をシーズン3まで一気に見てみました

面白かった。

アメリカ西部、イエローストーンで3代にわたって大牧場を営む親子の話。

 

アメリカは移民の国、そこに住むほとんどはいわゆる開拓者の子孫。でも元々は先住民族(インディアン)の土地。それをアメリカが奪い、法律でインディアンを居住地という限定した土地に追いやった。

 

イエローストーンに住み着いたダントン家に対して、インディアンの子孫は元は自分たちの土地だと主張して奪い返そうとする。

 

またイエローストーンの土地の価値に目を付け、空港を作り観光地にして州に莫大な利益をもたらすという条件で州の法律さえ変えて奪おうとする開発ブローカーも現れる。

 

場所はとにかく広い広いアメリカ西部。

その景色は絵にかいたような美しさ、未開発のままの草原や森、川、山、そこには当然巨大熊、鹿、オオカミ、コヨーテが共生している。昔なら当たり前だけど今はあり得ない未開な土地。都会で通用する車や銃ごときでは歯が立たない。

人間も適応し逞しく、自らが馬に跨りライフル銃片手に瞬時に危険に対応して生き抜いていかなければならない。

 

作中で大自然の中での生活を過酷にみせているわけではないだろうけど、満開の星空が拝めようが天井のない青空があろうが、過酷な牧場経営をし続ける魅力が私ごときには到底理解できないです、恐ろしいです。

 

そしてカーボーイの生活は過酷で、労働基準法でアウトです。フィクションだろうけど、カーボーイの成り手が少ないのか、ムショ帰りとかヤバイ経歴の方ばかりしかいない。

イエローストーンは彼らを家畜のように焼き印で縛り忠誠心を誓わせヤバイ仕事で手を汚させそこを出るときは死しかないという掟。

 

イエローストーンをめぐって血で血を洗う抗争が続き、人々は負傷して傷つき、死んで、殺し殺されて。

イエローストーンという土地の争いは戦争の縮図のよう。

「俺の土地だ、誰にも渡さない」

「もとは私たちの土地だった」

「お前だけの土地ではない」

って。

戦争を無くすとしたら

「〇〇の土地」などと地球の歴史からみたら、たかが数十年程度しかそこに住むしか出来ない人間ごときが傲慢な主張をやめればいい、と聞いたことがある。

なんとなく、納得してしまった。

 

 

ルキノ・ヴィスコンティといえば元祖オタ教祖様、と言い切る。

 

やっぱり映画の全編、隅から隅まで目が足りない、一回では無理、登場人物老若男女お衣装や身に着けている帽子手袋に至るまでゴージャスでじっくりと堪能しなければ損。

美形しかいない映画。待って、背景の家具や調度品、食器など細部まで年代物?本物?ちょ、幾らかけて制作してるんだろうか製作費!!

ストーリーがまったく頭に入ってこないという映画、いや、ふつくしい、ふつくしい、芸術だと堪能すればいいだけのこと。

内容は「天才なら変態として突き抜けろ、平凡は芸術ではない」←だいたいこんな意味?友人の助言をもとに美少年(若さ純粋)への憧憬に苦しむ老ピアニストおじさま。

少年愛ではない変態ではないと、時折恍惚の表情を浮かべながらも理性のはざまで葛藤し続けるおじさま。美少年が誘惑しているわけではないのだけど、美少年、あざとい。

 

台詞は少なくて音楽と表情から読みとるので、主人公たちの気持ちの解釈は人それぞれ。

後半の痛いところも触れず、ただただ美美美だったということで。

セーラー服の美少年の衝撃がすごい。天使。燕尾も軍服もやばいでしょう。

おじさん目が釘付けなのわかる。


 

この美はヅカのお耽美至上主義に通じるね。ヅカも参考にされているでしょうね。

 

この美少年役、宝塚でポーの一族でアランを演じた柚香さんならいける、いや、お顔がちょっと似てるかもしれない。

なんて結び付けてしまうのは、現在花組公演中の「巡礼」のリスト役をされているのですが、金髪ワンレンボブカット!

金髪イヤミさん?ちと前髪が違うか、でも美しい。彼女に合わないヅラはない、金髪美少年を地でいける稀有なトップさん。

 

この映画は無いでしょうけど、山猫ならいけそうね。

 

 

アカデミー賞でのウィル・スミスの例の平手事件で自分も昔のことを思い出した。


PTA関係の飲み会で「うちは夫が単身赴任中で」って言ったら「旦那さん若いし不倫してるんじゃない?」ってジョーク好きな母友から言われ、周りもどっと爆笑した。

私がムッとしたらお酒の席楽しい時間、

「ジョーク」「ムキにならないで」「空気読んで」「笑って流せ」って声にはださずもみんなからの圧があって、言われた私が我慢したけど、今でも腹がたつし忘れられない。

当時1人で子育てが大変だったし夫も体力的にも精神的にもきつかったろうし、全然笑えない、ジョークなんて通じなかった。

失言はみんなあるけど大勢の前でああ言うこと言われたら傷つく。

だけど結局、言った方が引っ込みつかないから、言われた方が空気を読んで我慢する風潮、それおかしいと思う。空気が悪くなろうが抗議して良いし、もしくは言った側が謝罪してくれていいよね。

「ジョークだよ?ムキになるなよ」って、あれムカつくよ。


ヘアスタイルでGIジョーなんて誂われた女性が面白くもなんともないジョークに付き合って笑わないといけないの?

周りも悪口中傷で爆笑してて不愉快。


毎年司会者とプレゼンターが出席者たちをいじくるのは恒例で感覚が麻痺している。

ジョークにもならないただ迷惑で失礼極まりない態度でも、お祭りだから、いつもの事だろ?で、笑顔で流されてきて気がする。

まあアカデミーだから高尚なジョークを求めるのもどーかと思うし関係ないけど。


暴力は絶対反対。でもあの集団の「空気読め」みたいな風潮は気に入らないわ。