府中・東京競馬場1たまたま見たグリーンチャンネルに刺激されて、40年ぶりに東京競馬場に足を運んだ。私が競馬場に行ったのも、馬券を買ったのも、40年前のただ一回である。嫌いなのではない。寺山修司や山口瞳の競馬本は、貪るように読んだ。にも拘わらず、40年も馬券を買わずに過ごしたのは、ひとえに面倒臭いからなのであった。40年前の東京競馬場の記憶はほぼない。観覧席なども建て替えられているので、今回は初めて見たと言ったほうがいいだろう。内部に入ったとき、なんだか空港に似ているな、という第一印象を持った。調べると、羽田の第2ターミナルを設計した松田平田設計が、ここも手がけている。パドックの様子。ゴール板前。ダートの砂煙。以下続く。