映画感想:「空へ ―救いの翼 RESCUE WINGS―」 その2 | PERFECT PERSONAL WORLD

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西に東に、はてしない追っかけ日記

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主人公・川島遥風を演じたのは、今年で16歳、撮影中は15歳!という若さで、23歳の役を演じた高山侑子。
御尊父は、実際に自衛官で訓練中に殉職され、その追悼式で上京した際にスカウトされたという、まさに運命的なキャスティング。

凄いなと思ったのが、自衛官として、ヘリコプターを操縦するシーンは凜とした表情なのに、遥風のプライベートなシーンは全然表情が違って見えたことだ。
16歳という先入観があるからこそ、そこに幼さを感じてしまうが、逆にそこが、遥風の個性に見えてしまう。

手塚監督も、撮影前はやはり、16歳という若さに不安を感じたという。最後はキャスティングした、鍋島プロデューサーの眼力を信じて撮影に臨んだら、23歳の自衛官として成立していて驚いたという。

遥風を見守る、隊長役の三浦友和、班長役の木村佳乃も、それぞれに存在感を示して凄く良かった。木村佳乃は、ドラマ「銀狼怪奇ファイル」以来のファンなのだが(笑)、美しさに加えて、凜としたカッコ良さを感じてしまった。「ゴジラ」シリーズで、ゴジラと闘う自衛官をやって欲しい。

もう一人、ベテランパイロット役の春田純一。今年はドラマ「SP」や、夏の「ゴーオンジャー」の映画でインパクトを残してくれたけど、やはりカッコいい!!

他、整備士役の鈴木聖奈やパイロット役の井坂俊哉、金子賢、特別出演の護衛艦長役の中村雅俊。それぞれに個性的だった。

また、美術の瀬下幸治さん、操演の鳴海聡さん(本年度日本アカデミー賞・特別賞受賞おめでとうございます)、VFXプロデューサーの小川利弘さんといった、手塚監督と共にゴジラを作っていった、スタッフが参加されていて嬉しくもあった。
通常なら、特撮で描くシーンを本物で撮影し得た環境も、手塚監督が培ってきた、過去の作品での自衛隊とのコミュニケーションがあったからこそ、活かしきれたのだと思う。本作では、これまでの監督の作品群と違い、特撮部門の演出者が不在だった分、より手塚監督の理想を実現し得た映画だったと思う。

手塚昌明監督、やはり外さない。