声楽のレッスンの前に、うっかり風邪をひいてしまい、またまた声が出にくくなってしまいました。

こう言う時に無理をするとロクなことがないので、先生と相談の結果歌のレッスンそのものはお休みに。

ただ、こういう機会だから、と、「sogno」の歌詞朗読をさせられました…。

英語ならともかく、イタリア語やドイツ語の歌詞を読むのって苦手なんですよ。リズムの取り方がわからないし。

と思って始めたんですが、ダテに1年以上勉強してきたわけじゃないですね。以前より、格段にリズムの取り方が楽になっていました。もちろん、まだまだダメ出しは多いですが、どこにアクセントが来るはずとか、言葉のイメージが最初に比べて身についてきているみたいです。

考えてみたら、最初の頃は辞書すら引けませんでしたが、今は単語見たらだいたい原形が想像つくし(不規則活用する語は無理ですが、そういうのはちゃんと辞書に載ってます)、接頭辞、接尾辞の法則も感覚としてわかってきています。それなりに進歩してるんですね。

もちろん、文法など、システマティックに勉強しているわけではないので、その単語がどの活用形かまではわかりません。なので訳す時には苦労するわけですが。でも、原形がわかるようになっただけで、私としては大進歩です。

というわけで、以前に比べたらかなりスムーズに読めるようになり、音読もそれほど苦痛でなくなりました。(たぶんドイツ語はまだ無理だと思いますが。)

で、今回の宿題は、風邪が治るまでは「イタリア人になったつもりで毎日5回読みなさい」とのこと。まぁ、5回は無理ですが、2回くらいならできそうかな。

週末は二度目のMETライブビューイング。

前回アンコールで観た「カルメン」 がとても良かったので、今回は初日に。でも、一週間限定上映なのがつらいですね。

今回の演目は、ワーグナーの「ニーベルングの指環<序夜>ラインの黄金」。序夜も入れると四部作、全15時間という大作の幕開けです。

この「ラインの黄金」、序夜と言うことで一幕物、四部作の中では一番短いものの、2時間半を超えます。その前にメイキングだのインタビューだのあるので、結果休憩なしの3時間超。観る方も体力勝負。

実は私、DVDでもまだ全作観ていません。三作目の「ジークフリート」で挫折してるかも。だって長いんだもん。まぁ、ライブビューイングで順番にやるそうなので、これが終わるまでにはなんとか観られそうです。

でも、この「ラインの黄金」はしっかり予習しましたし、話の流れもわかりやすいので、楽しく鑑賞しました。

あらすじ等はこちら↓を参照ください。
ラインの黄金 あらすじ -わかる!オペラ情報館

今回のMETは新演出と言うことで、ものすごい大がかりなセット(いや装置?)が用意されていました。

24枚の巨大な板が、縦に並んだり、一部横になったりして、スクリーンにもなり、橋にもなり、スロープにもなる。歌手さんたちはワイヤーで吊られたり、スロープになった板の上を斜めになって歩いたり(ワイヤーで引っ張られながらです)と大変です。

でも、おかげで水の中を泳ぐラインの乙女たちを見ることができました。あれは、すごい。乙女たちが歌うと泡まで出るんですから。

他にも、光る指環とか、炎に包まれたローゲとか、虹色に輝く橋とか、ビジュアル効果は目を見張るものがありました。

肝心の歌の方ももちろん良かったです。ちょっとフリッカ役の歌手さんの体格が立派過ぎるのが気になりましたが。

ライブビューイングだと歌手の表情まで良く見えるのが良いですね。もちろん、ライブの方が断然よいのは当然なのですが、METのオペラはいろんな意味で敷居が高すぎます。今度来日公演がありますが、とてもとても手が出ませんもん。それを、お手軽な価格で鑑賞させていただけるのは有難いことと思います。

