東京媽祖廟 | 出ベンゾ記

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ベンゾジアゼピン離脱症候群からの生還をめざして苦闘中。日々の思いを綴ります。



JR総武線の大久保駅の北口と南口の間には、小滝橋通りに抜ける裏道が何本かある。


そのうちの一本に入ると…



いきなりこんな建物に出くわす。




東京媽祖廟。道教の神様、媽祖(まそ)を祀る寺院だ。


以下は同廟HPより。


〈媽祖(まそ)は、航海・漁業の守護神として、中国沿海部の福建省や潮州を中心に、台湾では特に篤く信仰されている道教の「海洋を守る女神」です。また天妃娘娘、天上聖母、媽祖菩薩などの尊号が送られています〉


海の女神がなんでこんなところにと思うが、媽祖は海外に散らばった華僑の信仰するところとなり、いまでは健康、安全を守る神とされているようだ。


私が大久保駅を最寄駅の一つとして使うようになって、はや20年近くになるけれど、媽祖廟の萌芽はその頃からあった。


もっとも当時は、安っぽい小さなビルの1階に粗末な祭壇を祀っただけのもので、いったい何をやっているところなのか、かいもく分からなかったのである。


そのうちに、隣の空地に四阿だか亭だかができ、その奥に噴水のようなものもできた。



その後、数年は私の視野から外れてしまったのだが、2年ほど前だったか高架の大久保駅ホームから足下を眺めていると、原色も鮮やかに反り返った屋根が見えた。

ああ、あれか。あれが立派になったのだな。




その立派になった媽祖廟に参ってきた。

4階建てのビルの各階にそれぞれ祭壇があり、媽祖をはじめ関帝などが祀られている。

ウェブを見ると5億円をかけて、完成祝は帝国ホテルで行ったということだ。






下は神籤か。


たまにお参りに来るとしよう。