Sさんとは
前回の食事の後から
特に連絡は取りませんでした
私にとってSさんは、
恋愛対象ではないので
プライベートの話などの連絡は
必要ありませんでした
それに、
あまり頻繁にこちらから連絡を取ると
私がSさんに好意を抱いていると、
勘違いさせるのも面倒だなと、
一定の距離を保っていました
しかしある日。
Sさん「お疲れ様〜!
久しぶりです〜
〇〇の勉強は進んでる?」
私「ぼちぼちです!
無理のない範囲で進めています。」
Sさん「うんうん。
それが一番だよね〜」
「少しづつ頑張ります!」
Sさん「あのね僕が昔使っていた参考書が
出てきたんだけど、使うかなと思って
この参考書が一番使えたんだよね〜。
役に立つかはわからないけど(笑)」
と、Sさんからの提案でした。
「え!それは嬉しいです。」
単純に、
資格に使えるなら嬉しかったです
Sさん「ほんと?!
じゃあ今度渡しに行こうかな〜。
僕、車で
もこもこちゃんの家まで届けるよ!」
……………………。
うん。
うーーーーん。。
うーーん。。。
家来るの
嫌だなぁ……
私は仲良くない異性に
家を特定されたくありません。
Sさんは、
無理やり家に上がってガバっと
襲ってくるタイプと正反対
その点は安心そうだけど…
何があるのかわからないのが
人間ですからね…
家の特定は避けたい…。
と、躊躇して返信をしないでいると
ピコン
再び連絡が。
Sさん「その前に2人で
食事でもいいね〜
ドライブでもいいし〜。」
おん??
どっ…どっちも嫌だな
あれ?Sさんは後輩的な感じで
私のことを誘ってるんだよね?
よね………?
あれ?
警戒しすぎ?
とりあえず家を確定されたくないので
近くの駅を集合場所にすることに。
「あ、わたしの家分かりづらいので
駅で集合でもいいですか?」
食事とドライブの話はスルー(笑)
Sさん「全然大丈夫〜!
それなら駅の近くでご飯食べようか〜?」
え、食べる方向になってる?
そこで、
「実は最近、忙しくて
体調が良くなくて…。
今回は、
駅で参考書もらうだけでも
大丈夫ですか?」
必殺体調不良アピール。
そして〈今回だけ〉ということで
傷つけないようフォロー(笑)
Sさん「ええっ!大丈夫?
それなら、参考書今度でもいいよ?
無理しないで!」
その流れでは二人でご飯になってしまうー!
「あ!いえ!
参考書すぐに欲しいので!!
貰うだけなら体調大丈夫です!」
Sさん「そう…?
わかった!
それなら持っていくね〜!」
と、参考書をもらう日を決めました
そしてSさんと、
駅で待ち合わせの日が来ました
つづく