眼精疲労に効果的なマッサージ
眼精疲労に効果的な目の運動やマッサージ、ツボを紹介します。
最初は、目の疲れを緩和させる眼球体操を紹介します。
まず、目をぎゅっと閉じます。そして、パッと目を開けて、顔は動かさずに視線だけ左に向けます。
同じように、右・上・下に視線を向けます。
この体操を4~5秒間かけて繰り返し、5分間くらい続けてください。
この眼球体操を行うと、眼球の周りに滞った血行が良くなるので、緊張した毛様体筋が柔軟になります。
そして、目の疲労を回復させるのです。
次は、眼精疲労を改善させるマッサージです。こめかみを親指で5秒押します。
そして、薬指で下まぶたの目頭から目尻の方向へ軽くなぞってマッサージします。
最後に、目頭を5秒押しましょう。
これらのマッサージは、目の疲労回復、頭痛、充血に効果的です。
ただし、あまり力を入れてやり過ぎると、シワやたるみができる原因になるので気をつけましょう。
最後はツボ療法です。まず、眼精疲労に効果的なツボの説明です。
「晴明(せいめい)」は、左右の目頭から鼻の方へ少し寄ったところにあるくぼみです。
「魚腰(ぎょよう)」は、眉の中心の下へ少しさがったところにあります。「太陽(たいよう)」は、こめかみから目尻へ向かったところにあるくぼみです。「四白(しはく)」は、小鼻の横にあって、瞳の中心のすぐ下に位置します。
親指の腹で晴明と魚腰をゆっくりと押して、小さな円を描くようにします。太陽と四白は、中指の腹を使ってゆっくりと押して、小さな円を描きます。これを10回ずつ行ってください。疲れがすーっと取れますよ。
つづく
眼精疲労を予防するには?
「眼精疲労」は自覚症状なので、目が疲れた状態が続いていると感じたら、眼科を早めに受診するようにしましょう。
眼科では、涙の量などを調べる検査がいくつか行われ、そこで原因が見つかったら、その対処療法が進められていきます。
ドライアイが原因の場合は人工涙液を用いる治療法が、目の調節機能低下が原因の場合は、それを治療する点眼薬が処方されます。
しかし、そのような治療法で、症状が必ずしも良くなるわけではありません。
長時間のパソコン作業や空調など、生活習慣に原因がある人は、現在の生活環境を変えない限り、眼精疲労は改善されません。
眼精疲労の予防として大切なのが、パソコンは1時間作業したら休憩する、メガネやコンタクトレンズは自分に合ったものを使う、ということです。
それでは、パソコン作業を行う上で、目を守るポイントを紹介します。
パソコンディスプレイの位置は低く設定しましょう。
ディスプレイを目の高さや、それよりも高く設定していると、涙が蒸発しやすくなります。低めの位置に設定して、下へ目線を向かせると、上まぶたが自然と下がってくるので、涙が蒸発するのを抑えられます。
まばたきを意識的にすることも予防法の1つです。
人は集中すると、まばたきの回数が少なくなります。まばたきは、涙を涙腺から分泌させる働きをするので、まばたきを意識的にしましょう。
ドラッグストアなどで販売されている「ホットアイマスク」も効果的です。ホットアイマスクを用いて目を温めることによって、血液循環が良くなり目の疲れが緩和されます。
つづく
眼精疲労とドライアイ
涙の量が少なくなったり、成分の質が変わったりすると、正常な働きができなくなり、乾燥して目が傷ついてしまいます。
このような症状を「ドライアイ」と言いますが、このドライアイを訴える多くの人は、目の疲れも感じています。
また、多くの「眼精疲労」患者は、ドライアイの症状を訴えているようです。ドライアイや眼精疲労の症状がある人は、早めに眼科で検査を受けるようにしましょう。
「涙」は、目の表面を守るのと同時に、滑らかにして映像をより鮮明に見る役割や、異物を取り除く役割などがあります。そのためドライアイを放っておくと、目の表面にある角膜などが傷つき、「角結膜炎」など病気を引き起こす原因になります。
また、アレルギーをもつ人は、目に花粉が入った時に、涙によって洗い出すことができないので、アレルギー症状を悪化させてしまいます。
ドライアイの検査は、涙の量を検査する方法や目の表面を調べる方法などがあります。そして、「ドライアイ」と診断された場合は、次に挙げる治療方法が行われます。
基本的にドライアイの治療には、人工涙液(点眼薬)を用いて涙の量を増やします。目薬にはさまざまな種類がありますが、眼科で処方されたものが一番安心です。
市販されている目薬を購入する場合は、“防腐剤”が含まれていないものを選び、早めに使い切りましょう。また、「ビタミンA」はドライアイに有効なので、ビタミンAが配合されているのもおすすめです。
そのほかの方法として、ドライアイ専用のメガネを使用したり、コンタクトレンズの使用を控えたりして治療します。
つづく
眼精疲労の対策
眼精疲労の対策で大切なことは、まず眼精疲労の原因となっている病気がないかをチェックすることです。
病院でさまざまな検査を受けて、何か病気が見つかったらその治療をします。
原因がはっきりとわからなかった場合にも、細胞の新陳代謝をサポートする「ビタミンB製剤」の点眼によって、症状が緩和させることもあります。
眼鏡やコンタクトレンズを使っている人は、それらがちゃんと目に合っているかをチェックすることも大切です。できれば、眼鏡をいくつか持って、使用する状況によって使い分けて、目に負担をかけないようにすると良いでしょう。
パソコンをよく使用する人は、作業しているときの照明の明るさやパソコンの位置、自分の姿勢をチェックしましょう。パソコンを使うときは、休憩をこまめにとり、目も休めてあげましょう。
軽く体操をするのも大事です。また、部屋が乾燥していたり、目に空調の風が当たったりすることで、「ドライアイ」を起こします。
さらに、周囲の人が吐いたタバコの煙も眼精疲労の原因になります。
これらが原因の場合は、職場に相談しましょう。十分に睡眠をとることも大切です。寝不足になると、目を長い時間使う一方で、休める時間は短くなるため、当然目が疲れた状態になります。
好きな趣味をしたり、スポーツや散歩したりして、ストレスを解消することも対策の1つです。
ただし、いくつものストレスが重なったり、長期間ストレスが続いたりすると、解消する気にもならなくなってしまうことがあります。
そのような場合は、医師に相談して、適切な治療やケアを受けましょう。
明日につづく