それにしても、何度見ても思いますが、ヴォータン、勝手過ぎ(『人でなし』と思ったけど、人じゃないから仕方ないか)。ラインの乙女たち、意地悪すぎ。

ニーベルング族のアルベリヒやミーメ、巨人族の兄弟が気の毒でなりません。アルベリヒ役の方、歌も演技も素晴らしかったのですが、黒人の方だったのでなお、この人種差別の比喩が際立っていました。

続きは来年の春だそうです。次は有名な「ワルキューレ」ですね。やっと人間界が登場します。

【参考】

メトロポリタン・オペラ2010-2011シーズン開幕!!
オープニング・ナイトのNY現地レポート
(最新情報 | METライブビューイング | 松竹)

《ラインの黄金》新演出の魅力をご紹介!NY現地レポート第2弾!
(最新情報 | METライブビューイング | 松竹)

「キャッツ」を観に行った翌日、タイミングが良いのか悪いのか、「メモリー」を練習することに。

この「メモリー」は四季版の最後の場面で歌われる、そう、私が泣かされてしまった場面の歌詞です。

正直、平静で歌えるかどうか心配だったのですが、この日のご指導はピアニストの先生おひとりで、とにかく「もっと感情こめて」と力説されるので、逆にちょっと冷めてしまった天邪鬼な私です。

やっぱり、メロディーきれいだし、ここだけ取り出して歌っても、あの絶唱をイメージするのは難しいですよね。

先生は簡単に場面説明をしてくださったけれど、実際には演目全体をご覧にはなっていないようで、表面的な説明に終わっていましたし。先生、この『さわって』『抱いて』は娼婦としてのセリフではないですよ~(茶化さないでください)、と思わず言ってしまいました。

好きな曲で、しかも前日に感動したばかりだっただけに、できればこの日は歌いたくなかったなー、特に合唱では、と実感した練習でした。だって主旋律歌えないんだもん。


pp4~chorus and etc.-キャッツ


今年はミュージカルづいていると以前に書きましたが、実際そう思います。今年4本目は、劇団四季の「キャッツ」。ある貸切公演に入れてもらうことができました。

「キャッツ」はロンドンのオリジナルキャスト版を何度かDVDで見ていますが、四季版は初めてです。面白いのは、今年今までに観たミュージカルは、興味のない人に話しても何の反応もないことがほとんどですが、「今度キャッツ観にいくの」と言うと、ほぼ例外なく「いいなぁキラキラ」と言われてしまうこと。それほどポピュラーな演目なんですよね。

さて、大きなネコの目が目印のキャッツシアター、劇場内に一歩入ると、もうそこはすでにキャッツ黒猫の世界。壁一面に貼り付けられた「ゴミ(?)」に、円形のステージ。天井も一面にデコレーションがされていて、ホール全体がそのままセットのよう。さすが専用劇場、と思わせます。客席は一番後ろでもステージからは結構近くていい感じ。今回私はA席だったのですが、最後尾に近いというだけで角度的にはかなり見やすい場所、しかも通路に近くてラッキーでした。

開演と共に回転するステージ。暗い場内のそこここに光る猫の目。そこからはあっという間にキャッツの世界。

キャッツは、今まで見たどのミュージカルよりも、ダンスがすごかったです。体にピッタリのタイツということで、引き締まった肢体の躍動感のすごいこと。キレのあるターンに、アクロバティックな動きをしながらも、指先まで伸びた手足。それに加えて、歌う。すごいです。圧倒されます。

どのネコさんもダンスはすごかったのですが、中でもマジック猫ミストフェリーズのグランフェッテとその後のグランジュテには度肝を抜かれましたキラキラ。すごーい。ここでこんなクラシックバレエの大技が見られるなんて。

もちろん歌もすばらしかったです。私は四季のことはほとんど知らないので、キャストの名前を聞いても全くピンと来ないのですが、どなたも安定した歌唱で安心して聞けました。このクウォリティが、四季のすごいところだなぁと思います。

オペラもそうなんだけど、有名な人が何人かいてそのギャラで入場料が跳ね上がる公演より、こうやってカンパニーとしてトータルにまとまっていてくれた方が、個人的には観ていて安心できます。

