本楼には行ったことがあるんですが、「10円カレーの日」というのは年に1回なので、まだ体験したことはありません。
このお店は1903年(明治36年)に日比谷公園の開園とともにオープン。
政治家や文化人が会合を開いたり、庶民が気軽に洋食を食べられるレストランとして人気を集め、このお店でカレーライスを食べ、コーヒーを飲むことが “ハイカラ” とされる時代もあったようです。
10円カレーで売っているカレーは、「ハイカラビーフカレー」という名前で定価760円で販売している通常のメニューなんです。9月25日にはこれが10円で食べられるというわけですね。
■ 「10円カレーの日」というイベントをやるようになった経緯は・・・
1971年(昭和46年)、沖縄返還デモによる被害で建物が焼失。2年後に再建した際、全国からの励ましに感謝の気持ちをこめて「10円カレー」を実施しました。
これを機会に9月25日を「10円カレーの日」と定め、カレー1皿を10円以上の任意料金で提供し、売上金をユニセフのほか、被災者や交通遺児などに寄付してきたそうです。
「10円カレーの日」は一店舗の単なる販促キャンペーンでなく、チャリティーという社会性を絡めているので、マスコミに取り上げられやすいのです。
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>> マスコミが取り上げたくなるニュース素材の作り方(目次)