帰りにY書店で「ドラマ」誌を購入。840円!高いけど、「相棒」のメインライター・輿水さんのシナリオ集なのです!自身でシリーズから4作選ばれてますが、亀山君が卒業した「レベル4」も入ってます!これは買いです。
映画の方の「シナリオ」誌は好きな映画が載ってる時に買います。東京遠征の折りには、神田古書街までバックナンバーを探しに行きます。
「ドラマ」誌の方は初の購入です。探してる号もありますが、この手の本は、手に入りにくいので早めに押さえた方がいいです。
学生時代は少ないながらも、ドラマを撮っていました。その参考にシナリオ集を読んだり、純粋に好きなドラマや映画の舞台裏を知りたくて買ってました。
今は、「興味がある」から買ったり読んだりしてるのだと思います。
撮りたい映画のシナリオの構想や、今書いている「仮面ライダー響鬼」の二次小説やら、「書きたい」気持ちは、常にあるんですが、飽くまで趣味なんですね。蘊蓄はいっぱい持ってるから、「作家目指せば」と良く言われます。
「作家になりたい」と頑張ってる人達を大勢見てきました。そんな真剣に頑張ってる人達に失礼だと思ってます、簡単に「作家になりたい」と思うことは。
そんなわけで、思いついた時に、楽しむ感覚で小説やシナリオを書いていこうと思ってます。
それはともかく、脚本解説の中に、刑事ドラマの系譜として、「はぐれ刑事」や「古畑任三郎」、「踊る大捜査線」が「縦の系譜」として、触れられてますが、残念ながら、「東映の刑事ドラマ」という括りなら、触れられるべき作品が触れられていない。それは、
「仮面ライダークウガ」(2000~2001)
「特捜戦隊デカレンジャー」(2004~2005)
の2作。ここまで読まれて、呆れられた方。この2作は日本SF大会から、優れたSF作品に贈られる「星雲賞」を貰ってます。他に貰った作品が「スターウォーズ」や「ロード・オブ・ザ・リング」等と考えると凄い話です。
「クウガ」は、「街に怪人が現われたら、警察はどう対応するか」リアルな描写と、それに纏わるドラマが完成され尽くした作品です。副主人公とも言うべき一条刑事が、クウガになった青年・五代雄介と連携・支援して怪人と闘っていく話です。また、「怪人が襲う人間」に纏わるミッシング・リンクの話もありましたし、仮面ライダーとミステリの融合とも言えます。
「デカレン」。地球に宇宙人が入ってくるようになった近未来、宇宙警察地球署に配属された、6人の刑事達の物語です。張り込みや誘拐、ネゴシエーター、密輸に結婚詐欺(ピンクが引っ掛かる!)に等々、刑事ドラマのガジェットを惜しみ無く投入。刑事ドラマと戦隊が見事に融合しています。特に、EPISODE41「トリック・ルーム」(怪人役の声優は『名探偵コナン』の高山みなみ!)は、犯行現場の状況から、怪人が、人間消失使った特殊能力の正体を推理するという、ミステリとしても名作です。
「相棒」と同じく、東映大泉撮影所で撮影(ロケ地がカブってたりします)された、「横の系譜」に属する名作達です。この2作品、未だにDVDを借りてくるんですが、いつも最終回に号泣しちゃいます(笑)それだけ完成度が高い作品です。
東映系の雑誌では、一緒に言及されることもあるんですが、やはり一般誌ではねぇ……
余談ですが、今やってる「炎神戦隊ゴーオンジャー」では、「相棒」のパロディやりました。今井朋彦が「左京」というキャラを演じてました(笑)
ただし、特命係のセットは本物を使用!流石は同じ会社の製作です!
また、「ゴーオン」の監督が「相棒」のファンで、いつも特命係を覗いてる刑事役の志水正義さんが、「ゴーオン」に出演したりもしてます。
ちなみに、「特捜戦隊デカレンジャー」のサブ・プロデューサーだった土田真道さんが、「相棒」に参加されています。「デカレン」の名台詞だった、
デカレッド「行くぜ、相棒!」
デカブルー「相棒って言うな!」
を、いつか右京さんと、新しい相棒に言わせてくれることを期待しています(笑)