そして、何度も何度もすぐそばを通るネコさんたち。「ファンタスティックス」では、二階席で指をくわえて見ているしかなかった「キャストさんとの触れ合い」が存分に味わえました。

ストーリーも特にないので、ひたすら楽しいだけで終わるかと思われたこの演目ですが、最後の最後、グリザベラの「メモリー」に心を揺さぶられ、涙が止まらなくなってしまいました…。その後はまたただ楽しかったのに、なぜかずっと落涙してる私…。カーテンコールでネコさんと握手する前には拭ったけど。

久々の四季ミュージカルは大満足でしたキラキラ。やっぱり良いですね。今年はもう一本、「サウンド・オブ・ミュージック」に行く予定ですが、ますます楽しみになりました。

市の合唱祭、無事終了しました。

今回は出番が3回もあったので、実は結構忙しく、他の団体をゆっくり聴く時間がほとんど取れなかったのが少し残念です。(自分の出番の4つ前から直前発声などスタンバイいないといけませんし、途中で着替えもあったので。)

いつものように朝一番でPTAコーラスとそのOG団体で発声~通し練習をした後、大グループの特権か(?)、ステージでも一度歌わせていただき、準備は万端。でも、最後までステップの心配は残りましたが。

PTAコーラスの方は、合同ステージも含めて前半のうちにつつがなく終了。今回は特に大ポカもなかったと思うし、いつものメンバーといつものように楽しく歌えて良かったです。イヤだイヤだと言いながらも日本語の歌詞、なんとか入りましたし。

で、問題の声楽サークルです。

初めての人ばかりなので、付き添い感覚で控室への誘導から直前発声~本番までと、女声メンバーを引き連れて歩きました。なんか、自分が出る、っていう感じじゃなく。本番ステージもこの日三回目だから特に緊張もしないし。

正直、前日までは不安でいっぱいだったんですよね。アンサンブルとして成立するのかどうか。

でも、前日台風の中を押して直前練習にかけつけてくれて、心配なところを頑張って修正したことに、ソプラノメンバーの心意気を感じて、当日は結構落ち着いて行けたように思います。

歌いだしてしまったら、あとは、自分がどれだけ響きのある声を出せるかだけ。あ、もちろん他の人たちとリズムを合わせることも忘れずに…。

今回私、少しだけですが、初めてソロを取らせていただきました。大ホールでソロ、って考えてみたらすごいですよね。機会をくださった先生に感謝。いつもは、周囲の声に紛れてしまう自分の声が、単独で聞かれるわけで…まぁ、なんて恐れ多い! 本当に少しだったのであっという間でしたが、とりあえずコケなくて良かったです。ホッとしました。

終了後、PTAのメンバーとか、いろいろな方から、社交辞令かもしれないけど好評をいただき、嬉しかったです。とりあえずは、色々あったけど、破綻はしなかったし。後ろの方で聞いていた方が「声が良く飛んできてたよ」と言ってくださったのもありがたかったです。

この日は最後の全体合唱でもステージに上がって、二回も歌ってしまったので、都合何回舞台で歌ったんだろう? 全体合唱を一回とすると、五回? インフレですね。

夜は、混声合唱の練習をお休みさせていただいて、声楽サークルの打ち上げへ。

なんと、今は当日のうちにその日の録音をCDでいただけるのですね。打ち上げ会場が完全プライベートルームだったのと、CDプレーヤーがあったので、講師の先生による講評(精一杯好意的に書いてくださって感謝)を聞いた後、その場でみんなで聞きました。

改めて聴いてみると、いろいろあったんだなぁ、と思いましたが、自分の声、ちゃんと入っていてホッとしました。歌は基本当然としても、ハミングでも、結構入るものなんですねぇ。まぁ、録音というものは、聴けば聴くほどアラが見つかるものなので、また反省材料にしたいと思います。まずはテンポでしょうかね。私、明らかに走ってますからあせる

さて、一つ終わるとまた次がすぐに控えています。切り替え切り替え!