早川書房と東京創元社 | 出ベンゾ記

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ベンゾジアゼピン離脱症候群からの生還をめざして苦闘中。日々の思いを綴ります。

今日、ひさびさに早川書房の前を通ったので、ついでに東京創元社も見ておく気になった。


言うまでもなく、両社は日本の翻訳ミステリ出版の雄。私も中坊の頃から世話になっている。


まずは、神田多町にある早川書房本社。





以外に小さい感じだが、出版でもっとも場所を取るのは倉庫だから、それを切り離してしまえばたいした広さはいらない。

1階はカフェになっていて「サロン クリスティ」という店名だ。



流石は、クリスティのほぼ全作を出版している会社だ。


近接するビルのショーウィンドウにはこんなものが。ハヤカワのロゴ入りの傘だ。ちょっと欲しくなった(笑)。

私が中学生のときに初めて読んだ早川書房の本はこれ。



2度目の異色作家短篇シリーズのレイ・ブラッドベリの巻だ。

さて、神田駅から総武線に乗って飯田橋ヘ。

目白通り沿いに歩いて行くと、初めて見る東京創元社が見つかった。



これは古いなあ(笑)。

中を覗かせてもらう。


大丈夫、本は売れている(笑)。

東京創元社の本で、私が最初に読んだのはこれ。



『アクロイド殺し』と訳されることが多いようだが、英米文学翻訳の大ボス・大久保康雄は、こう訳している。

以来、50年。いまでもお世話になっている両社には、感謝を忘れてはならないだろう。