Sさんから参考書を受け取る当日
車で家まで届けるという
Sさんの提案を却下して←
駅で参考書を受け取ることに
食事もどう?
…と言われていたけれど、
体調がすぐれないからと
今回は参考書だけもらう流れに
持っていきました
そもそもなぜ参考書を借りようとしたのか…
自分の浅い考えがイタいです。
仕事終わりに
駅で待ち合わせ。
当日はSさんも電車で来るのか、
車で来るのかは知りませんでしたor
改札付近で待っていると後ろから
「もこもこちゃん。」
ビクッ
と結構な至近距離で
声をかけられました
思わずびっくりして振り返ると、
少し恥ずかしそうに微笑んだ
Sさんが
至近距離で再び見ると
以前よりお顔のガサガサ具合が
目立ちました!
体調悪いのかしら?
「今日はわざわざ
ありがとうございます!
すごく助かります」
Sさん「全然〜!僕も仕事帰りに
寄っただけだし」
と、Sさんが紙袋に入った
参考書を渡してくれました
私もお礼に、と
少しですがお菓子を渡しました
Sさん「えええ〜!そんな
気を使わなくて
良かったのに!ありがとう〜」
Sさん「そういえば体調は大丈夫?」
「………。(忘れていた)←
……あ!
はい!大丈夫です!」
Sさん「今日はここ(駅)から
歩いて帰るの?」
「そうです。」
Sさん「……。
さ……参考書重くない?
家まで持とうか??」
Sさんの眼鏡の奥の目が
緊張しているのか、泳いでいました
「あ、いや、全然!
家すぐそこなので!
お気遣いありがとうございます!」
Sさん「そっ…そっか…!
でもほんとに??
体調悪いなら僕全然持つよ。」
「いえ!大丈夫です。
ありがとうございます」
日頃グイグイ来られると
折れてしまうタイプですが、
今回は絶対にSさんに送らせない!
と、しっかり引きませんでした
Sさん「そっか…。
僕も今日電車だから、
駅の出口まで送るね!」
ここで解散でいいのにな〜
と、思いましたが
あまりに拒否しすぎるのも
失礼な気もするし、
参考書貸してもらってるし…で
出口まで送ってらうことに
といっても5分ぐらいです。
てくてく
Sさん「参考書、
役に立ったらいいなァ〜」
「ありがとうございます。」
Sさん「返すのは
いつでもいいからね〜」
てくてく
「ありがとうございます。」
てくてく
てくてく
てくて…
バッ!
Sさん「もこもこちゃん……!
全然関係ないんだけどさっ!
ほんとは、僕じゃなくて、
◎◎(幹事さん)と
連絡取りたかったんじゃないの?」
「え?」
急に私の方に体を向けて発言をしたSさん。
なぜいつも
幹事さんの話が出るんだろう?
「あのー…。私は特に幹事さんの
連絡先は知りたいと思ったことは
ないですけど…。」
「誰か何か言ってたんですか?」
Sさん「いやいや!
そうじゃなくて…。
それならいいんだ!
ごめんね変なこと言ったね」
なんだかよくわかりませんが
焦っている様子のSさん。
すぐに駅の出口につきました。
Sさん「参考書、いつでもいいからね。
勉強頑張ってね」
と、さよならしました。
よくわからないSさん。
ただ、再び会ってみて、
はっきりと
恋愛対象ではないと
わかりました
第一印象の時の
違和感って本当に大事!
つづく